01月17日の命日 | calendar.web-standard.org

395年

テオドシウス1世

(347 - 395)

ローマ帝国皇帝

ローマ帝国の最後の全帝国皇帝で、キリスト教を国教化した宗教政治家。

テオドシウス1世は347年に生まれ、395年にローマ帝国の単一皇帝として即位しました。彼は帝国を東西に分割することなく統一を維持し、キリスト教を国教と定めたことで知られます。コンスタンティノープルで公会議を開催し、正統信仰の確立に努めました。また、『テオドシアヌス法典』を編纂し、法制の整備に大きく貢献しました。首都の城壁（テオドシウスの城壁）は彼の名を冠し、防衛拠点として重要な役割を果たしました。 395年の崩御後も、彼の統治と宗教政策は西洋史に深い影響を残しました。

395年テオドシウス1世ローマ帝国皇帝 347年

延暦8年12月28日

高野新笠

光仁天皇の大夫人

光仁天皇の大夫人として宮廷に仕え、その動向は史料に散見される貴族女性。

高野新笠は平安時代初期の皇室に仕えた貴族女性です。延暦8年（789年）12月28日に没し、享年は不詳とされています。彼女は光仁天皇の大夫人として内廷で高い地位を占め、朝廷の儀式や公務に関わりました。大夫人は天皇の后妃の中でも位が高く、宮廷の儀礼や女性政治に影響を与える存在でした。当時の公卿日記や家集にその名が散見されるものの、具体的な事績は限られています。史料の欠落から詳しい生涯は不明ですが、貴族文化の一端を示す人物です。宮廷の権勢や女性の社会的位置づけを考える上で、重要な手掛かりとなります。

790年延暦 12月28日高野新笠光仁天皇

応永6年12月21日

大内義弘

(1356 - 1400)

守護大名

室町時代中期の守護大名で、応永の乱を起こしたことで知られる武将。

大内義弘は1356年に生まれ、山口を拠点とした大内氏の守護大名でした。南北朝時代の動乱期に勢力を拡大し、九州や山陰地方に影響力を持ちました。応永6年（1399年）、幕府に反旗を翻して応永の乱を起こしました。その後の戦いで敗北し、1400年に討ち取られました。この反乱は幕府の統制への挑戦とみなされ、中世日本における守護大名の権力闘争を象徴します。大内氏は義弘の死後も存続したものの、徐々に勢力を失っていきました。

1400年応永 12月21日大内義弘守護大名 1356年

1468年

スカンデルベグ

(1405 - 1468)

中世アルバニアの君主

オスマン帝国に対抗し、アルバニアの独立を守った中世の愛国的君主。

スカンデルベグ（欧名: ジェルジ・カストリオティ）は1405年に生まれ、オスマン帝国の人質として幼少期を過ごしました。 1443年にオスマン帝国からの離反を宣言し、アルバニア山岳地帯を拠点にゲリラ戦を展開しました。彼はクルヤ城を防衛拠点とし、度重なる包囲戦を撃退しました。ローマ教皇庁やイタリア諸侯と同盟を結び、バルカンへのオスマン進出を防ぎました。 1468年に没するまで約25年間にわたり抵抗を続け、アルバニアの英雄として尊崇されました。その武勇と戦術は後世に語り継がれ、民族的なシンボルとなっています。今日もアルバニア国民にとって独立精神の象徴とされています。

1468年スカンデルベグアルバニア 1405年

1654年

パウルス・ポッテル

(1625 - 1654)

画家

オランダ黄金時代の画家で、動物を主題にした写実的な作品で知られる。

パウルス・ポッテルは1625年にオランダで生まれ、28歳で夭折しました。主に農村風景と動物を題材とした写実的な絵画を制作し、特に牛や馬などを精緻に描写しました。代表作『雄牛（The Bull）』は緻密な描写と力強い表現で高く評価されています。彼の作品はフランドルの画家たちの影響を受けつつも、独自の農村風景観を築きました。早世にもかかわらず、画壇に与えた影響は大きく、後の動物画の発展にも寄与しています。現在も多くの美術館で所蔵され、その技法は研究の対象となっています。

1654年パウルス・ポッテル画家 1625年

1686年

カルロ・ドルチ

(1616 - 1686)

画家

イタリア・バロック期の画家で、精緻で光沢のある宗教画で高い評価を得た。

カルロ・ドルチは1616年にフィレンツェで生まれ、生涯のほとんどを同地で過ごしました。緻密で滑らかな筆致と温かな色調を特徴とし、聖母子像や聖人図を多く手掛けました。代表作には『聖母子像』や『聖カタリナの神秘の結婚』などがあります。その作風はコレッジョやルーベンスの影響を受けつつも、独自の繊細さを備えていました。強い宗教的感情を表現し、当時の信仰厚いパトロンから支持を集めました。フィレンツェ絵画の重要な一翼を担い、バロック美術に貢献しました。

1686年カルロ・ドルチ 1616年

1689年

ペドロ・アタナシオ・ボカネグラ

(1638 - 1689)

画家

スペイン・バロック期の画家で、宗教画を中心に手掛けた。

ペドロ・アタナシオ・ボカネグラは1638年にスペインで生まれ、1689年に没しました。グラナダを拠点とし、教会や修道院のために宗教画を制作しました。人物像や聖人画に優れた色彩感覚と陰影表現を取り入れました。その画風にはルーベンスやイタリア・バロックの影響が見られます。多くの作品は現地の教会に所蔵され、スペイン南部の美術史に位置づけられています。詳細な伝記資料は限られるものの、地域芸術に与えた影響は大きい。

1689年ペドロ・アタナシオ・ボカネグラスペイン語版 1638年

1705年

ジョン・レイ

(1627 - 1705)

博物学者

イギリスの博物学者で、現代分類学の基礎を築いた先駆者。

ジョン・レイは1627年にイングランドで生まれ、ケンブリッジ大学で学びました。博物学の研究に従事し、植物や動物の分類に初めて体系的な視点を導入しました。著書『Historia Plantarum』などで多くの植物種を詳細に記述しました。また、動物に関する研究書を編纂し、多岐にわたる自然史の資料を残しました。彼の観察と分類の方法論は、後のリンネの体系確立に大きな影響を与えました。自然史研究の先駆者として、17世紀科学界に貢献しました。

1705年ジョン・レイ博物学者 1627年

1706年

フィリップ・ペーター・ロース

(1657 - 1706)

画家

ドイツ生まれのバロック期風景画家で、牧歌的な動物画を得意とした。

フィリップ・ペーター・ロースは1657年にドイツで生まれ、イタリアで活躍しました。別名『ロサ・ディ・ティボリ』として知られ、ローマ近郊の風景を多く描きました。牛や羊などを題材にした牧歌的な情景画が特徴で、光と影の表現に優れました。作品にはイタリアの自然美が色濃く反映され、当時の貴族らに愛されました。彼の風景画は各地の宮廷や教会に収蔵され、風景画表現の幅を広げる一助となりました。現在もヨーロッパの主要な美術館で所蔵され、その影響力は続いています。

1706年フィリップ・ペーター・ロースドイツ語版 1657年

1736年

ダニエル・ペッペルマン

(1662 - 1736)

建築家、都市計画家

建築家都市計画家

ドイツ・バロック様式の建築家で、ドレスデンの宮殿を設計した功労者。

ダニエル・ペッペルマンは1662年にドイツで生まれ、建築家・都市計画家として知られました。ザクセン選帝侯アウグスト強王に仕え、ドレスデンの都市整備に大きく関わりました。代表作『ドレスデン・ツヴィンガー宮殿』は華麗なバロック様式で高い評価を受けています。また、ピルニッツ城やブリュールのテラスなど城郭建築や庭園設計にも携わりました。彼の設計は都市景観と建築美の調和を追求し、ヨーロッパ建築に影響を与えました。 1736年の死去まで精力的に活動を続け、その遺産は現在も観光地として親しまれています。

1736年ダニエル・ペッペルマン 1662年

1743年

ギヨーム・イヤサント・ブージャン

(1690 - 1743)

イエズス会の司祭、作家、劇作家

イエズス会の司祭作家劇作家

18世紀のフランスで活躍したイエズス会司祭であり、劇作家としても著名です。文学と宗教を融合させた作品で知られます。

1690年にフランスで生まれたブージャンは、イエズス会に属しながら文学活動を行った異色の神学者です。神学や道徳を題材にした著作を多数執筆し、悲劇や道徳劇を通じて当時の知識人や市民に影響を与えました。宣教活動を行う傍ら、舞台作品では信仰と人間性を描き、文学界に新風を吹き込みました。その作品は後の啓蒙思想家にも参照され、フランス文学史においても一石を投じました。 1743年1月17日に逝去しました。

1743年ギヨーム・イヤサント・ブージャンフランス語版イエズス会 1690年

1751年

トマゾ・アルビノーニ

(1671 - 1751)

作曲家

バロック期を代表するイタリアの作曲家。優雅な旋律と管弦楽作品で世界的に評価されています。

1671年に生まれたアルビノーニは、バロック音楽に新たな表現をもたらしたイタリアの作曲家です。特にオーボエ協奏曲やアダージョなど、情感豊かで優美な旋律が多くの聴衆を魅了しました。ベネチアを拠点に宮廷や教会の式典音楽を手がけ、その作品は後世の映画や舞台音楽にも引用されました。音楽理論にも通じ、当時の楽譜出版にも寄与し、広く後進に影響を与えました。 1751年1月17日に没し、その芸術はバロック音楽の重要な遺産として残り続けています。

1751年トマゾ・アルビノーニ作曲家 1671年