01月29日の命日 - 科学者・研究者

弘化3年12月13日

箕作省吾

(1821 - 1847)

地理学者

日本における近代地理学の先駆者で、西洋地理学を紹介した学者です。

箕作省吾は1821年に生まれ、幕末から明治期にかけて地理学の研究と教育に努めました。長崎や横浜で洋書を入手し、地理学の最新知見を紹介して翻訳・解説を行いました。皇学者や外国人技師との交流を通じて測量技術や地図製作法を習得し、日本の地理学教育の基盤を築きました。1847年に急逝するまで、多くの門下生を育成しました。

1847年弘化 12月13日箕作省吾地理学者 1821年

1934年

フリッツ・ハーバー

(1868 - 1934)

化学者

ドイツの化学者で、アンモニア合成法を開発したノーベル賞受賞者。

1868年に生まれ、ハーバー・ボッシュ法と呼ばれるアンモニア合成プロセスを確立し、1918年にノーベル化学賞を受賞した。窒素肥料の大量生産を可能にし、世界的な農業生産性の向上に貢献した一方で、第一次世界大戦で化学兵器の研究にも携わった。研究者としての業績は評価される一方、倫理的議論の対象ともなった。1934年に没し、その功罪は今なお議論を呼んでいる。

1934年フリッツ・ハーバー化学者 1868年

1946年

鳩山秀夫

(1884 - 1946)

法学者

日本の法学者。憲法学を専門とし、東京帝国大学で教鞭を執った。

1884年に東京で生まれた。東京帝国大学法科大学を卒業後、同大学教授として憲法学を研究・教育。立憲主義や民主主義の理論的基盤を追求し、多くの論文を発表。戦前から戦後初期にかけて法学界を牽引し、後進の育成に尽力した。 1946年1月29日に逝去し、学問的遺産は現在も高く評価される。

1946年鳩山秀夫法学者 1884年

1952年

本多静六

(1866 - 1952)

林学者

日本の林学者・環境保護運動の先駆者。植林活動や森林保全に尽力した。

1866年に熊本で生まれる。東京帝国大学農科大学教授として森林学を教え、日本各地で植林運動を展開。『貯金十訓』などの著作で個人の貯蓄と資産形成を啓蒙し、経済面でも影響を与えた。生涯で東京近郊に100万本以上の樹木を植えるなど、環境保全の重要性を広く訴えた。 1952年1月29日に逝去し、日本における森林保護とエコロジー思想の先駆者として評価される。

1952年本多静六林学者 1866年

1979年

萩原雄祐

(1897 - 1979)

天文学者

星雲・銀河の観測で貢献した日本の天文学者。

1897年、東京に生まれる。東京帝国大学理学部卒業後、天文台に勤務。星雲や銀河の撮影・分光観測を行い、天体の構造解明に寄与。特に変光星や星団の研究で業績を残す。 1950年代から後進の育成にも力を入れ、日本の天文学発展に貢献。 1979年1月29日に逝去、享年82。

1979年萩原雄祐天文学者 1897年

1995年

服部四郎

(1908 - 1995)

言語学者

日本の言語学者。

1995年服部四郎言語学者 1908年

2020年

フランク・プレス

(1924 - 2020)

地球物理学者、元米国科学アカデミー会長

地球物理学者元米国科学アカデミー会長

アメリカの地球物理学者。米国科学アカデミー会長として研究支援を推進。

1924年アメリカ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で地球物理学を学ぶ。ケネディ政権下で大統領科学技術顧問を務める。 1981年から1993年まで米国科学アカデミー会長として活動。プレートテクトニクスや地震学の研究で世界的に知られる。 2020年に95歳で永眠した。

2020年フランク・プレス米国科学アカデミー 1924年

2020年

原田武

(1933 - 2020)

仏文学者、大阪外国語大学名誉教授

仏文学者大阪外国語大学名誉教授

日本の仏文学者。大阪外国語大学で教授を務め、研究と教育に尽力した。

1933年東京生まれ。大阪外国語大学でフランス文学を専門に教鞭を執る。中世フランス文学から近代作家研究まで幅広い分野で業績を挙げる。翻訳や論文を多数発表し、学界の発展に貢献。教育者として後進の育成にも尽力した。 2020年に87歳で永眠した。

原田武大阪外国語大学 1933年

2023年

ロジャー・シャンク

(1946 - 2023)

人工知能学者、認知心理学者、学習科学者、起業家

人工知能学者認知心理学者学習科学者起業家

1946年生まれのアメリカの人工知能学者、認知心理学者、学習科学者、起業家。

ロジャー・シャンク 1946年