ヒヤシンス (風信子)

学名: Hyacinthus orientalis
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 初恋のひたむきさ
  • 悲しみを超えた愛

特徴

花色:

説明

地中海東部沿岸原産の多年草球根植物。16世紀以降のオランダで品種改良により多数の品種が生み出されました。放射状に広げた肉厚な葉の中心から伸びた太い花茎に、紫色の小さな6弁花が反り返って豪華な花房を形成し、よい香りを放ちます。水耕栽培ができる球根の定番として親しまれています。

豆知識

  • オランダは世界最大のヒヤシンス球根生産国
  • 18世紀には球根1個が家1軒分の価値があった時期もあった
  • 花の香りは夜により強くなる特徴がある
  • ナポレオンの妻ジョゼフィーヌが愛した花の一つ

利用方法

観賞用
  • 水耕栽培での室内観賞
  • 春の庭植え
  • 切り花
  • 鉢植え
薬用
  • 古代には利尿作用があるとされた
  • 現在は薬用としては使用されない

注意: 球根には毒性があるため食用や薬用としては使用しない

食用

食用不可

その他
  • 香料原料
  • アロマテラピー

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 葉, 花

症状: 摂取すると嘔吐、下痢、胃腸炎を引き起こす可能性があります。皮膚に触れると皮膚炎を起こすことがあります。

シラー

学名: Scilla siberica
科名: キジカクシ科

花言葉

  • 多感な心
  • 寂しさ
  • 変わらない愛

特徴

花色:

説明

世界各地に自生している原種が100種程ある球根植物。最もポピュラーなものが釣り鐘型に花をつけるタイプと星形の小さな花をたくさんつけるタイプです。春に白や青、ピンクの花を咲かせ、寒さに強く冬から早春にかけて可憐な花を楽しませてくれます。庭植えやポット栽培で楽しめ、切り花としても人気があります。

豆知識

  • 学名Scillaはギリシャ語で害になるという意味
  • イギリスではブルーベルの森として有名な場所がある
  • 花の形が星のように美しいことから観賞価値が高い
  • 冬の厳しい寒さに耐えて咲く強靭な植物

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • 切り花
  • ロックガーデン
薬用
  • 古代には心臓の薬として使用された
  • 現在は薬用としては使用されない

注意: 球根部に毒が含まれているため薬用や食用には使用しない

食用

食用不可

その他
  • ナチュラルガーデンの演出
  • グランドカバー

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 葉

症状: 摂取すると胃腸障害を引き起こす可能性があります。球根部分に特に毒性が強く含まれています。

ウメ (梅)

学名: Prunus mume
科名: バラ科

花言葉

  • 艶やか
  • 優美

特徴

花色:

説明

バラ科サクラ属の落葉高木で、中国原産。日本には奈良時代以前に伝来し、古くから愛され続けています。厳しい寒さの中で白や紅色の香り高い5弁花を咲かせ、春の訪れを告げる花として親しまれています。奈良時代以前には花といえば梅を指し、現在でも松竹梅として縁起の良いものとされています。

豆知識

  • 奈良時代以前は花といえば梅を指していた
  • 太宰府天満宮の飛梅は菅原道真を慕って飛んできたとされる
  • 梅の開花は桜より約1ヶ月早い
  • 日本には約300品種の梅が存在する

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 公園樹
  • 盆栽
  • 切り花
  • 生け花
薬用
  • 青梅は薬用として利用される
  • 咳止めや胃腸薬として使用

注意: 未熟な果実には毒性があるため適切な処理が必要

食用
  • 果実
その他
  • 文様・意匠
  • 染料
  • 木材利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 未熟果実, 種子

症状: 未熟な果実や種子には青酸配糖体が含まれ、大量摂取すると中毒症状を起こす可能性があります。

ハナキリン (花麒麟)

学名: Euphorbia milii
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 早くキスして
  • 逆境に耐える
  • 純愛

特徴

花色:

説明

マダガスカル原産のトウダイグサ科の多肉植物。茎は上に向かって最大2m近くまで生長し、表面には2cmほどの太く鋭いトゲが無数に生えています。花に見える部分は苞で、実際の花は中心部分にあります。花期は春から秋と長く、赤やピンクの美しい花を楽しめます。キリストがかぶっていたイバラの冠に由来する英名を持ちます。

豆知識

  • 発見者のピエール・ベルナード・ミリウス男爵の名前が学名に使われている
  • トゲは出始めは赤く柔らかいが、成長と共に茶色く硬くなる
  • 花期が非常に長く、ほぼ一年中花を楽しめる
  • 品種によってはトゲがほとんどないものもある

利用方法

観賞用
  • 室内観葉植物
  • 温室栽培
  • 庭木(温暖地)
  • 鉢植え
薬用
  • マダガスカルでは伝統的に薬用として使用
  • 現在は観賞用が主流

注意: 乳液に毒性があるため薬用での使用は避ける

食用

食用不可

その他
  • 風水での魔除け
  • 宗教的な装飾

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 茎, 葉, 乳液

症状: 乳液に触れると皮膚炎を起こし、摂取すると嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。目に入ると激しい痛みを伴います。

サフラン

学名: Crocus sativus
科名: アヤメ科

花言葉

  • 歓喜
  • 節度の美
  • 過度をつつしめ

特徴

花色:

説明

アヤメ科クロッカス属の多年草球根植物で、秋に紫色の美しい花を咲かせます。花の雌しべを乾燥させたものが香辛料のサフランとなり、世界一高価な香辛料として知られています。1グラムのサフランを採るのに160個ほどの花が必要で、その希少性から金よりも高価とされることもあります。パエリアやブイヤベースなどの料理に独特の香りと黄金色を与えます。

豆知識

  • 1グラムあたり500-1000円と金よりも高価な場合がある
  • 古代エジプトではクレオパトラが美容に使用したとされる
  • イランが世界生産量の約90%を占める
  • 収穫は早朝の手作業で行われ、花が開く前に摘み取る必要がある

利用方法

観賞用
  • 秋の庭植え
  • 鉢植え
  • 球根栽培
薬用
  • 血行促進
  • 通経作用
  • 鎮静効果
  • 冷え性改善

注意: 大量摂取は危険で、妊娠中は使用を避ける

食用
  • 雌しべ
その他
  • 染料
  • 香料
  • 化粧品

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 球根, 葉

症状: 大量摂取すると神経過敏、嘔吐、下痢を引き起こす可能性があります。適量使用では問題ありません。