01月19日の命日 - 科学者・研究者

1692年

ヤン・コメリン

(1629 - 1692)

植物学者、薬用植物販売者

植物学者薬用植物販売者

オランダの植物学者。薬用植物の研究と普及に貢献した。

1629年オランダに生まれる。アムステルダムで薬用植物の収集と分類を行い、医療や園芸に貢献。主要著作に『Horti Medici Amstelaedamensis』などがある。 Commelina属（ツユクサ属）の名はコメリンに因む。博物学の発展に寄与し、後世の植物学研究に影響を与えた。

1692年ヤン・コメリン 1629年

1861年

アルベルト・ニーマン

(1834 - 1861)

コカインの化学者

ドイツの化学者。コカインを初めて単離した研究で知られる。

1834年、ハンブルクに生まれた。ギーゼン大学でケクレの下、化学を学ぶ。コカの葉からコカインを初めて単離し、アルカロイド化学の基礎を築いた。 1860年に博士論文として発表し、研究成果は大きく注目された。若くして多くの成果を挙げたが、1861年に27歳で夭折した。

1861年アルベルト・ニーマン英語版コカイン 1834年

1869年

カール・フォン・ライヘンバッハ

(1788 - 1869)

化学者、地質学者、博物学者、哲学者、実業家

化学者地質学者博物学者哲学者実業家

ドイツの化学者・博物学者。クレオソートやフェノールを発見し、『オーディック力』理論を提唱。

1788年、マンハイムで生まれた。化学者としてクレオソートやフェノールを発見し、防腐剤の基礎を築いた。地質学や博物学にも造詣が深く、多数の研究成果を発表。精神現象に関心を寄せ、『オーディック力』と呼ぶ霊的エネルギー理論を提唱。実業家として塗料会社を設立し、産業界にも貢献した。 1869年に没し、科学・哲学両面で異色の功績を残した。

1869年カール・フォン・ライヘンバッハ 1788年

1878年

アンリ・ヴィクトル・ルニョー

(1810 - 1878)

物理学者、化学者

物理学者化学者

フランスの物理学者・化学者。気体の熱的性質の研究で知られる。

1810年、ノルマンディー地方で生まれた。パリのコレージュ・ド・フランスで学び、気体の熱的性質の実験的研究を開始。正確な気体の比熱比や蒸気圧測定により、レギュノー定数を提唱。蒸気機関の効率向上に資するデータを提供し、工業分野にも応用された。フランス科学アカデミー会員として活躍。 1878年に没し、計測化学の先駆者と称えられる。

1878年アンリ・ヴィクトル・ルニョー物理学者化学者 1810年

1881年

エルコレ・デンボウスキー

(1812 - 1881)

天文学者

イタリア出身の天文学者。二重星の観測で知られる。

1812年、ナポリで生まれた。オーストリア軍将校として勤務後に天文学へ転身。二重星の精密観測を行い、数千の星対を記録・分類。パリ天文台やキール天文台で観測を重ね、測定精度の向上に貢献。複数の天体カタログにその成果が収録されている。 1881年に没し、天体位置測定の発展に影響を与えた。

1881年エルコレ・デンボウスキー天文学者 1812年

1881年

オギュスト・マリエット

(1821 - 1881)

エジプト考古学者

フランスの考古学者。エジプト古代遺跡の発掘・保護に尽力し、エジプト考古局を設立。

1821年、パリで生まれた。エジプト学に魅せられ、ヌビアやメンフィス周辺で発掘調査を開始。古代遺跡の略奪を防ぐため、1858年にエジプト考古局を創設。アブシンベル神殿など重要遺跡の発見・修復に貢献。フランス・エジプト協力の基盤を築き、文化財保護の先駆けとなった。 1881年に没し、エジプト考古学の父と称される。

オギュスト・マリエットエジプト考古学者 1821年

1888年

アントン・ド・バリー

(1831 - 1888)

植物学者

ドイツの植物学者・菌類学者。植物病理学の創始者として知られる。

1831年、ハイデルベルクに生まれた。大学で植物学を専攻し、顕微鏡を用いた真菌の研究を開始。痘瘡菌や黒とう病菌の生活史を解明し、植物病理学を確立。交尾型理論を導入し、性多型の概念を提唱。その研究は微生物学や農業にも大きな影響を与えた。 1888年に没し、後世の病害防除研究に道を開いた。

1888年アントン・ド・バリー植物学者 1831年

1927年

カール・グレーベ

(1841 - 1927)

化学者

ドイツの化学者。天然染料アリザリンの人工合成で知られる。

カール・グレーベは1841年にドイツで生まれた化学者です。ゲーティンゲン大学やストラスブール大学で学び、色素化学の研究に従事しました。1868年にはカール・リーバーマンと共同で天然染料アリザリンの人工合成に成功し、染料産業に革新をもたらしました。後にカールスルーエ工科大学の教授として教鞭を執り、多くの研究者を育成しました。色素化学の発展に大きく貢献し、1927年1月19日に逝去しました。

1927年カール・グレーベ 1841年

1929年

梁啓超

(1873 - 1929)

政治運動家、ジャーナリスト、歴史家

政治運動家ジャーナリスト歴史家

中国の政治思想家・ジャーナリスト。百日維新を主導し、近代中国思想に大きな影響を与えた。

梁啓超は1873年に中国の広東省で生まれた改革運動家です。1898年の百日維新では康有為らとともに政治改革を提唱し、清朝政府に影響を与えました。維新失敗後は日本へ亡命し、新聞や雑誌を発刊して政治・社会問題を論じました。彼の著作は西洋の政治思想を中国にもたらし、多くの知識人に影響を与えました。また歴史家としても活動し、中国史の再評価を行いました。1929年1月19日に逝去し、その思想は後の中国革命にも大きな示唆を与えました。

1929年梁啓超ジャーナリスト歴史家 1873年

1930年

フランク・ラムゼイ

(1903 - 1930)

数学者

イギリスの数学者・哲学者。ラムゼイ数やラムゼイ理論で知られる。

フランク・ラムゼイは1903年にイギリスで生まれた優れた数学者・哲学者です。ケンブリッジ大学で学び、若くして哲学者バートランド・ラッセルやルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインと交流しました。数学ではラムゼイ数やラムゼイ理論を提唱し、組合せ論や論理学に大きな影響を与えました。経済学にも関心を持ち、ラムゼイプライシングモデルを確立しました。1930年1月19日に26歳という若さで急逝しましたが、その業績は多くの分野で今も引用されています。

1930年フランク・ラムゼイ数学者 1903年

1931年

森道伯

(1867 - 1931)

漢方一貫堂医学の創始者

日本の漢方医学者。漢方一貫堂医学を創始し、現代漢方医学の基礎を築いた。

森道伯は1867年に日本で生まれ、漢方医学の研究と実践に取り組みました。従来の漢方理論を体系化し、一貫した診断から治療までを行う漢方一貫堂医学を創始しました。著書を通じて多くの医師や患者に漢方の効果を広め、教育・普及活動にも尽力しました。彼の方法論は後の漢方医学研究に大きな影響を与え、日本における伝統医療の信頼性向上に貢献しました。1931年1月19日に逝去しました。

1931年森道伯漢方 1867年

1942年

猪俣津南雄

(1889 - 1942)

経済学者

日本の経済学者。経済理論の研究と教育に努めた。

猪俣津南雄は1889年に日本で生まれ、東京帝国大学で経済学を学びました。政府系研究機関や大学で教鞭を執り、財政学や統計学の分野で成果を挙げました。多数の論文や著書を通じて日本の近代経済学の発展に寄与しました。教育者としても多くの後進を育成し、学会活動にも積極的に参加しました。1942年1月19日に逝去しました。

1942年猪俣津南雄経済学者 1889年