01月18日の命日 | calendar.web-standard.org

紀元前52年

プブリウス・クロディウス・プルケル

古代ローマの政治家

古代ローマ共和政末期に活躍した政治家で、貴族プルケル家の出身。

本名プブリウス・クロディウス・プルケルは紀元前92年頃生まれのローマ貴族。紀元前58年に護民官となり、平民派（ポピュラーレ）として政界に台頭。保守派と対立し、穀物配給法などの改革を推進した。カティリナの陰謀鎮圧やキケロとの政治闘争で知られる。最終的に紀元前52年、ローマ市内の暴動で命を落とした。

紀元前52年プブリウス・クロディウス・プルケル古代ローマ政治家紀元前92年

350年

コンスタンス1世

(323 - 350)

ローマ皇帝

ローマ帝国分割時代の共同皇帝の一人で、337年から350年まで西部を治めた。

323年に生まれ、337年に父コンスタンティヌス1世の死後、兄弟とともに共同皇帝として即位。西部領域を統治し、教会と異教の関係調整に取り組んだ。行政改革を行い、地方豪族の勢力抑制を図った。 350年、将軍マグネンティウスの反乱で暗殺される。統治期間中は慈善事業や公共事業にも力を注いだ。

350年コンスタンス1世ローマ皇帝 323年

474年

レオ1世

(400 - 474)

東ローマ帝国皇帝

東ローマ帝国の皇帝として教皇権強化や対外防衛を推進した治世を築いた。

400年頃に貴族の家庭に生まれ、教会での教育を受ける。 457年、将軍アスパルの推薦で皇帝に選出される。教会会議の開催を支援し、聖職者任命権を強化した。フン族やゴート族など異民族に対する外交・軍事政策を展開。都市防衛や城壁の整備に注力し、帝国の安定化を図った。 474年に没し、後継の皇帝に穏健な政権基盤を残した。

474年レオ1世東ローマ帝国皇帝 400年

弘仁9年12月19日

藤原園人

(756 - 819)

平安時代の右大臣

平安時代前期の公卿で、右大臣として律令制の維持と文化振興に貢献した。

756年、藤原南家に生まれ公卿として育つ。嵯峨・淳和天皇の朝廷で要職を歴任し、実務に精通する。弘仁文化の隆盛期にあたり、書道や和歌などの芸術を奨励。右大臣として政務を統括し、地方行政の改革に携わった。外交儀礼や律令制の運用を整備し、朝廷権威の維持に努めた。 819年に崩御、その子孫は摂関家として台頭した。

819年弘仁 12月19日藤原園人平安時代右大臣 756年

暦仁元年12月12日

源智

(1183 - 1239)

浄土宗の僧

鎌倉時代初期の浄土宗僧で、法然の教えを広め念仏信仰の基礎を築いた。

1183年に生まれ、比叡山で天台宗の修行を積む。のちに法然に帰依し、浄土教の教義を深く学ぶ。全国を巡錫して念仏を布教し、多くの門徒を集めた。厳しい戒律と礼拝制度を整備し、宗団の組織化に貢献。代表的な寺院を開基し、浄土宗の基盤を確立。 1239年に没し、その教えは後世に受け継がれた。

1239年暦仁 12月12日源智浄土宗僧 1183年

1367年

ペドロ1世

(1320 - 1367)

ポルトガル王

即位後に司法制度改革を推進し、「正義王」と称されたポルトガル王。

1320年にポルトガル王家の一員として生まれる。 1357年に国王アルフォンソ4世の後を継いで即位。司法制度や法廷の改革を断行し、公正な裁判を実現。妻イネス・デ・カストロの悲劇的な死をめぐる復讐劇で名を馳せる。財政再建と領土防衛に尽力し、王国の安定化を図った。 1367年に崩御、その統治は後世にも「正義の象徴」と称された。

1367年ペドロ1世ポルトガル 1320年

文明2年12月27日

後花園天皇

(1419 - 1470)

第102代天皇

第102代天皇（在位1428年–1464年）として室町幕府との協調を図った上皇。

1419年に生まれ、嘉吉の乱後の混乱期に即位準備が進む。 1428年に即位し、足利義教・義政ら室町幕府将軍と関係構築。朝廷財政の再建や儀式復興に尽力し、文化事業を奨励。上皇退位後も院政のように朝廷運営に関与。書道や連歌の振興を推し進め、公家文化を後押しした。 1470年に没し、その施策は天皇制の安定に寄与した。

1470年文明 12月27日後花園天皇天皇 1419年

1547年

ピエトロ・ベンボ

(1470 - 1547)

詩人、人文学者、ローマ・カトリック教会枢機卿

詩人人文学者ローマ・カトリック教会枢機卿

ルネサンス期の詩人・人文学者で、イタリア語文学の確立に貢献した枢機卿。

1470年、ヴェネツィアで貴族の家に生まれる。フィレンツェで古典学を修め、イタリア語とラテン語双方に造詣深い。『イタリア語の散文』などを著し、トスカーナ方言の文学的地位を確立。枢機卿に任命されローマに赴任、教会改革にも携わる。詩人や人文主義者との交流を通じてルネサンス文化を支援。 1547年に没し、文芸と宗教の両面で後世に影響を与えた。

1547年ピエトロ・ベンボローマ・カトリック教会枢機卿 1470年

1525年

イサベル・デ・アウストリア

(1501 - 1525)

デンマーク王クリスチャン2世の王妃

デンマーク王クリスチャン2世の王妃として北欧宮廷にハプスブルク家の影響をもたらした皇族。

1501年、ハプスブルク家のフィリップ1世とフアナ王女の長女として生まれる。 1515年にクリスチャン2世と結婚し、デンマーク王妃に就任。宮廷文化の奨励や外交を通じて両地域の関係を強化。宗教改革前夜の緊張緩和に努め、カトリック信仰維持を図った。 1525年に若くして崩御し、王室に深い悲嘆を残した。短い生涯ながらヨーロッパ政治の趨勢に影響を及ぼした。

1525年イサベル・デ・アウストリアデンマーク王クリスチャン2世 1501年

正保2年12月2日

細川忠興

(1563 - 1646)

小倉藩の初代藩主

小倉藩の初代藩主として藩政改革と文化振興を推進した戦国大名。

1563年に細川家重臣の家に生まれる。豊臣秀吉・徳川家康に仕え、関ヶ原の戦いで東軍として活躍。戦後、小倉藩に領地を与えられ初代藩主に就任。城下町整備や産業振興に力を注ぎ、地域経済を発展。茶道や文化芸術を奨励し、武家文化の形成に寄与。 1646年に没し、その統治は歴史的に高く評価される。

1646年正保 12月2日細川忠興小倉藩 1563年

1650年

マッテオ・ロッセッリ

(1578 - 1650)

画家

17世紀イタリアで活躍した画家。フィレンツェを拠点に宗教画や宮殿の装飾画を数多く制作。マニエリスムからバロック初期への橋渡し的存在。

マッテオ・ロッセッリは1578年にトスカーナ地方で生まれ、フィレンツェで画業を開始。初期はフランチェスコ・クッラーディに師事し、繊細な色彩表現と構図を身につけた。サン・マルコ大修道院やメディチ家の別荘などで大規模なフレスコ画を担当し、名声を得た。宗教画や神話画、肖像画など幅広いジャンルで活動し、後進の画家たちにも影響を与えた。その作風はマニエリスム的な装飾性とバロックの動的表現が融合し、後のバロック美術の発展に寄与。 1650年1月18日にフィレンツェで逝去。

1650年マッテオ・ロッセッリ 1578年

寛文3年12月20日

野中兼山

(1615 - 1664)

土佐藩の家老

1615年生まれの土佐藩家老。藩政改革や治水事業を進め、領内の財政再建に尽力。

野中兼山は土佐藩主山内氏に仕え、家老として藩政改革を主導した。土地台帳の整備や新田開発を奨励し、税収の安定化を図った。堤防の築造や用水路の整備など治水事業に力を入れ、飢饉や洪水から民を守った。朱子学にも通じ、藩内に儒学教育の場を設置し、武士の教養向上を推進。しかし中央との権力闘争に巻き込まれ、1664年1月18日に失脚し切腹を命じられた。

1664年寛文 12月20日野中兼山土佐藩家老 1615年