01月23日の命日 - 政治家・指導者

1002年

オットー3世

(980 - 1002)

神聖ローマ皇帝

神聖ローマ皇帝として若くして即位し、帝国の再生を図った君主。980年生まれ、1002年没。

980年に生まれ、幼少期よりドイツ王としての教育を受けた。 996年に16歳で神聖ローマ皇帝として戴冠し、帝国の統一を目指す。ローマへの遠征を行い、教会改革や学芸の保護に尽力した。学者や宗教指導者との交流を重ね、「理想の皇帝」を自負した。 1002年、21歳の若さで急逝し、その死は帝国に大きな衝撃を与えた。

1002年オットー3世神聖ローマ皇帝 980年

嘉靖45年12月14日

嘉靖帝

(1507 - 1567)

第12代明皇帝

明朝第12代皇帝として長期にわたり政務を執った君主。1507年生まれ、1567年没。

1507年に朱厚熜として生まれ、1521年に皇帝に即位。嘉靖の諱を称し、儒学に基づく統治を追求した。宦官や東林党との対立が絶えず、宮廷内の権力闘争が激化した。道教や道士を登用し、宗教色の強い政治を展開した。 1567年に死去し、長い在位期間は明朝中期の一つの節目とされた。

1567年嘉靖 12月14日嘉靖帝明皇帝 1507年

1698年

エルンスト・アウグスト

(1629 - 1698)

ハノーファー選帝侯

ハノーファー選帝侯として君臨し、後の英国王家に影響を与えた君主。1629年生まれ、1698年没。

ブラウンシュヴァイク家に生まれ、1658年にハノーファー侯に即位。 1692年に神聖ローマ皇帝より選帝侯位を受け、領地の地位を高めた。息子のジョージが後にイングランド王となり、ハノーファー朝を開く基盤を築いた。領国内の行政改革や道路建設を進め、経済発展に寄与した。 1698年に没し、その政治手腕はヨーロッパ史に大きな足跡を残した。

1698年エルンスト・アウグストハノーファー選帝侯 1629年

1806年

ウィリアム・ピット（小ピット）

(1759 - 1806)

イギリス首相

18世紀後半から19世紀初頭にかけて、イギリス首相を務めた政治家。幼くして政界の頂点に立ち、国家財政の基盤を築いた。

1759年に貴族の家に生まれ、第2代ローダー子爵の息子として育つ。1783年、24歳の若さでイギリス史上最年少の首相に就任した。フランス革命戦争期には対仏同盟の結成を推進し、ヨーロッパ情勢の安定に貢献した。1804年に再度首相に復帰し、ナポレオン戦争への対応や国家財政の整備を主導した。歳入拡大や銀行制度の強化を図り、近代的な財政政策の基礎を築いた。1806年1月23日に逝去した。

1806年ウィリアム・ピットイギリス首相 1759年

1820年

エドワード・オーガスタス

(1767 - 1820)

ケント公

イギリス王ジョージ3世の四男で、後にヴィクトリア女王の父として知られる王族。

1767年にイギリス王ジョージ3世の四男として生まれる。イギリス軍の士官としてヨーロッパ各地で従軍した。1791年にケント・ストラスィーン公爵の称号を授けられ、カナダ総督代理を務めた。1817年にケンブリッジでヴィクトリア・マリーと結婚し、1819年に後のヴィクトリア女王をもうける。1820年1月23日に死去し、その死は王位継承に大きな影響を与えた。

1820年エドワード・オーガスタスケント公 1767年

1844年

フランシス・バーデット

(1770 - 1844)

政治家

イギリスの議会改革運動の先駆者として活動した政治家。

1770年にイングランドで生まれ、1796年にミドルセックス選出の庶民院議員に初当選した。腐敗政治の改革を掲げ、特権階級との対立を深めた。1810年代には治安法廃止や選挙制度改革を主張し、1820年代の政治環境に大きな影響を与えた。1832年の改革法制定にも寄与し、庶民院改革の道を開いた。1844年1月23日に逝去した。

1844年フランシス・バーデット 1770年

1892年

植木枝盛

(1857 - 1892)

自由民権運動指導者、衆議院議員

自由民権運動指導者衆議院議員

明治時代の自由民権運動の指導者で、衆議院議員としても活躍した人物。

植木枝盛は、明治時代の自由民権運動を先導し、民主主義の理念を広めた中心人物です。東京大学予備門を卒業後、法律家として活動しながら『民約訳解』などの刊行を通じた言論活動を行いました。 1882年の立志社設立に参加し、新聞『愛国雑誌』を創刊して市民の政治参加を促しました。 1889年に初の衆議院議員に当選し、国会で熱弁をふるい、地方自治の強化を訴えました。 1892年、再選を目前に32歳の若さで急逝し、その早すぎる死は多くの人々に衝撃を与えました。現在も彼の著作は日本の民主主義運動史において重要な資料となっています。

1892年植木枝盛自由民権運動衆議院議員 1857年

1923年

マックス・ノルダウ

(1849 - 1923)

シオニズム運動指導者

ハンガリー出身の思想家・シオニズム運動指導者。作家や社会評論家としても活躍。

1849年ブダペストで生まれ、本名マーク・ゼブリン。医学博士としてのキャリアを積みつつ、社会評論家としても活動しました。 1890年、テオドール・ヘルツルと共に第1回シオニスト会議を組織し、ユダヤ人国家樹立を提唱しました。著書『偽造芸術（Entartete Kunst）』などを通じて、西洋の頽廃文化を批判しました。政治家としての役割と評論家としての洞察力を併せ持ち、シオニズム運動に大きな影響を与えました。 1923年パリで逝去。

1923年マックス・ノルダウシオニズム 1849年

1933年

堺利彦

(1871 - 1933)

社会主義者

日本の社会主義運動家・思想家。労働運動の先駆者。

1871年に東京で生まれ、早稲田大学で法律を学びました。 1898年に雑誌『社会主義評論』を創刊し、社会主義思想を紹介しました。 1901年には日本で初の社会主義政党『社会民主党』を結成し、労働者の権利向上を訴えました。たび重なる弾圧や投獄を経験しながらも、日本の社会運動に大きな影響を与えました。 1933年に没するまで、著作や講演を通じて平等社会の実現を追求しました。

堺利彦社会主義者 1871年

1945年

ヘルムート・イェームス・フォン・モルトケ

(1907 - 1945)

反ナチス・ドイツ運動家

ドイツの法学者で、ナチス政権に抵抗した『クレーヴァウ社会』の中心人物。

1907年にプロイセンの貴族の家系に生まれる。法学を学び弁護士として活動する傍ら、ナチス台頭後は政権に反対。亡命政府樹立を目指すクレーヴァウ社会（Kreisau Circle）を主導し、民主主義復活を志向。 1944年に逮捕され、厳しい審理の末に死刑判決を受ける。 1945年1月23日に処刑され、その勇気ある抵抗は戦後に高く評価された。

1945年ヘルムート・イェームス・フォン・モルトケナチス・ドイツ 1907年

1963年

阿部五郎

(1904 - 1963)

政治家、徳島県知事、衆議院議員

政治家徳島県知事衆議院議員

日本の政治家。徳島県知事や衆議院議員を務め、地域振興に尽力した。

1904年に生まれ、地元徳島で政治家の道を歩み始めた。徳島県知事として農林水産業の振興やインフラ整備を推進した。後に衆議院議員に転じ、国政の場でも地域代表として活躍した。社会福祉政策や教育振興に関心を寄せ、多くの法案策定に関与した。1963年にその生涯を閉じた。

1963年阿部五郎徳島県知事衆議院議員 1904年

1977年

オイゲン・オット

(1889 - 1977)

ナチス・ドイツの駐日大使

ナチス・ドイツの外交官。駐日大使として日独関係に大きく関与した。

1889年にドイツで生まれ、外交官としてキャリアを積んだ。1938年から1942年までナチス政権下で駐日大使を務め、日独同盟の調整に尽力した。現地で日本側トップと交渉を行い、軍事・経済分野での協力を推進した。戦後は帰国後も外交分野に関心を持ち、晩年までその経験を語り継いだ。1977年にその生涯を閉じた。

1977年オイゲン・オットナチス・ドイツ大使 1889年