オキザリス (酢漿草)

学名: Oxalis purpurea
科名: カタバミ科

花言葉

  • ひたむきな愛
  • 輝く心
  • 決してあなたを捨てません
  • 喜び
  • 母の優しさ

特徴

花色:

説明

オキザリスは、カタバミ科カタバミ属の球根植物で、原産地はアフリカ南部と中南米です。5枚の花びらを持つ花は白、ピンク、オレンジ、黄色など様々な色があり、日の光を受けると開花し、夜や雨の日には閉じる特徴があります。葉は3枚のハート型の小葉を持ち、四つ葉のクローバーとして扱われることもあります。シュウ酸を含むため酸味があり、古代には金属を磨くのに使用されていました。800種以上の仲間があり、非常にバラエティに富んだ植物群です。

豆知識

  • 属名の「Oxalis」はギリシャ語で「酸」を意味する「Oxys」に由来
  • 120種以上の香り成分が含まれている品種もある
  • 夜や曇りの日に花を閉じる習性は「就眠運動」と呼ばれる
  • 四つ葉のクローバーとして扱われることがあるが、実際のクローバーとは別の植物

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束に使用
  • 庭植えやボーダーガーデンの彩り
  • 鉢植えやコンテナガーデンに適している
薬用
  • 葉に含まれるシュウ酸による収斂作用
  • 伝統医学では皮膚炎の治療に使用

注意: シュウ酸を含むため大量摂取は避ける必要があります

食用
  • 若い葉
その他
  • 古代では金属磨きとして使用
  • 染料として利用される場合もある

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎

症状: 大量摂取時に胃腸の不調や腎臓への負担が生じる可能性があります。

パンジー (三色菫)

学名: Viola × wittrockiana
科名: スミレ科

花言葉

  • 愛の使者
  • もの思い
  • 私を思って
  • 思慮深い
  • 誠実
  • 揺るがない魂

特徴

花色:

説明

パンジーは、スミレ科スミレ属の植物で、ヨーロッパ原産の園芸品種です。少しうつむきがちに咲く花が物思いにふける人の顔に似ていることから、フランス語の「pensée(思考)」に由来して名付けられました。11月頃から6月まで長期間開花し、非常に丈夫な性質を持ちます。品種改良が盛んで、黄色、オレンジ、赤、紫、青紫、白、黒(濃青)、複数色の混合など、多彩な色彩を持っています。原種の基準色が紫色で、学名の「Viola」もラテン語の紫色に由来します。

豆知識

  • 英名のスナップドラゴンの「スナップ」は花を横から押すと口のように開閉することから
  • ナポレオンがエルバ島に流された際、パンジーを紋章として使用した
  • ビオラとパンジーの違いは花の大きさで、4cm以上がパンジー、それ以下がビオラ
  • 食用花(エディブルフラワー)として高級レストランでも使用される

利用方法

観賞用
  • 花壇やボーダーガーデンの彩り
  • 鉢植えやプランターでの栽培
  • 切り花として小さなブーケやアレンジメント
薬用
  • 伝統医学では呼吸器系の不調に使用
  • 抗炎症作用があるとされる

注意: 医療用途での使用は専門家に相談することをお勧めします

食用
  • 若い葉
その他
  • 押し花やドライフラワーとして工芸品に使用
  • 天然の紫色染料として利用

毒性

症状:

ジンチョウゲ (沈丁花)

学名: Daphne odora
科名: ジンチョウゲ科

花言葉

  • 栄光
  • 勝利
  • 永遠
  • 不死
  • 不滅

特徴

花色:

説明

ジンチョウゲは、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、中国南部が原産です。室町時代までに日本に渡来し、春の三大香木(沈丁花、梔子、金木犀)の一つとして親しまれています。樹高は1〜1.5mほどで、2月上旬から4月にかけて、枝先に10〜20個の小花を半球状につけます。花は筒状の萼の先端が四つに分かれた形で、外側は紅紫色、内側は白色です。120種以上の香り成分を含み、非常に強い芳香を放ちます。常緑で一年中緑の葉をつけているため、永遠や不滅の象徴とされています。

豆知識

  • 花の香りが沈香に似て、花の形が丁子(クローブ)に似ていることから「沈丁花」と名付けられた
  • 雌雄異株だが日本には雌株がほとんどなく、実を見ることは稀
  • 枝が良く分岐するため剪定しなくても自然に丸い樹形になる
  • 香りの成分には120種類以上の化合物が含まれている

利用方法

観賞用
  • 庭木として単独植栽
  • 生垣や境界植栽として利用
  • 切り花として室内装飾に使用
薬用
  • 伝統中医学では花を薬材として使用
  • 解熱や鎮痛の効果があるとされる

注意: 全草に毒性があるため、医療用途では専門家の指導が必要です

食用

食用不可。全草に毒性があります。

その他
  • 香水や芳香剤の原料として利用
  • 押し花として工芸品に使用

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 樹皮, 樹液, 実

症状: 摂取すると下痢、嘔吐、腹痛などの中毒症状が現れる可能性があります。

キンギョソウ (金魚草)

学名: Antirrhinum majus
科名: オオバコ科

花言葉

  • おしゃべり
  • でしゃばり
  • おせっかい
  • 清純な心
  • 予知

特徴

花色:

説明

キンギョソウは、オオバコ科キンギョソウ属の多年草で、南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部が原産です。江戸時代後期に日本に渡来しました。花の形が金魚のヒレや口を開けた様子に似ていることから名付けられ、英名では竜に見立ててスナップドラゴンと呼ばれます。鮮明な色彩で色幅のバラエティに富み、赤、桃、白、橙、黄、複色など多彩な花色があります。草丈は30〜100cmで、高性種、中間種、小型種があり、切り花から花壇、鉢植えまで幅広く利用されています。甘い香りを漂わせ、春の庭に華やかさを添えます。

豆知識

  • 花を横から軽く押すと口のように開閉することから「スナップドラゴン」の名前が付いた
  • 属名の「Antirrhinum」は「鼻に似た」という意味のギリシャ語に由来
  • 本来は多年草だが日本では一年草として扱われることが多い
  • 種子は非常に小さく、1グラムに約5000個含まれている

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 花壇やボーダーガーデンの背景植物として
  • 鉢植えやコンテナガーデンに適している
薬用
  • 伝統医学では皮膚の炎症に外用として使用
  • ヨーロッパの民間療法で咳止めに利用

注意: 医療用途での使用は専門家に相談することをお勧めします

食用

一般的に食用ではありません。

その他
  • 押し花やドライフラワーとして工芸品に使用
  • 種子は古代から薬用として利用されていた

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子

症状: 大量摂取時に軽度の胃腸の不調が起こる可能性があります。

ヒヤシンス (風信子)

学名: Hyacinthus orientalis
科名: キジカクシ科

花言葉

  • あなたとなら幸せ
  • 勝負

特徴

花色:

説明

ヒヤシンスは、キジカクシ科ヒヤシンス属の球根植物で、地中海東部沿岸のトルコ、ギリシャ、シリア、レバノンなどが原産です。3月から4月にかけて開花し、青、赤、ピンク、白、黄色などの多彩な花色があります。花は穂状に密集して咲き、爽やかな青葉のような香りを漂わせます。水耕栽培が可能な球根の定番として親しまれ、室内でも美しい花を楽しむことができます。黄色のヒヤシンスは他の色と比べて流通量が少なく、希少性があります。ギリシャ神話のヒュアキントスに由来する名前を持ち、古くから愛され続けている花です。

豆知識

  • 黄色のヒヤシンスは他の色と比べて流通量が少なく希少性がある
  • 水耕栽培では球根から根が出るまで暗い場所で管理する必要がある
  • オランダは世界最大のヒヤシンス球根生産国
  • 花の香り成分は100種類以上の化合物から構成されている

利用方法

観賞用
  • 水耕栽培による室内装飾
  • 春の花壇やボーダーガーデンに植栽
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
薬用
  • 古代ギリシャでは球根を薬用として使用
  • 伝統医学で利尿作用があるとされる

注意: 球根には毒性があるため、現在は医療用途では使用されません

食用

食用不可。球根に毒性があります。

その他
  • 香水の原料として香り成分を抽出
  • 風水では金運向上の効果があるとされる(黄色)

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 葉

症状: 球根を摂取すると嘔吐、下痢、腹痛などの中毒症状が現れる可能性があります。