1621年
パウルス5世
(1552 - 1621)
第233代ローマ教皇
第233代ローマ教皇
17世紀初頭に教皇位にあり、サン・ピエトロ大聖堂の建設を推進したローマ教皇。
1552年にヴェネト地方のヴィチェンツァで貴族の家に生まれ、ローマ教皇となる前はバチカンで外交や教義の調停に携わった。1605年に教皇パウルス5世として即位し、教会改革を推進するとともに教会権威の強化を図った。サン・ピエトロ大聖堂やローマ水道の再建を進め、都市の美化と教会施設の整備に尽力した。ベネディクトゥス13世らとの論争やベニス共和国との対立で教皇権を主張し、複数の著作を通じて教義を擁護した。ガリレオ・ガリレイに対する審問で厳しい態度を示し、近代科学との摩擦も生じた。1621年1月28日に没し、その死後も建築遺産や教皇権強化の業績が評価され続けた。
1621年
パウルス5世
ローマ教皇
1552年