01月23日の命日 - 思想家・哲学者

元禄11年12月23日

木下順庵

(1621 - 1699)

儒学者

江戸時代前期の儒学者で、朱子学を大成し幕政に影響を与えた。1621年生まれ、1699年没。

京都で生まれ、古代中国の儒学を徹底的に学んだ。江戸幕府に招かれ、将軍家の教育係として子弟の師事を務めた。朱子学を基盤にした政治理論を展開し、幕政の正当化に貢献した。多くの著作や講義を通じて後進を育成し、林家五哲の一人に数えられた。 1699年に没し、その学問は幕末まで評価され続けた。

1699年元禄 12月23日木下順庵儒学者 1621年

1744年

ジャンバッティスタ・ヴィーコ

(1668 - 1744)

哲学者

イタリアの哲学者・歴史学者で、独自の文明論を提唱した思想家。1668年生まれ、1744年没。

ナポリ出身の哲学者として学究生活を送った。 1725年に刊行した『新学（Scienza Nuova）』で歴史の生成過程を論じた。「真理は創造されたものと同一」という独自の理論を展開。啓蒙思想への批判を含む独創的視点は後の社会科学に影響を与えた。 1744年に没し、その思想は近代哲学史の一里塚とされる。

1744年ジャンバッティスタ・ヴィーコ哲学者 1668年

2002年

ロバート・ノージック

(1938 - 2002)

哲学者

アメリカの政治哲学者で、自由至上主義を展開した代表的思想家。

ロバート・ノージック（1938–2002）は、アメリカの哲学者。ハーバード大学で学び、主著『Anarchy, State, and Utopia（無政府・国家・ユートピア）』でリバタリアニズムを理論化した。ジョン・ロールズの正義論への批判を通じて、最小国家の概念と個人の自由を重視する立場を示した。功利主義や平等主義と対置し、財産権と自発的交換の正当性を論じた。意識の哲学や経験論にも関心を広げ、多様なテーマで著作を発表した。その影響は政治哲学や法哲学の分野で今日も色濃く残っている。

ロバート・ノージック 1938年