01月20日の命日 - 科学者・研究者

1720年

ジョヴァンニ・マリア・ランチージ

(1654 - 1720)

医師

イタリアの医学者・解剖学者。循環器系疾患の研究で先駆的な業績を残した。

1654年にローマで生まれ、サピエンツァ大学で医学を学んだ。教皇クレメンス11世の侍医に任じられ、公衆衛生や疫学の研究を推進。著書『マラリアの悪しき発散について』などでマラリアの病因を考察し、心臓弁膜症の病理を初めて詳細に記述した。解剖学者としての観察を基に『心臓・大血管の解剖』などを刊行し、近代循環器学の基盤を築いた。1720年に没し、その功績は後世の医学研究に大きな影響を与えた。

1720年ジョヴァンニ・マリア・ランチージ英語版 1654年

1800年

ジャン＝バティスト・ル・ロワ

(1720 - 1800)

物理学者

フランスの物理学者で、電気研究や王立科学アカデミーの活動で知られる学者。

ジャン＝バティスト・ル・ロワ（1720年 - 1800年）は、フランスの著名な物理学者です。フランス王立科学アカデミーの会員として、電気や磁気に関する研究を推進しました。ベンジャミン・フランクリンとの交流を通じて電気実験の新手法を導入し、雷放電の研究にも貢献しました。また、熱伝導や気体の性質に関する論文も発表し、18世紀科学の発展に寄与しました。学術出版物の編集や講義活動を通じて、多くの後進を育てました。

1800年ジャン＝バティスト・ル・ロワ英語版 1720年

1864年

ジョヴァンニ・プラーナ

(1781 - 1864)

天文学者、数学者

天文学者数学者

イタリアの天文学者・数学者。月の運動研究で名高い学者です。

1781年に生まれ、天文学と数学の両分野で業績を残しました。『天体の運動表』を作成し、月の運行の詳細な観測と解析を行いました。フランス科学アカデミー会員に選ばれ、ヨーロッパ学界で高い評価を受けました。解析力学を応用した研究は後の天体力学発展に貢献。 1864年1月20日に逝去しました。

1864年ジョヴァンニ・プラーナ 1781年

1901年

伊藤圭介

(1803 - 1901)

植物学者

江戸時代から明治時代にかけて活躍した日本の植物学者。多くの植物を分類・記載し、日本学術界の基礎を築いた。

1803年に江戸で生まれ、最初期の洋学受容とともに植物学を学んだ。『本草図譜』『和漢薬草図説』などの著作で国内外の植物を分類・記載。東京大学（当時・大学南校）の教授として多くの門下生を指導。和漢薬草の研究を通じて医学・薬学の発展にも寄与した。 1901年1月20日に逝去し、日本の近代植物学の礎を築いた研究者として知られる。

1901年 1803年

1901年

ゼノブ・グラム

(1826 - 1901)

電気技術者

ベルギーの電気技術者で、連続式直流発電機「グラムダイナモ」を発明し、電力産業の発展に貢献した。

1826年にベルギーで生まれ、工学を学んだ。 1869年に高効率の直流発電機『グラムダイナモ』を開発。この発電機は大量電力の安定供給を可能にし、産業や交通の電化を促進。各国で技術指導を行い、電気技術の普及と標準化に寄与した。 1901年1月20日に逝去し、近代電力システムの基盤を築いた発明家として評価されている。

ゼノブ・グラム 1826年

1913年

ヨハニス・デ・レーケ

(1842 - 1913)

土木技師

オランダ生まれの土木技師で、明治期の日本における河川改修・港湾整備を指導した。

1842年にオランダで生まれ、土木工学を学んだ。 1873年に日本政府の招聘を受け来日し、河川改修や治水事業に従事。利根川や信濃川などの流域整備を指導し、洪水予防に尽力。横浜や神戸など主要港湾の浚渫計画を策定し、国際貿易を支える基盤を築いた。その後も技術指導を続け、日本の近代化に大きく寄与。 1913年1月20日に逝去した。

1913年ヨハニス・デ・レーケ 1842年

1922年

カミーユ・ジョルダン

(1838 - 1922)

数学者

フランスの数学者で、群論や解析学に多大な貢献をし、ジョルダン標準形やジョルダン曲線定理で知られる。

1838年にパリで生まれ、エコール・ポリテクニークで学ぶ。群論の体系化に取り組み、群の構造定理を発展させた。行列のジョルダン標準形を導入し、線形代数の基礎を築いた。複素解析や関数論の研究も行い、『Cours d'Analyse』を著す。ジョルダン曲線定理など、現代数学の重要概念を提唱。 1922年1月20日に逝去し、数学史に大きな足跡を残した。

1922年カミーユ・ジョルダン 1838年

1935年

戸水寛人

(1861 - 1935)

法学者、立憲政友会衆議院議員

法学者立憲政友会衆議院議員

明治・大正期の法学者で、立憲政友会所属の衆議院議員としても活躍した人物。

1861年に生まれ、法学者として法制度の研究と教育に貢献した。立憲政友会の一員として国政にも参画し、衆議院議員を務めた。法律専門家としての見識を活かし、立法や政治討論に影響を与えた。教育者として後進の育成にも力を注ぎ、日本の法学界に足跡を残した。 1935年1月20日に没し、その功績は今日まで評価されている。

1935年戸水寛人法学者立憲政友会衆議院議員 1861年

1942年

横山又次郎

(1860 - 1942)

古生物学者

日本の古生物学者で、日本産化石の研究に貢献した人物。

1860年に生まれ、古生物学の研究に人生を捧げた。日本各地で化石採集を行い、数多くの新種発見に関わった。学術論文や著作を通じて日本の古生物学発展に貢献した。大学や博物館で後進の育成にも尽力した。 1942年1月20日に逝去し、その業績は今日の研究者にも影響を与えている。

1942年横山又次郎 1860年

1970年

ポール・フラマリエ

(1877 - 1970)

地質学者

ベルギーの地質学者。構造地質学の研究で知られる。

ポール・フラマリエは1877年にベルギーで生まれた地質学者です。リエージュ大学で学び、地殻変動や褶曲構造の研究を行い、構造地質学の発展に大きく貢献しました。特に断層活動や岩盤変形に関する理論は『フラマリエの法則』として知られています。多数の論文と著作を通じて鉱業や石油探査にも応用され、実践的な地質学研究を推進しました。 1970年に92歳で逝去しました。

ポール・フラマリエ地質学者 1877年

1984年

松本唯一

(1892 - 1984)

地質学者、熊本大学初代理学部長

地質学者熊本大学初代理学部長

日本の地質学者。熊本大学理学部の初代理学部長として教育と研究の基礎を築いた。

1892年に生まれ、東京帝国大学で地質学を専攻した。卒業後は地質調査所で日本各地の地質構造を詳細に調査し、地質図の作成に貢献した。1940年代に熊本大学理学部が設立されると初代理学部長に就任し、学部の教育方針と研究体制を整備した。火山学や堆積学をはじめ多岐にわたる分野で研究成果を発表し、後進育成にも力を注いだ。1984年1月20日に逝去し、その業績は日本地質学界に大きな影響を与えた。

1984年熊本大学 1892年

1984年

ハートウェル・ハリソン

(1909 - 1984)

泌尿器科外科医

アメリカの泌尿器科外科医。初期の人工透析装置の開発に携わり、腎疾患治療に革新をもたらした。

ハートウェル・ハリソンは1909年にアメリカで生まれ、泌尿器科外科医として活躍した。彼はウィレム・コルフとともに初期の人工腎臓（ダイアライザー）開発に携わり、腎不全治療に新たな可能性を拓いた。この装置は後のヘモダイアリシス技術の基礎となり、多くの生命を救うことに貢献した。また、第一線の外科医として数多くの手術を手がけるとともに、多数の学術論文を執筆した。後進の医師育成にも熱心で、医学教育においても一定の影響を残した。 1984年1月20日に逝去し、医学界に多大な功績を残した。

ハートウェル・ハリソン英語版 1909年