01月27日の誕生日 - 科学者・研究者

1832年

ルイス・キャロル

(1832 - 1898)

童話作家、数学者

童話作家数学者

イギリスの数学者・論理学者であり、童話作家。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン。『不思議の国のアリス』などで世界的に知られる。

1832年イングランドに生まれ、本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンとしてオックスフォード大学に籍を置く。数学や論理学の研究を行う傍ら、筆名ルイス・キャロルで児童文学を執筆。 1865年に発表した『不思議の国のアリス』は言葉遊びと奇想天外な世界観で人気を博し、後のファンタジー文学に大きな影響を与えた。続編『鏡の国のアリス』ではさらなる創造性を発揮し、多くの学者や芸術家に研究対象とされた。晩年も数学的パズルや写真撮影に熱中し、1898年に世を去った。

1832年ルイス・キャロル童話作家数学者 1898年

天保9年1月2日

町田久成

(1838 - 1897)

東京国立博物館初代館長

明治期の政治家・博物館学者。東京国立博物館初代館長を務めた。

1838年に江戸で生まれ、長州藩士として尊王攘夷運動に参加。明治政府に仕えた後、1872年に東京国立博物館の初代館長に就任。日本美術品の収集・保存・展示に尽力し、文化財保護の先駆者となった。欧米の博覧会へも出品し、日本文化の国際的評価向上に寄与。神社仏閣の調査や文物研究でも功績を残し、1897年に没した。

1838年天保 1月2日町田久成東京国立博物館 1897年

嘉永2年1月4日

折田彦市

(1849 - 1920)

第三高等学校校長

明治期の教育者。第三高等学校（現京都大学）校長を務めた。

1849年に現在の福岡県で生まれる。京都帝国大学で法学を修めた後、文部省に入省。 1894年から第三高等学校校長として、欧米の教育制度を導入しカリキュラム改革を推進。学術研究と人格教育の両立を目指し、多くの人材を輩出した。地方教育の振興にも尽力し、1920年に没する。

1849年嘉永 1月4日折田彦市第三高等学校 1920年

1853年

ヨハネス・ユストゥス・ライン

(1853 - 1918)

地理学者、日本学者

地理学者日本学者

ドイツ生まれの地理学者、日本研究の先駆者。

ヨハネス・ユストゥス・ラインは1853年にドイツで生まれ、日本の地理学と文化研究に生涯を捧げた。\n来日経験を通じて日本各地を訪れ、詳細な地図や紀行文を著し、欧州に日本理解を広めた。\n帰国後も講義や著作を通じて日本学を牽引し、後進の育成にも尽力した。\n『日本の地理』などの著書は今なお学術資料として参照される。\n1918年に逝去するまで、日独間の学術交流を深める架け橋となった。

1853年ヨハネス・ユストゥス・ライン地理学者日本学者 1918年

1856年

エドワード・ポールトン

(1856 - 1943)

生物学者

イギリスの生物学者、色彩適応の研究で知られる。

エドワード・ポールトンは1856年にイギリスで生まれ、ダーウィンの自然選択説を支持して動物の色彩適応や保護色の研究を進めた。\nオックスフォード大学で生物学教授を務め、多くの実験と観察を通じて進化生物学の基礎を築いた。\n昆虫や鳥の色彩変異に関する論文を発表し、生態学への関心を広める役割を果たした。\nまた一般向けの著作を通じて科学知識の普及にも貢献した。\n1943年に逝去し、生物学史に名を残す研究者となった。

1856年エドワード・ポールトン生物学者 1943年

1864年

ジョン・ウォルター・グレゴリー

(1864 - 1932)

地質学者、探検家

地質学者探検家

イギリスの地質学者、探検家。大地溝帯の研究で知られる。

ジョン・ウォルター・グレゴリーは1864年にイギリスで生まれ、地質学者としてアフリカ東部の大地溝帯を調査した。\n著書『大地溝帯』は地質学界に大きな影響を与え、後続研究の基礎を築いた。\n北極圏や南米など多様な地域を探検し、地形や火山活動の記録を残した。\n学術機関で教鞭を執り、次世代の地質学者育成にも貢献した。\n1932年に逝去し、探検と研究を両立させた先駆者として知られる。

1864年ジョン・ウォルター・グレゴリー地質学者探検家 1932年

1886年

ラダ・ビノード・パール

(1886 - 1967)

法学者、極東国際軍事裁判判事

法学者極東国際軍事裁判判事

インドの法学者、極東国際軍事裁判の判事として知られる。

ラダ・ビノード・パールは1886年にインドで生まれ、海外で法学を学んだ。\n帰国後は法曹界で活躍し、1946年に極東国際軍事裁判の判事に任命された。\n同裁判では唯一の無罪評決を示し、法的判断と道義の問題を提起した。\nその意見は国際法研究に深い影響を与え、後世に議論を呼び続けた。\n1967年に逝去し、その勇気ある判断は今日も評価されている。

1886年ラダ・ビノード・パール極東国際軍事裁判判事 1967年

1891年

高橋亀吉

(1891 - 1977)

経済学者

日本の経済学者、戦後経済政策の研究に取り組んだ。

高橋亀吉は1891年に生まれ、日本の大学で経済学の教育・研究に従事した。\n租税制度や財政政策の実証分析を得意とし、論文を多数発表した。\n戦後は経済復興に関する政策提言も行い、官民双方から注目された。\n教授として多くの学生を育成し、経済学界に貢献した。\n1977年に逝去し、その業績は現代日本の経済学研究に影響を与え続けている。

高橋亀吉経済学者 1977年

1893年

矢内原忠雄

(1893 - 1961)

経済学者、東京大学学長

経済学者東京大学学長

日本の経済学者。東京大学学長を務め、戦後の経済学教育と研究の発展に貢献した。

1893年東京に生まれる。東京帝国大学で経済学を学び、労働経済や社会政策の研究に従事。戦時中も理論研究を続け、戦後は東京大学教授に就任。 1959年から学長として大学改革を推進し、多くの人材を育成。日本の経済学界に大きな足跡を残す。 1961年に逝去。

矢内原忠雄経済学者東京大学 1961年

1903年

ジョン・C・エックルス

(1903 - 1997)

神経生理学者

オーストラリアの神経生理学者。シナプス研究で1963年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

1903年にオーストラリアで生まれる。神経細胞の電気的特性とシナプス伝達の研究に従事。 1937年からケンブリッジ大学で研究を進める。 1963年にノーベル生理学・医学賞を受賞。多くの著書や講演を通じて神経科学の普及に貢献。 1997年に逝去。

1903年ジョン・C・エックルス 1997年

1913年

森下正明

(1913 - 1997)

生態学者、京都大学名誉教授

生態学者京都大学名誉教授

日本の生態学者。京都大学で長年にわたり教鞭を執り、山岳生態系の研究と環境保全に貢献した。

1913年に生まれ、京都帝国大学理学部で学ぶ。卒業後は山岳生態系の研究に従事し、数多くの論文を発表。 1960年代以降、環境保全の重要性を提唱。京都大学で後進の育成に尽力し、名誉教授に就任。国際学会でも研究成果を発表し、世界的に評価される。 1997年に逝去。

1913年森下正明生態学者京都大学名誉教授 1997年

1936年

サミュエル・ティン

物理学者、ノーベル物理学賞受賞者

物理学者ノーベル物理学賞受賞者

アメリカの物理学者。1976年にJ/ψ粒子の発見によりノーベル物理学賞を受賞。

ミシガン州デトロイトに生まれ、MITで物理学を学ぶ。 1964年にバークレー国立研究所に参加し、バートン・リヒターとともにJ/ψ粒子を独立に発見。この業績により、1976年にノーベル物理学賞を受賞した。その後も加速器物理学や陽電子陽電子衝突実験の研究を主導し、国際的に高い評価を得ている。研究教育に貢献し、多数の博士を指導した。

1936年サミュエル・ティン物理学者ノーベル物理学賞