1927年
及川奥郎が新しい小惑星を発見。これ以降、1929年までに合計8個の小惑星を発見する(うち共同発見1)。
天文学者及川奥郎が新たな小惑星を発見し、日本の観測史に名を刻みました。
1927年1月23日、東京天文台(現国立天文台)所属の及川奥郎が新しい小惑星を発見しました。この発見を皮切りに、1929年までに及川は合計8個の小惑星を単独または共同で発見し、日本の天文学研究を牽引しました。これらの小惑星は小惑星番号として登録され、太陽系小天体の研究に重要な資料を提供しました。及川の功績は国内外の天文学者から高く評価され、精密観測技術の向上にも寄与しました。
1927年
及川奥郎
新しい小惑星
1929年
1960年
アメリカの有人潜水艇「トリエステ」が、史上初めて地球最深部であるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵の海底に到達。
1960年にトリエステ号がマリアナ海溝の最深部チャレンジャー海淵に到達しました。
アメリカ海軍とスイスの技術者が共同開発した有人深海潜水艇「トリエステ」は、1960年1月23日にマリアナ海溝のチャレンジャー海淵へ潜航しました。
乗組員のジャック・ピカードとドン・ウォルシュは約10,911メートルの深度に到達し、人類史上最も深い海域への到達を果たしました。
耐圧殻やバラストシステムなど高度な技術を用い、安全に深海探査を実現したことが評価されています。
この達成は深海生物学や海洋地質学の研究に大きなインパクトを与え、以後の探査技術の発展に寄与しました。
また、冷戦時代の技術競争においてアメリカの技術力を示す出来事となりました。
1960年
トリエステ
マリアナ海溝
チャレンジャー海淵
1984年
宇宙開発事業団が日本初の実用放送衛星「ゆり2号a」を打ち上げ。
1984年、日本初の実用放送衛星「ゆり2号a」を打ち上げ。
宇宙開発事業団(現JAXA)は、1984年1月23日に日本初の実用放送衛星「ゆり(ETS-2)2号a」を打ち上げました。
打ち上げロケットは H-II 型ロケットで、種子島宇宙センターから実施されました。
同衛星は日本国内のテレビ放送や通信サービスの中継機能を担い、全国への電波送信を可能としました。
これにより、放送業界のデジタル化・衛星放送普及に向けた基盤が整備されました。
衛星通信技術の向上とともに、遠隔地でも高品質な映像・音声が受信できる環境が確立されました。
1984年
宇宙開発事業団
放送衛星
ゆり2号a
1999年
PlayStationの周辺機器であるPocketStationが発売される。
PlayStationの周辺機器PocketStationが発売され、携帯型ゲームとの連携が可能に。
1999年1月23日、ソニー・コンピュータエンタテインメントがPlayStation用周辺機器「PocketStation」を発売した。本機は携帯可能なメモリーカード型のゲーム機能搭載デバイスで、ミニゲームやデータのやり取りができる。通信機能を利用してPlayStationソフトと連動し、特定アイテムの入手やキャラクターの育成が可能となった。カラーディスプレイや小型スピーカーを備え、当時の携帯ゲーム機として注目を集めた。日本国内では初週に数十万台を販売するヒット商品となり、後のメモリーカード型周辺機器の先駆けとされた。
1999年
PlayStation
PocketStation
2009年
温室効果ガス観測衛星「いぶき」、東大阪宇宙開発協同組合が開発に関った「まいど1号」など8基の人工衛星を搭載したH IIAロケット15号機が打ち上げ。
温室効果ガス観測衛星「いぶき」など8基搭載のH-IIAロケット15号機が打ち上げ。
2009年1月23日、H-IIAロケット15号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。搭載ペイロードには温室効果ガス観測衛星「いぶき(GOSAT)」や、東大阪宇宙開発協同組合が製作に関わった「まいど1号」など計8基の人工衛星が含まれていた。「いぶき」は地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの分布と濃度を高精度で観測することを目的としている。民間団体が開発支援した小型衛星の打ち上げ成功は、日本の宇宙開発における官民連携の可能性を示した。このミッションは地球環境研究の進展に寄与するとともに、国際協力の面でも評価された。
2009年
いぶき
東大阪宇宙開発協同組合
H-IIAロケット