01月17日の命日 - 芸術家・音楽家

1654年

パウルス・ポッテル

(1625 - 1654)

画家

オランダ黄金時代の画家で、動物を主題にした写実的な作品で知られる。

パウルス・ポッテルは1625年にオランダで生まれ、28歳で夭折しました。主に農村風景と動物を題材とした写実的な絵画を制作し、特に牛や馬などを精緻に描写しました。代表作『雄牛（The Bull）』は緻密な描写と力強い表現で高く評価されています。彼の作品はフランドルの画家たちの影響を受けつつも、独自の農村風景観を築きました。早世にもかかわらず、画壇に与えた影響は大きく、後の動物画の発展にも寄与しています。現在も多くの美術館で所蔵され、その技法は研究の対象となっています。

1654年パウルス・ポッテル画家 1625年

1686年

カルロ・ドルチ

(1616 - 1686)

画家

イタリア・バロック期の画家で、精緻で光沢のある宗教画で高い評価を得た。

カルロ・ドルチは1616年にフィレンツェで生まれ、生涯のほとんどを同地で過ごしました。緻密で滑らかな筆致と温かな色調を特徴とし、聖母子像や聖人図を多く手掛けました。代表作には『聖母子像』や『聖カタリナの神秘の結婚』などがあります。その作風はコレッジョやルーベンスの影響を受けつつも、独自の繊細さを備えていました。強い宗教的感情を表現し、当時の信仰厚いパトロンから支持を集めました。フィレンツェ絵画の重要な一翼を担い、バロック美術に貢献しました。

1686年カルロ・ドルチ 1616年

1689年

ペドロ・アタナシオ・ボカネグラ

(1638 - 1689)

画家

スペイン・バロック期の画家で、宗教画を中心に手掛けた。

ペドロ・アタナシオ・ボカネグラは1638年にスペインで生まれ、1689年に没しました。グラナダを拠点とし、教会や修道院のために宗教画を制作しました。人物像や聖人画に優れた色彩感覚と陰影表現を取り入れました。その画風にはルーベンスやイタリア・バロックの影響が見られます。多くの作品は現地の教会に所蔵され、スペイン南部の美術史に位置づけられています。詳細な伝記資料は限られるものの、地域芸術に与えた影響は大きい。

1689年ペドロ・アタナシオ・ボカネグラスペイン語版 1638年

1706年

フィリップ・ペーター・ロース

(1657 - 1706)

画家

ドイツ生まれのバロック期風景画家で、牧歌的な動物画を得意とした。

フィリップ・ペーター・ロースは1657年にドイツで生まれ、イタリアで活躍しました。別名『ロサ・ディ・ティボリ』として知られ、ローマ近郊の風景を多く描きました。牛や羊などを題材にした牧歌的な情景画が特徴で、光と影の表現に優れました。作品にはイタリアの自然美が色濃く反映され、当時の貴族らに愛されました。彼の風景画は各地の宮廷や教会に収蔵され、風景画表現の幅を広げる一助となりました。現在もヨーロッパの主要な美術館で所蔵され、その影響力は続いています。

1706年フィリップ・ペーター・ロースドイツ語版 1657年

1736年

ダニエル・ペッペルマン

(1662 - 1736)

建築家、都市計画家

建築家都市計画家

ドイツ・バロック様式の建築家で、ドレスデンの宮殿を設計した功労者。

ダニエル・ペッペルマンは1662年にドイツで生まれ、建築家・都市計画家として知られました。ザクセン選帝侯アウグスト強王に仕え、ドレスデンの都市整備に大きく関わりました。代表作『ドレスデン・ツヴィンガー宮殿』は華麗なバロック様式で高い評価を受けています。また、ピルニッツ城やブリュールのテラスなど城郭建築や庭園設計にも携わりました。彼の設計は都市景観と建築美の調和を追求し、ヨーロッパ建築に影響を与えました。 1736年の死去まで精力的に活動を続け、その遺産は現在も観光地として親しまれています。

1736年ダニエル・ペッペルマン 1662年

1751年

トマゾ・アルビノーニ

(1671 - 1751)

作曲家

バロック期を代表するイタリアの作曲家。優雅な旋律と管弦楽作品で世界的に評価されています。

1671年に生まれたアルビノーニは、バロック音楽に新たな表現をもたらしたイタリアの作曲家です。特にオーボエ協奏曲やアダージョなど、情感豊かで優美な旋律が多くの聴衆を魅了しました。ベネチアを拠点に宮廷や教会の式典音楽を手がけ、その作品は後世の映画や舞台音楽にも引用されました。音楽理論にも通じ、当時の楽譜出版にも寄与し、広く後進に影響を与えました。 1751年1月17日に没し、その芸術はバロック音楽の重要な遺産として残り続けています。

1751年トマゾ・アルビノーニ作曲家 1671年

天明3年12月25日

与謝蕪村

(1716 - 1784)

俳人、画家

俳人画家

江戸時代の俳人・画家。写実的な俳画と風雅な俳句で高い評価を得ました。

1716年に丹後国で生まれた与謝蕪村は、蕉風俳句の名手として知られる江戸時代の俳人・画家です。俳句と絵を組み合わせた「俳画」を確立し、『十便十宜』などの画賛集を残しました。紀行随筆や読本も手がけ、文学と絵画を融合した作品で広い支持を集めました。自然や日常の風景を繊細に写生し、俳諧の新境地を切り拓きました。 1784年1月17日に没し、その芸術は現在も多くの人々を魅了しています。

1784年天明 12月25日与謝蕪村俳人 1716年

1826年

ホアン・クリソストモ・アリアーガ

(1806 - 1826)

作曲家

スペインの若き天才作曲家。『スペインのモーツァルト』と称されました。

1806年にビルバオ近郊で生まれたアリアーガは、幼少期から類稀な音楽的才能を示しました。 3歳で作曲を始め、13歳でマドリード王立歌劇場のオーケストラに加わるなど、早熟ぶりが注目されました。交響曲、弦楽四重奏曲、声楽作品など多彩な作品を残し、その技巧と叙情性は絶賛されました。『スペインのモーツァルト』と称されるほどの評価を受けながら、1826年1月17日にわずか19歳で逝去しました。その短い生涯が生み出した作品は現在も世界中で演奏され続けています。

1826年ホアン・クリソストモ・アリアーガ 1806年

1833年

ウィリアム・ラッシュ

(1756 - 1833)

彫刻家

アメリカ合衆国の彫刻家。『米国彫刻の父』と称される先駆者です。

1756年にフィラデルフィアで生まれたラッシュは、18世紀後半から19世紀初頭にかけて活躍した彫刻家です。船舶用の装飾彫刻や公共建築の像を多数手がけ、米国初の公共彫刻作品を残しました。フィラデルフィア美術アカデミーの設立に深く関与し、後進の育成にも力を尽くしました。その功績から『米国彫刻の父』と称され、アメリカ美術教育の礎を築いた人物とされています。 1833年1月17日に没し、その作品は今も美術史に名を刻んでいます。

1833年ウィリアム・ラッシュ英語版 1756年

1886年

アミルカレ・ポンキエッリ

(1834 - 1886)

作曲家

イタリアの作曲家。代表作にオペラ『ジョコンダ』がある。

アミルカレ・ポンキエッリは19世紀イタリアの作曲家で、ヴェリズモの先駆的存在とされます。代表作『ジョコンダ』はその迫力ある合唱曲で知られ、オペラ界に大きな影響を与えました。ミラノ音楽院で教鞭を執り、プッチーニをはじめ多くの後進の育成に貢献しました。また、交響曲や管弦楽曲、宗教音楽など幅広いジャンルで作曲活動を行い、イタリア音楽の多様性を示しました。

1886年アミルカレ・ポンキエッリ 1834年

1886年

ポール・ボードリー

(1828 - 1886)

画家

フランスの画家。オペラ座の天井画や装飾画で知られるロマン派の巨匠。

ポール・ボードリーは19世紀フランスを代表する画家で、学究的なアカデミズム様式の作品を制作しました。パリ万国博覧会やリュクサンブール美術館などで高く評価され、オペラ・ガルニエ（パリ・オペラ座）天井画の制作を手掛けたことで特に有名です。ローマ賞（Prix de Rome）を受賞後、イタリアで修業を積み、古典美術の伝統を受け継いだ装飾画を発展させました。彼の細密で優雅な筆致と色彩感覚は、当時のパリ社交界にも支持されました。

ポール・ボードリー 1828年

1916年

マリー・ブラックモン

(1840 - 1916)

画家

1916年マリー・ブラックモン 1840年