初天神

国・地域: 日本

天神様の縁日は毎月25日で、1年の最初の縁日である1月25日を「初天神」という。天神様の祭神菅原道真公の誕生日が6月25日、命日が2月25日というところから、毎月25日が縁日になっている。

天神様の縁日の1年最初にあたる1月25日を「初天神」と呼びます。学問の神様、菅原道真公を祀る縁日で多くの参拝者が訪れます。
初天神は毎月25日に行われる天神様の縁日のうち、年始最初にあたる1月25日の祭礼です。菅原道真公の誕生日(6月25日)と命日(2月25日)にちなみ、学業成就や合格祈願の参拝が盛んに行われます。梅の花が咲き始める時期でもあり、梅柄の絵馬や置物が人気を集めます。特に大宰府天満宮や北野天満宮などでは「初天神市」として縁日市が立ち、露店や和菓子などを楽しめます。正月気分が残る中、学問の道へ意欲を新たにする行事として親しまれています。
天神 日本 菅原道真 6月25日 2月25日

鷽替え神事

国・地域: 日本

古来より、天神様ゆかりの鳥として親しまれている小鳥の「鷽」。初天神の1月25日に木彫りの「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」。普段知らず知らずのうちに使う「嘘」を、天神様の「まこと」に替えていただき、正しい幸運を招くことを祈念する。凶事をうそにして、幸運に替えることを念願して、江戸時代のはじめから始まったと云われている。

「鷽(うそ)」という木彫りの鳥を新旧交換することで、嘘を誠に替え、幸運を招く神事です。主に北野天満宮で盛大に行われます。
鷽替え神事は毎年1月25日の初天神に合わせて行われる伝統行事です。木彫りの鷽を新しいものと取り替えることで、過去の悪い出来事や嘘を清め、正しく幸せを呼び込むとされます。江戸時代初期から続く習わしで、境内では多くの参拝者が列をなします。替えられた鷽は長く持ち帰れ、学業成就や厄除けのお守りとして親しまれています。神事の後には鷽が配置された売店や露店が並び、華やかな雰囲気に包まれます。
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