01月25日

出来事 - 政治・行政

1077年

カノッサの屈辱: 司祭の任命権（聖職叙任権）を巡って教皇グレゴリウス7世と対立し、教会から破門された神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、カノッサ城の門前で、武器を捨て裸足で破門の許しを乞い始める。（3日後に赦免）

神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が教皇グレゴリウス7世に赦免を乞うため、カノッサ城門前で裸足で土下座した歴史的事件。
1077年、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世は教皇グレゴリウス7世との聖職叙任権を巡る対立により破門された。赦免を得るためにハインリヒ4世はカノッサ城門前で3日間裸足で待ち続け、最終的に教皇から赦免を受けた。この出来事は教会権力の優位を示す象徴として後世に語り継がれ、教会と国家の関係史に大きな影響を与えた。
1077年 カノッサの屈辱 聖職叙任権 グレゴリウス7世 神聖ローマ皇帝 ハインリヒ4世
1533年

イングランド王ヘンリー8世が2人目の妻アン・ブーリンと結婚。

ヘンリー8世がアン・ブーリンと結婚し、王室の後継問題に新たな局面をもたらした。
1533年、イングランド王ヘンリー8世は離縁問題をめぐる教皇との対立を背景に、アン・ブーリンと結婚した。この結婚は男子継承者確保の狙いが強く、後にイギリス国教会成立の契機となる。アン・ブーリンは王妃として権勢を振るうが、王位継承を巡る緊張は国内外に大きな波紋を広げた。
1533年 ヘンリー8世 アン・ブーリン
1858年

プロイセン皇太子フリードリヒ3世とイギリス王女ヴィクトリアが結婚。

プロイセン皇太子フリードリヒ3世が英国王女ヴィクトリアと結婚し、両国王室を結び付けた。
1858年、プロイセン皇太子フリードリヒとイギリス王女ヴィクトリアが婚礼を挙げた。この結婚はプロイセンとイギリスの同盟関係を強化し、両国間の政治的・文化的交流を促進した。ヴィクトリア王女は後のドイツ皇后として公務を支えた。
1858年 プロイセン フリードリヒ3世 イギリス ヴィクトリア
1904年

鉄道軍事供用令公布。

日露戦争中、日本政府が鉄道を軍事目的で活用するための法令を公布しました。
1904年1月25日、日露戦争の戦況に対応するために鉄道軍事供用令が公布されました。 この法令により民間鉄道会社の線路や車両を軍の輸送に優先的に使用できる権限が政府に付与されました。 戦時下の兵員や物資の迅速な移動を可能とし、戦略的輸送網の整備に寄与しました。 民間事業者は国の要請に応じて鉄道設備を提供する義務が課せられ、補償制度も整備されました。 この措置は近代日本の鉄道と軍事の一体化を象徴する出来事です。
1904年
1907年

ロシア皇帝ニコライ2世が満州からの撤兵を宣言。

ロシア皇帝ニコライ2世が満州からの撤兵を宣言し、日露戦争後の緊張緩和を目指しました。
1907年1月25日、ロシア皇帝ニコライ2世が満州地域からの軍隊撤退を公式に宣言しました。 日露戦争後の国際情勢悪化への対応と国内の経済的負担軽減が目的とされました。 撤兵は条約で定められた占領地域の縮小として、満州鉄道の管理権問題とも絡んでいました。 同年以降、ロシアは極東地域の戦略見直しを進め、シベリア鉄道の強化を図りました。 この宣言は満州におけるロシアの影響力調整を示す重要な転換点となりました。
1907年 ロシア ニコライ2世 満州
1911年

幸徳事件（大逆事件）で管野スガが処刑される。

大逆事件で起訴された管野スガが1911年の1月25日に処刑されました。
1911年1月25日、社会主義者らが皇族暗殺計画に関与したとされた大逆事件で、管野スガが処刑されました。 大逆事件は明治政府による思想弾圧の象徴的事件とされ、多数の知識人や活動家が検挙されました。 管野スガは裁判で有罪と認定され、同日に京橋刑務所で絞首刑に処せられました。 処刑は国民の注目を集め、政府の強硬姿勢を批判する声も一部で上がりました。 この事件は日本の近代史における表現の自由と国家統制の問題を浮き彫りにしました。
1911年 幸徳事件 大逆事件 管野スガ
1918年

ウクライナ人民共和国がボリシェヴィキのソビエト政府から独立。

ウクライナ人民共和国がソビエト政権からの独立を宣言し、新国家建設に乗り出しました。
1918年1月25日、ウクライナ中央ラーダはボリシェヴィキのソビエト政府からの独立を宣言しました。 第一次世界大戦末期の混乱期において、ウクライナ人民は自らの民族国家を樹立しようとしました。 独立宣言後、中央ラーダは国内の政治・経済制度の整備に着手しましたが、内外の紛争に直面しました。 ソビエト勢力との武力衝突が続き、数年にわたり独立国家の存続が危機にさらされました。 この動きはウクライナの国家意識醸成に大きな影響を与えました。
1918年 ウクライナ人民共和国 ボリシェヴィキ
1927年

明治節（現・文化の日）制定を可決（1927年は“明治60年”）。

明治天皇の誕生日を祝う明治節が制定され、のちの文化の日の前身となりました。
1927年1月25日、国会で明治節（明治天皇の誕生日）を祝日とする法案が可決されました。 当時は「明治60年」を冠した年号の節目として盛大に祝賀行事が行われました。 太平洋戦争後の1948年、GHQの指導により明治節は文化の日へと改称されました。 文化の日は自由と平和を愛し、文化をすすめる日として現在も11月3日に祝われています。 明治節の制定は近代日本の国家意識と祝祭文化の形成に寄与しました。
1927年 明治節 文化の日
1946年

国際連合安全保障理事会決議1が採択される。

1946年1月25日、国際連合安全保障理事会で最初の決議（決議1号）が採択されました。 国際平和と安全の維持に向けた第一歩となりました。
第二次世界大戦後の平和と安全を維持するため、国連安全保障理事会は1946年1月25日に決議1号を採択しました。 この決議では、評議会の手続きや行動の枠組みが示されました。 加盟国は紛争の平和的解決や制裁の可能性について協議する権限を持つと明記されました。 安全保障理事会の実効性を確保するための基本方針が初めて示された重要文書です。 この決議はその後の国連平和維持活動の基盤を築きました。
1946年 国際連合安全保障理事会決議1
1949年

第1回イスラエル議会総選挙が行われる。

1949年1月25日、イスラエルで第1回議会総選挙が実施され、新国家の民主的基盤が築かれました。 政党間の熾烈な選挙戦が展開されました。
パレスチナ分割決議（1947年）後に成立したイスラエルでは、1949年1月25日に第1回議会総選挙が行われました。 有権者の投票率は高く、多様な政党が議席を争いました。 選挙結果はイスラエルの政治的多元性を反映し、連立政権が組織されました。 ダビド・ベン＝グリオンが初代首相に選出され、新国家の基盤を固めました。 この選挙は中東地域における民主主義の礎として位置づけられました。
第1回イスラエル議会総選挙
1971年

ウガンダでミルトン・オボテ大統領の外訪中に軍司令官イディ・アミンがクーデターを起こし、大統領に就任。

1971年1月25日、ウガンダでイディ・アミン大尉がミルトン・オボテ大統領の外遊中にクーデターを起こし、権力を掌握した。
ミルトン・オボテ大統領が外遊中の1971年1月25日、軍司令官イディ・アミンが首都カンパラでクーデターを実行しました。アミンは短期間で政権を掌握し、オボテ一派を国外追放または粛清しました。その後の独裁政権下で数万人が虐殺され、『アフリカのロメオ』として知られるなどカリスマ性と残虐性を併せ持つ指導者像を築きました。このクーデターはアフリカ冷戦時代の政治的不安定化を象徴する事件とされています。
1971年 ウガンダ ミルトン・オボテ 大統領 イディ・アミン クーデター 英語版
1981年

中国で、文化大革命の責任者「四人組」に対する裁判の判決。江青・元政治局員（毛沢東夫人）と張春橋・元副首相に死刑宣告（1983年同日に無期懲役に減刑）。

1981年1月25日、中国で文化大革命の責任者「四人組」に対する裁判判決が言い渡され、江青と張春橋に死刑が宣告された。
文化大革命終結後、中国政府は四人組と呼ばれる江青、張春橋らを権力抗争の責任者として起訴し、1981年1月25日に江青と張春橋に死刑を宣告しました。ただし、1983年1月25日に両名とも無期懲役に減刑されました。この裁判は毛沢東時代の極端な政治運動への決別を示し、改革開放政策の推進に大きな影響を及ぼしました。
1981年 文化大革命 四人組 江青 毛沢東 張春橋 1983年