1909年

和歌山水力電気(後の南海電鉄和歌山軌道線)が、和歌山水力電気県庁前〜和歌浦口間で開業。1971年(昭和46年)3月31日に廃止。

和歌山水力電気県庁前〜和歌浦口間で軌道線が開業し、地域の重要な交通手段として親しまれました。
1909年1月23日に和歌山水力電気(後の南海電鉄和歌山軌道線)が和歌山水力電気県庁前から和歌浦口までの区間で営業を開始しました。日本有数の温暖な気候と観光地を結ぶ路線として沿線の発展に寄与し、地元住民や観光客に利用されました。電力会社が手掛けた背景には周辺の水力発電事業の拡大があり、地域インフラの一環として計画されました。戦後は自動車交通の普及で乗客が減少したものの、約62年にわたり運行が続きました。最終的に1971年3月31日に廃止され、長い歴史に幕を下ろしました。
1909年 南海電鉄 1971年 3月31日