ピグミーランタンはボロニア属の植物で、ミカン科の常緑低木です。オーストラリア原産で、花と葉から柑橘系の爽やかな香りがするのが特徴です。非常に美しい花を咲かせ、自宅でも栽培されることがありますが、中級者から上級者向けの植物とされています。香料の原料としても利用されています。
注意: 特に注意事項はありません
食用には適しません
症状: 特に毒性は報告されていません
オーブリエチアは地中海沿岸からイランにかけて分布するアブラナ科の多年草です。草丈15～20cm程度で、茎は半ば這うように伸びてクッション状に茂ります。春に2cm前後の紫やピンクの花を株を覆うほどたくさん咲かせます。高温多湿が苦手で、夏に冷涼な地域では美しく咲きます。ヨーロッパでは春の花壇の縁取りやロックガーデンに利用されています。
注意: 特に注意事項はありません
食用には適しません
症状: 特に毒性は報告されていません
クンシランは南アフリカ原産のヒガンバナ科の多年草です。名前に「蘭」とありますがラン科ではありません。濃い緑色で肉厚な葉が孔雀のように羽根を広げたような姿をしており、春に茎の先に橙色の美しい花を15～20個ほど咲かせます。開花には10度以下の低温に60日間ほど当たることが必要で、晩秋には赤い実をつけます。室内での栽培に適しており、観葉植物としても人気があります。
注意: 特に注意事項はありません
食用には適しません
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 全草
症状: 軽度の胃腸障害を起こす可能性があります
ヒヤシンスは地中海東部沿岸からイラン、トルクメニスタン付近が原産のキジカクシ科の球根性多年草です。春に香りのよい花を総状花序に咲かせ、白色の品種は特に清楚で美しい印象を与えます。古くから栽培され、現在では約2000種類の園芸品種が存在します。水耕栽培も可能で、室内での栽培も楽しめます。16世紀にトルコからヨーロッパに持ち込まれて以来、人気の球根植物として親しまれています。
注意: 球根には有毒成分が含まれているため注意が必要
食用には適しません
毒性レベル: 中程度
有毒部位: 球根
症状: 球根を誤食すると吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れる可能性があります
アマリリスは中南米原産のヒガンバナ科の球根性多年草です。花径10～20cmもある鮮やかな色の大きな花を、すっと立ち上がる太い茎の先に2～4個咲かせます。茎は太くて中は空洞になっており、つぼみのときは上を向いているのに花が開くと横向きになるのが特徴です。5月から6月に主に開花し、遅咲き種は10月に咲きます。冬になると地上部が枯れて休眠します。
注意: 球根には有毒成分が含まれているため注意が必要
食用には適しません
毒性レベル: 中程度
有毒部位: 球根
症状: 球根を誤食すると吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れる可能性があります
オジギソウは南アメリカ原産のマメ科の多年草（日本では一年草扱い）です。最大の特徴は触れると葉が閉じる運動で、刺激を受けてから0.1秒後に反応し、再び開くまでに約30分かかります。この運動は自らの身を守るためのメカニズムです。夏にピンクの球状の可愛らしい花を咲かせ、茎には逆棘があります。江戸時代後期にオランダ船によって日本に持ち込まれました。
注意: 自己判断での薬用利用は避けてください
一般的には食用には適しません
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 種子
症状: 種子には軽度の毒性があると報告されていますが、一般的な観賞用途では問題ありません