01月18日の命日 - 科学者・研究者

1730年

アントニオ・ヴァリスネリ

(1661 - 1730)

医師、博物学者

医師博物学者

1661年生まれのイタリアの医師・博物学者。自然観察と実験に基づく研究で、近代科学の基礎を築いた。

アントニオ・ヴァリスネリはパドヴァ大学で医学を学び、教授として教鞭を執った。昆虫の変態や魚類の生態など、幅広い領域で実験観察を行い多くの論文を著述。『De Corpi Marini』や『Specimen Medicinae Practicae』などの著作で知られる。自然発生説を批判し、発生と変態に関する科学的理解を推進した。弟子たちを通じてヨーロッパ各地に影響を与え、近代博物学の発展に寄与。 1730年1月18日にパドヴァで没した。

1730年アントニオ・ヴァリスネリ 1661年

1782年

ジョン・プリングル

(1707 - 1782)

医師

1707年生まれのスコットランドの医師。近代軍医制度の礎を築き、衛生管理を提唱。

ジョン・プリングルはイングランド王立協会の会長も務めた著名な医師。『軍隊と駐屯地の病気観察』で病院壊疽の防止や衛生対策を体系的にまとめた。ジェームズ・ウォルフ将軍の侍医を務め、軍隊内の伝染病対策に貢献。衛生管理の重要性を強調し、公衆衛生学の発展に寄与した。 1782年1月18日にロンドンで逝去。

1782年ジョン・プリングル医師 1707年

1859年

アルフレッド・ヴェイル

(1807 - 1859)

技術者

1807年生まれのアメリカの技術者・発明家。モールスと共に電信の発明・改良に貢献した。

アルフレッド・ヴェイルはサミュエル・モースと協力し、電信機を改良した。インク記録式の電信機を発明し、通信の正確性と効率を向上させた。モース符号の整備や中継器（リレー）の考案にも大きく貢献。事業化において特許権を管理し、アメリカ各地への電信網普及を支援した。 1859年1月18日にニュージャージー州で没した。

1859年アルフレッド・ヴェイル技術者 1807年

1878年

アントワーヌ・セザール・ベクレル

(1788 - 1878)

電気化学者

フランスの電気化学者。ガルバニ電池の研究で先駆的業績を挙げた。

1788年フランスで生まれ、電気化学の研究を始めた。ガルバニ電池の電位差測定や熱電効果の実験で学問の基礎を築いた。 19世紀における電気と化学の融合領域で先駆的貢献を果たした。多数の論文を発表し、後の電池技術や電気理論の発展に大きな影響を与えた。 1878年1月18日に亡くなり、その研究成果は電気化学の礎となった。

1878年アントワーヌ・セザール・ベクレル電気化学者 1788年

1908年

ヘルマン・スネレン

眼科医、スネレン視標考案者

眼科医スネレン視標考案者

オランダの眼科医で、スネレン視標を考案した人物。

オランダの眼科医として視力検査の標準化に取り組んだ。 1862年にスネレン視標（視力検査表）を発表し、今日の視力測定法の基礎を築いた。臨床と研究の両面で眼疾患の診断・治療に貢献した。著書や論文を通じて国際的に眼科医療の発展を促進した。 1908年1月18日に没し、その功績は世界中で引き継がれている。

1908年ヘルマン・スネレンスネレン視標

1924年

神保小虎

(1924 - 1924)

地質鉱物学者

1924年神保小虎 1924年

1957年

牧野富太郎

(1862 - 1957)

植物学者

日本の植物学者。数多くの植物を命名・分類し“日本の植物学の父”と呼ばれる。

牧野富太郎は1862年に高知県で生まれ、独学で植物学を学びました。日本各地を採集旅行し、約1,500種以上の新種を命名・記載しました。京都帝国大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成し、植物分類学の基礎を築きました。著書『日本植物図譜』は植物学界で高く評価されています。1957年1月18日に逝去しましたが、その業績は今日の植物学研究に大きな影響を与えています。

1957年牧野富太郎植物学者 1862年

1981年

福原麟太郎

(1894 - 1981)

英文学者、随筆家、翻訳家

英文学者随筆家翻訳家

日本の英文学者・随筆家・翻訳家。英文学研究とエッセイで知られる。

1894年に生まれ、東京帝国大学で英文学を専攻しました。英文学の研究者としてシェイクスピアやイギリス浪漫派文学の紹介に努めました。随筆家としても数多くのエッセイを発表し、文壇で高い評価を受けました。翻訳家として英国文学の作品を邦訳し、日本の読者に紹介しました。1981年1月18日に学界や文学界に惜しまれつつこの世を去りました。

1981年福原麟太郎 1894年

1986年

石母田正

(1912 - 1986)

歴史学者

日本の歴史学者。中世日本史の研究で知られる。

1912年に生まれ、日本の歴史学界で活躍しました。中世日本史を中心に研究し、荘園制度や武士社会に関する論考で高い評価を受けました。多数の論文や著書を執筆し、学界に貢献しました。教授として後進の育成にも力を注ぎました。1986年1月18日にその生涯を閉じました。

1986年石母田正歴史学者 1912年

1990年

尾形典男

(1915 - 1990)

政治学者

日本の政治学者。政治制度や政治思想の研究に従事した。

1915年に生まれ、戦後の日本における政治学研究の発展に寄与。大学教授として後進の指導にあたり、政党や選挙制度などに関する学術論文を多数執筆した。政治学領域で長年にわたり教育と研究を両輪で推進し、その業績は国内外で評価された。1990年1月18日に逝去。

1990年尾形典男政治学者 1915年

1994年

ロルフ・シンガー

(1904 - 1994)

菌類学者

ドイツ出身の菌類学者。キノコ類の分類学の権威。

1904年にドイツで生まれ、担子菌類を中心とした菌類分類学の体系化に貢献。長年にわたりアメリカやヨーロッパの研究機関で活動し、新種記載を多数行った。主著『Basidiomycetes』シリーズは世界中の菌類研究者にとって必携の文献となっている。1994年1月18日に逝去。

1994年ロルフ・シンガー菌類学者 1904年

1995年

アドルフ・ブーテナント

(1903 - 1995)

生化学者

ドイツの生化学者。ホルモン研究でノーベル賞受賞。

1903年ドイツ生まれ。性ホルモンの化学構造を解明し、1939年にノーベル生理学・医学賞を受賞。戦後は基礎生化学研究の指導的役割を担い、多数の論文を発表。科学団体のリーダーとしても活動し、ドイツの科学振興に大きく寄与した。1995年1月18日に逝去。

1995年アドルフ・ブーテナント生化学者 1903年