01月28日の命日 - 科学者・研究者

1687年

ヨハネス・ヘヴェリウス

(1611 - 1687)

天文学者

月面の詳細な地図を作成したポーランド出身の天文学者。

ヨハネス・ヘヴェリウスは1611年にダンツィヒ（現グダニスク）で生まれ、自作の望遠鏡で彗星や衛星の観測を行った。彼は彗星の尾の変化を記録し、月面のクレーターや山脈を詳細に描写した月面図を発表した。天文年鑑『星表』を刊行し、当時の天文学界に大きな影響を与えた。企業的な観測所を設立して後進の教育にも力を注ぎ、天文観測技術の発展に寄与した。1687年1月28日に没し、その業績は後世の科学者にも評価され続けている。

1687年ヨハネス・ヘヴェリウス天文学者 1611年

1688年

フェルディナント・フェルビースト

(1623 - 1688)

康熙帝に仕えたイエズス会宣教師

清朝・康熙帝に仕えたイエズス会の宣教師で天文学者。

フェルディナント・フェルビーストは1623年にフランドル地方で生まれたイエズス会士で、中国に渡り宣教師として活動した。康熙帝の信任を得て宮廷天文学者となり、暦法の改良や天体観測に従事した。北京に天文台を設立し、経緯儀やアストロラーベなどの天文機器を製作した。宣教師としてキリスト教の布教活動を行いながら、現地の学者との文化交流を推進した。1688年1月28日に北京で没し、その業績は中国天文学の発展に大きく寄与した。

1688年フェルディナント・フェルビースト康熙帝イエズス会宣教師 1623年

1829年

アルプレヒト・ベルブリンガー

(1770 - 1829)

発明家、航空研究家

発明家航空研究家

ドイツの発明家・航空研究家。自作のグライダーでドナウ川横断を試みたが失敗したことで知られる。

アルプレヒト・ベルブリンガー（1770-1829）は、ドイツ出身の発明家・航空研究家。レークフラック近郊の革製品職人として働きつつ、空を飛ぶ機械の研究に没頭した。自作のグライダーで1811年にドナウ川横断を試み、壮大な飛行計画を立案したが着水失敗に終わった。その飛行実験は当時の大衆の注目を集め、航空機開発の草創期に影響を与えた。後年は発明活動を続けたものの、資金難や理解不足に苦しみ、1829年に亡くなった。

1829年アルプレヒト・ベルブリンガー発明家 1770年

文政13年1月4日

児玉南柯

(1746 - 1830)

儒学者

江戸時代中期の儒学者。経学を講じ、門人の育成に尽力した。

児玉南柯（1746-1830）は江戸時代中期の儒学者。美作国（現在の岡山県）出身とされ、藩校などで経学を講じた。孔子の教えを重んじ、朱子学の解釈と教育方法を広めた。多くの門人を輩出し、地方における儒学普及に大きく貢献した。著作は限られるものの、その教えは後世の儒学研究に影響を与えている。

1830年文政 1月4日児玉南柯儒学者 1746年

1864年

エミール・クラペイロン

(1799 - 1864)

物理学者

フランスの物理学者。気体の状態方程式や熱力学の基礎を築いた。

エミール・クラペイロン（1799-1864）は、フランスの物理学者・工学者。気体の状態方程式（クラペイロンの式）を導出し、熱力学の理論構築に貢献した。カルノーサイクルの研究を発展させ、クラペイロン・クラウジウスの理論的基礎を提供した。土木工学や機関工学の分野でも応用研究を行い、橋梁やポンプの設計に寄与した。彼の理論は後の熱力学・エンジニアリングに大きな影響を与えた。

1864年エミール・クラペイロン物理学者 1799年

1900年

ハンス・ブルノ・ガイニッツ

(1814 - 1900)

地質学者、古生物学者

地質学者古生物学者

19世紀のドイツの地質学者・古生物学者。地層研究と化石分類に功績を残しました。

ハンス・ブルノ・ガイニッツは1814年にドイツ王国のドレスデン近郊で生まれました。ライプツィヒ大学で地質学を学び、後に教授として後進の教育にも尽力しました。彼はザクセン地方を中心に地層調査を行い、古生物学的観点から化石の分類・研究を進めました。特に石炭紀やペルム紀の地層とそこから産出される化石の研究で知られ、多数の論文を発表しました。その業績は地質学の基礎資料として現在も参照され、近代古生物学発展の礎となっています。 1900年1月28日に85歳で没し、生涯を通じて自然史研究に貢献しました。

1900年ハンス・ブルノ・ガイニッツ地質学者古生物学者 1814年

1942年

荒木寅三郎

(1866 - 1942)

医学者

日本の医学者。基礎医学研究と医学教育の発展に貢献しました。

荒木寅三郎は1866年に生まれ、東京帝国大学医学部で学びました。卒業後は基礎医学と病理学の研究に従事し、多数の論文を発表しました。その研究は感染症や組織学の理解に寄与し、日本の医学研究の基礎を築きました。また大学教授として後進の医師や研究者を育成し、医学教育の充実に貢献しました。 1942年1月28日に没し、生涯を通じて医学の発展に尽力しました。

1942年荒木寅三郎医学者 1866年

1946年

ヤン・ヴォルチェ

(1891 - 1946)

天文学者

オランダの天文学者。銀河系の研究に貢献しました。

ヤン・ヴォルチェは1891年にオランダで生まれ、天文学者として活動しました。主に天体観測と天体力学の分野で研究を行い、銀河系の構造解明に取り組みました。分光観測技術を活用し、星団や星間物質の分布に関するデータを収集しました。また大学や研究機関で後進の育成に携わり、多くの天文学者を指導しました。 1946年1月28日に没し、その研究成果は後世の天文学発展に寄与しました。

1946年ヤン・ヴォルチェ 1891年

1971年

ドナルド・ウィニコット

(1896 - 1971)

心理学者

英国の小児科医・精神分析家で、発達心理学に革新をもたらした研究者。

1896年にイギリスで生まれ、小児科医として児童福祉に携わりました。その後精神分析を学び、タヴィストック・クリニックで活躍。『十分に良い母親』や『トランジショナル・オブジェクト』などの概念を提唱し、子どもの発達理解に新たな視点を提供しました。著書や論文は心理療法や教育の分野で広く引用され続けています。

1971年ドナルド・ウィニコット心理学者 1896年

1975年

山崎定次郎

(1889 - 1975)

タンチョウの保護に努めた人物

タンチョウの保護活動に人生を捧げた日本の自然保護活動家。

1889年生まれの山崎定次郎は日本におけるタンチョウの保護活動に尽力した。タンチョウの生息地を調査し、保護区設置を提唱。地域住民と協力し餌場整備や幼鳥保護に取り組んだ。戦後の乱獲や環境破壊からタンチョウを守るため講演や執筆活動を展開した。1975年に逝去し、その功績は今も自然保護の先駆けとして語り継がれている。

山崎定次郎タンチョウ 1889年

1980年

柴田雄次

(1882 - 1980)

化学者

有機化学の研究に貢献した日本の化学者。

1882年生まれの柴田雄次は日本の化学者。主に有機化学の分野で新たな合成法の研究を行い、学術論文や著書を通じて成果を発表した。大学教授として多くの学生を指導し、日本の化学界の発展に寄与した。晩年まで研究と教育に情熱を注ぎ、1980年に逝去した。彼の研究成果は現在の化学研究にも影響を与え続けている。

1980年柴田雄次化学者 1882年

1986年

ジュディス・レズニック

(1949 - 1986)

技術者、宇宙飛行士

技術者宇宙飛行士

アメリカの技術者であり宇宙飛行士。NASAのスペースシャトルミッションに参加し、チャレンジャー号事故で殉職しました。

1949年4月5日、オハイオ州アクロンに生まれる。カーネギーメロン大学とメリーランド大学で工学を学び、博士号を取得。 1978年にNASAの宇宙飛行士候補に選抜され、1984年のSTS-41-Dで初飛行。 1986年のSTS-51-Lチャレンジャー号ミッションで2度目の飛行中に事故で亡くなりました。女性技術者として重ねた功績は、その後の宇宙開発に大きな影響を与えました。

ジュディス・レズニック 1949年