01月28日の命日 - 政治家・指導者

814年

カール大帝

(742 - 814)

カロリング朝フランク王国王

西ヨーロッパを統一し、800年に神聖ローマ皇帝として戴冠されたカロリング朝の王。学芸の保護者として中世ヨーロッパ文化の発展に貢献した。

742年にフランク王国で生まれたカール大帝は、768年に父ピピン3世の跡を継いで王位に就いた。征服戦争を通じて西ヨーロッパの大部分を統一し、774年にはロンバルド王国を征服した。800年にはローマ教皇レオ3世により神聖ローマ皇帝として戴冠され、キリスト教世界の世俗的指導者となった。教育や学芸の振興を図る「カロリング・ルネサンス」を推進し、修道院学校の整備や写本の保存に尽力した。法典集『カロルス大帝法令集』を編纂し、領国内の統治制度を整備した。814年1月28日にアーヘンで没し、カロリング帝国はその後もしばらく繁栄を続けた。

814年カール大帝カロリング朝フランク王国 742年

1547年

ヘンリー8世

(1491 - 1547)

イングランド王

テューダー朝のイングランド王として宗教改革を推進し、6度の結婚で知られる。

1491年にヨークシャーで生まれたヘンリー8世は1509年にテューダー朝の王位を継承し、イングランド王として即位した。ローマ教皇クレメント7世との離婚問題を契機にイギリス国教会を独立させ、宗教改革を断行した。発言「至上の首長」宣言により教会の最高権威となり、修道院の解散や財産の没収を行った。6度の結婚を経て男子後継者を求め、その情熱的な私生活は後の政治を大きく左右した。文芸や音楽を奨励し、ルネサンス文化をイングランドに根付かせた。1547年1月28日に死去し、その死後も彼の改革はイギリスの歴史に深い影響を残した。

1547年ヘンリー8世イングランド 1491年

慶安2年12月26日

細川光尚

(1619 - 1650)

第2代熊本藩主

江戸時代初期の肥後熊本藩主として藩政を安定させた大名。

1619年に生まれた細川光尚は、1632年に父忠利の死去に伴い第2代熊本藩主となった。藩財政の再建や領内治水に取り組み、天領との関係調整にも尽力した。城下町の整備や農地開発を進め、領民の暮らしを安定させた。江戸幕府との関係を強化しながら藩主としての権威を保った。慶安2年12月26日（1650年1月28日）に薨去し、後を嫡男が継承した。

1650年慶安 12月26日細川光尚熊本藩主 1619年

1794年

アンリ・ド・ラ・ロシュジャクラン

(1772 - 1794)

ヴァンデの反乱指導者

ヴァンデ地方の反乱で若くして指導者となったフランスの貴族出身将軍。

アンリ・ルイ・マリー・ド・ラ・ロシュジャクランは1772年に貴族の家に生まれ、1789年のフランス革命後に王党派に加わった。1793年のヴァンデ反乱では若干20歳ながら反乱軍の総司令官として指揮を執り、その勇猛果敢な戦略で多数の勝利を収めた。彼のカリスマ性と指導力は農民兵の士気を高め、「若きロシュジャクラン」と称えられた。反乱軍は一時的に国民公会軍を支配圏から締め出すなど大きな脅威となった。1794年1月28日に処刑され、ヴァンデの反乱は鎮圧されたが、彼の英雄的行動は後世に語り継がれている。

1794年アンリ・ド・ラ・ロシュジャクランヴァンデの反乱 1772年

1859年

ゴドリッチ子爵フレデリック・ジョン・ロビンソン

(1782 - 1859)

政治家、イギリス首相

政治家イギリス首相

イギリスの政治家。1827年から1828年にかけて首相を務めた。

フレデリック・ジョン・ロビンソン（1782-1859）は、イギリスの政治家・貴族。ゴドリッチ子爵として1827年に枢密院議長および首相に就任し、約六か月間政権を率いた。財政改革や自由貿易の促進を試みたが、議会内の閣僚間対立により短命政権となった。その後は財務大臣や外務大臣などを歴任し、幅広い行政経験を積んだ。晩年は上院で貴族として政治活動を続けた。

1859年ゴドリッチ子爵フレデリック・ジョン・ロビンソンイギリス首相 1782年

1889年

同慶帝

(1864 - 1889)

ベトナム皇帝

グエン朝第12代ベトナム皇帝。在位中はフランス保護領化が進行した。

同慶帝（1864-1889、在位1885-1889）は、グエン朝第12代皇帝。実名はグエン・フイ（Nguyễn Phúc Ưng Đường）、1885年に母とフランスの支援を受けて即位した。治世中、フランス保護領としての統治体制が強化され、主権は大きく制限された。皇帝としての権威を保とうとしつつも、複雑な国際政治に翻弄された。若くして崩御し、在位4年足らずであったが、ベトナム近代史の転換期を象徴する存在となった。

1889年同慶帝ベトナム皇帝 1864年

1926年

三浦梧楼

(1847 - 1926)

駐朝鮮公使、枢密顧問官

駐朝鮮公使枢密顧問官

日本の外交官・軍人。駐朝鮮公使や枢密顧問官を務めました。

三浦梧楼は1847年に生まれ、日本陸軍で将校としてキャリアを開始しました。明治時代後期に駐朝鮮公使に任命され、外交交渉や情報収集に携わりました。その後、枢密顧問官として朝鮮政策をはじめとする政府の重要事項に助言しました。彼の活動は日朝関係に深い影響を与え、後の朝鮮併合への基盤形成に関与したとされます。 1926年1月28日に没し、近代日本外交史の論争的な人物として知られています。

1926年三浦梧楼公使 1847年

1926年

加藤高明

(1860 - 1926)

政治家、第24代内閣総理大臣

政治家第24代内閣総理大臣

日本の政治家。第24代内閣総理大臣を務めました。

加藤高明は1860年に現在の熊本県で生まれ、東京帝国大学で法学を学びました。外務官僚として外交に携わった後、政友会で要職を歴任し、政界での影響力を高めました。 1924年、護憲三派の連携によって第24代内閣総理大臣に就任し、軍縮や減税を柱とする政策を推進しました。大正デモクラシーの時代を代表するリベラルな政治家として国内外に影響を与えました。在任中の1926年1月28日に没し、その業績は日本政治の近代化に寄与しました。

加藤高明内閣総理大臣 1860年

1951年

カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム

(1867 - 1951)

政治家、フィンランド大統領

政治家フィンランド大統領

フィンランドの軍人・政治家で、同国の国家元首を務めた指導者。

1867年にフィンランドで生まれ、ロシア帝国軍で将校としてのキャリアを開始しました。第一次世界大戦後はフィンランド独立運動に参加し、内戦では白衛軍の最高司令官として勝利に導きました。後にフィンランド共和国の元帥となり、第二次世界大戦中も国家の防衛を指導。1944年から1946年まで大統領を務め、戦後復興に尽力しました。その功績からフィンランドの国民的英雄として称えられています。

1951年カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイムフィンランド大統領 1867年

1956年

緒方竹虎

(1888 - 1956)

内閣官房長官、副総理

内閣官房長官副総理

戦前の日本政府で内閣官房長官や副総理を歴任した政治家。

1888年に生まれ、官僚としての経験を積んだ後、政界に進出しました。内閣官房長官として政策調整を担当し、副総理として政府運営に深く関与。外交や内政の要職を務め、国政の安定に寄与しました。政治家としての幅広い知見を生かし、多くの重要な決断に関わった人物です。

1956年緒方竹虎内閣官房長官副総理 1888年

1975年

アントニーン・ノヴォトニー

(1904 - 1975)

指導者

チェコスロバキアの共産党指導者として国家元首を務めた政治家。

1904年に生まれ、1930年代から共産党に参加しました。第二次世界大戦後は共産主義体制の中枢で活動し、1953年から第一書記、1957年から1968年まで大統領を務めました。在任中はソビエトの影響下で国家運営を行い、プラハの春を迎える前の時期を指導。その後も党内で重要な役割を担い、1975年に逝去しました。

1975年アントニーン・ノヴォトニー 1904年

2004年

池田行彦

(1937 - 2004)

政治家、第119 120代外務大臣、第50代防衛庁長官、第7代総務庁長官

政治家第119 120代外務大臣第50代防衛庁長官第7代総務庁長官

日本の政治家。外務大臣や防衛庁長官など要職を歴任し、国際政治に貢献した。

1937年に生まれ、政治家としての道を歩む。自由民主党に所属し、外交・安全保障政策に深く関与した。 1990年代初頭に第119・120代外務大臣を務め、日本の対外関係の強化に尽力。また、第50代防衛庁長官や第7代総務庁長官として行政改革や安全保障の充実を図った。冷戦終結後の国際環境の変化に対応しつつ、日本の立場を発信した。 2004年1月28日に逝去し、政治界におけるその業績は高く評価されている。

2004年池田行彦外務大臣防衛庁長官総務庁長官 1937年