01月17日の誕生日 - 科学者・研究者

1560年

ギャスパール・ボアン

(1560 - 1624)

植物学者

スイス生まれの植物学者で、植物の分類学に先駆的な研究を行った。『Pinax Theatri Botanici』は植物分類学の基礎文献とされる。

1560年、バーゼルに生まれる。バーゼル大学で医学と植物学を学び、医師としてのキャリアを積む一方で植物研究を続けた。 1623年に出版した『Pinax Theatri Botanici』では、約6,000種の植物を体系的に分類した。彼の分類法は後のリンネによる二名法の先駆となり、植物学の発展に大きく寄与した。 1624年に死去。

1560年ギャスパール・ボアン植物学者 1624年

1706年

ベンジャミン・フランクリン

(1706 - 1790)

政治家、物理学者

政治家物理学者

アメリカ独立の指導者の一人で、政治家・物理学者として活躍。雷電研究や外交交渉でも功績を残した。

1706年、ボストンで生まれる。印刷業者として成功し、ベンジャミン・フランクリン協会を創設。雷雨実験で避雷針を発明し、電気の本質解明に寄与した。アメリカ独立宣言の起草委員として署名し、国際舞台でフランスの支援を獲得。 1790年にフィラデルフィアで死去。多岐にわたる業績で「多才の象徴」と呼ばれる。

1706年ベンジャミン・フランクリン政治家物理学者 1790年

1834年

アウグスト・ヴァイスマン

(1834 - 1914)

動物学者、遺伝学者

動物学者遺伝学者

ドイツの生物学者・遺伝学者で、配偶子説を提唱し近代遺伝学の基礎を築いた人物。

1834年にドイツで生まれ、医学と生物学を学んだ後、動物学の研究に従事した。生殖細胞（配偶子）と体細胞を明確に区別する『配偶子説』を提唱し、獲得形質の遺伝を否定する理論を展開した。微視的観察と実験を重ねることで進化論と遺伝学の融合を図り、ダーウィン主義の発展に寄与した。多数の論文や著作を通じて学界に影響を与え、後のメンデル遺伝学研究の基礎を築いた。 1914年に亡くなるまで、欧州の科学界を牽引した重要人物だった。

1834年アウグスト・ヴァイスマン動物学者遺伝学者 1914年

安政5年12月14日

小金井良精

(1859 - 1944)

解剖学者、人類学者

解剖学者人類学者

日本の解剖学者・人類学者で、日本人骨格の研究に貢献した学者。

1859年に江戸で生まれ、東京帝国大学で医学を学んだ後、解剖学と人類学の研究に従事した。日本人の骨格や頭蓋形態の系統的調査を行い、国内初の人類学的学術データを蓄積した。留学経験を通じて西洋の解剖・人類学手法を紹介し、日本における学問の発展に寄与した。教壇でも後進の指導にあたり、多くの研究者を育成するとともに学会活動を推進した。 1944年に亡くなるまで長く研究を続け、人類学と解剖学の橋渡し役を果たした。

1859年安政 12月14日小金井良精解剖学者人類学者 1944年

1881年

アルフレッド・ラドクリフ＝ブラウン

(1881 - 1955)

社会人類学者、文化人類学者

社会人類学者文化人類学者

イギリスの社会人類学者で、構造機能主義を提唱し社会構造理論の発展に寄与した。

アルフレッド・ラドクリフ＝ブラウン（1881年-1955年）は、イギリスの社会人類学者として知られる。ケンブリッジ大学で学び、民族誌的研究を通じて社会構造の機能を分析する構造機能主義を体系化。南太平洋の民族調査などフィールドワークを重視し、社会組織や慣習の相互依存的な関係を明らかにした。主著『社会組織の原理』などを通じて人類学界に大きな影響を与え、西洋中心主義に対する批判的視座を示した。また、学界での社交的リーダーシップを発揮し、多くの弟子を育成した。

1881年アルフレッド・ラドクリフ＝ブラウン社会人類学者文化人類学者 1955年

1894年

鈴木義男

(1894 - 1963)

法学者、政治家

法学者政治家

日本の法学者で、民法学の研究者として教育・立法にも貢献した。

鈴木義男（1894年-1963年）は、日本の法学者・政治家。東京帝国大学法科大学院で民法を研究し、多数の学術論文や教科書を執筆。戦後は衆議院議員として立法活動にも関与し、社会法の整備や司法制度改革に尽力。法学教育を通じて多くの後進を育て、現代日本の民法学の基礎を築いた。

1894年鈴木義男法学者 1963年

1900年

細川隆元

(1900 - 1994)

政治評論家

戦後日本の政治評論家。テレビや著書で政治情勢を鋭く分析。

細川隆元は1900年に生まれ、1994年に没した日本の政治評論家です。戦後の混乱期から冷戦終結後に至るまで、長年にわたり政治情勢を分かりやすく解説。テレビ番組や新聞のコラム、単行本で多くの読者に影響を与えました。理論と現実の橋渡しを目指し、市民にも理解しやすい評論を心がけました。その洞察力と発信力は、今日の政治ジャーナリズムにも通じるものがあります。

細川隆元政治評論家 1994年

1905年

河野広道

(1905 - 1963)

昆虫学者、考古学者

昆虫学者考古学者

昆虫学と考古学の研究を両立させた日本の学者。

河野広道は1905年に生まれ、1963年に亡くなった日本の研究者です。大学で昆虫の生態研究を行う一方、考古学の分野にも積極的に関与。発掘調査に参加し、出土資料の分類・分析を手掛けました。昆虫標本の体系的整理や学術論文の執筆を通じて両分野の発展に貢献。学際的な視点で自然史と人類史をつなげる業績が評価されています。

河野広道 1963年

1907年

西村孝次

(1907 - 2004)

英文学者、文芸評論家

英文学者文芸評論家

英文学の研究者で文芸評論家。翻訳と批評で学界に貢献。

西村孝次は1907年に生まれ、2004年に没した英文学者・文芸評論家です。英国文学の古典から近現代作品まで幅広く精査し、日本語訳や評論を多数発表。シェイクスピアやチャールズ・ディケンズなどの研究で知られ、学術誌への寄稿も多岐に渡ります。文芸評論家として文学作品の解釈に新たな視点を提供し、読者層の拡大に寄与。長い研究キャリアを通じて後進の育成にも力を注ぎました。

1907年西村孝次英文学者文芸評論家 2004年

1911年

ジョージ・スティグラー

(1911 - 1991)

経済学者

規制経済学の先駆者で1982年ノーベル経済学賞受賞者。

ジョージ・スティグラーは1911年に生まれ、1991年に没したアメリカの経済学者です。『経済学の方法』や『消費者行動』などの著作で理論と実証分析を融合。特に規制の経済学における市場失敗の研究は高く評価されました。 1982年にノーベル経済学賞を受賞し、レントシーキング理論の発展に大きく寄与。多くの門下生を育成し、後進の研究にも多大な影響を与えました。

1911年ジョージ・スティグラー経済学者 1991年

1922年

吉田耕造

(1922 - 1978)

海洋物理学者

日本の海洋物理学者として海流や海洋環境の研究に貢献した。

1922年生まれの吉田耕造は、東京大学で海洋物理学を学び、研究者としてキャリアを築いた。特に海流や海洋大気相互作用の研究に取り組み、日本の海洋科学の発展に寄与した。国内外の学会で成果を発表し、後進の指導にも力を注いだ。 1978年に逝去したが、その研究は今も多くの研究者に引き継がれている。

1922年吉田耕造 1978年

1923年

コラド・ベーム

(1923 - 2017)

計算機科学者

イタリアの計算機科学者で、構造的プログラミングの理論に貢献した。

1923年生まれのコラド・ベームは、イタリア出身の計算機科学者である。構造的プログラミング理論に関するベーム・ヤコピーニの定理を共同提唱し、プログラミング手法に大きな影響を与えた。さらにλ-計算や形式言語の研究にも貢献した。 2017年に逝去した後も、その理論は現代のコンピュータ科学で広く活用されている。

1923年コラド・ベーム計算機科学者 2017年