鯛供養弁天祭

国・地域: 日本

日蓮聖人誕生の地として知られる千葉県鴨川市小湊で『鯛供養弁天祭』が行なれる。日蓮聖人の両親のお墓がある妙蓮寺より住職が恵比寿様を持ち、僧侶らと共に100人を超える信徒が題目を唱えながら練り歩き、遊覧船に乗船。海上にて住職らの読経に合わせて、海上安全、大漁、家内安全を祈願する。また、鯛の浦の鯛の供養も行う。なお、古来より鯛の浦では鯛は日蓮聖人の化身と言い伝えられており、地元の人で小湊地域海域でとれた真鯛を食べる人はいない。

千葉県鴨川市小湊で開催される、鯛の供養と海上安全を祈願する祭りです。
鯛供養弁天祭は、日蓮聖人誕生の地として知られる小湊地区で行われる伝統行事です。 妙蓮寺の住職や僧侶、信徒らが恵比寿様の像を先頭に題目を唱えながら練り歩きます。 その後、遊覧船に乗船して海上で読経を行い、海上安全、大漁、家内安全を祈願します。 鯛の浦の真鯛は日蓮聖人の化身とされ、地元では捕れた鯛を食べない習慣があります。 鯛供養では、過去の漁具や古い供物を海に戻し、恵比寿様への感謝と海の恵みに感謝を捧げます。 地元住民が一体となって参加するこの行事は、地域の伝統として受け継がれています。
日本 日蓮聖人 千葉県 鴨川市

初観音

国・地域: 日本

観音様は、観音菩薩、観世音菩薩、観自在菩薩、救世菩薩など様々な呼び名を持つ。法華経「観世音菩薩普門品第二十五」に、「あまねく衆生を救うために相手に応じて33の姿に変える」と記されている観音様の縁日は毎月18日。そして、その年の最初の縁日を特に「初観音」という。京都の清水寺のほか、鎌倉の長谷観音、東京浅草寺の「初観音」が有名。中でも、浅草寺の初観音には「亡者送り」という独特の悪魔封じの行事が行われ、多くの信者を集める。

毎年1月18日に行われる、観音様の年初めの縁日です。
初観音は、観音菩薩の縁日である毎月18日のうち、年の最初にあたる日です。 法華経「観世音菩薩普門品」に由来し、33の化身で衆生を救う観音様に感謝を捧げます。 京都の清水寺、鎌倉の長谷観音、東京浅草寺などで盛大な法要や市が開かれます。 浅草寺では「亡者送り」の行事が執り行われ、悪魔封じや厄除けを願う参拝者で賑わいます。 多くの寺院で護摩祈祷やお守り授与のほか、縁日にちなむ露店も立ち並びます。
日本 観音菩薩 法華経 京都 清水寺 鎌倉 長谷観音 東京 浅草寺