小正月
国・地域:
日本
1月1日の大正月に対し、今日1月15日を中心にした数日を言う。豊作祈願などの農業に関連した行事をしたり、なまはげなどの行事を行って病気や厄災を払う地方もある。
1月15日前後に行われる、日本の伝統的な農業行事で、豊作祈願や厄払いなどを行います。
小正月は旧暦の1月15日にあたり、各地で豊作や健康を願う行事が行われます。
大正月(1月1日)の祝いに対し、小正月は「物忌み」や「作物の祈り」を行う日とされます。
地域によっては、繭玉飾りや餅花を飾り、田の神を迎える風習があります。
なまはげ(秋田)やどんど焼き(全国)など、厄災を払う行事も行われます。
農村ではこの時期に綱引きや田遊びを行い、五穀豊穣を祈願します。
現代では地域おこしとして様々なイベントとして再評価されています。
小正月
日本
1月1日
豊作
農業
なまはげ
行事
病気
地方
盛岡八幡宮「裸参り」
国・地域:
日本
岩手県盛岡市で行われる、無病息災、厄払いを祈願する行事。藩政時代からの伝統行事で、晒しに注連縄、わらじ姿の男たちが、団体毎に50m程度の隊列を組み、盛岡八幡宮に参詣する。
岩手県盛岡市の盛岡八幡宮で行われる、無病息災と厄除けを願う冬の伝統行事です。
盛岡八幡宮の裸参りは江戸時代から続く寒中の神事で、男たちが晒しに注連縄、わらじ姿で参詣します。
団体ごとに約50mの隊列を組み、寒さの中を力強く練り歩く姿は圧巻です。
無病息災や厄払いを祈願し、参道に参拝者や見物客が詰めかけます。
行事は夜に行われることが多く、灯籠やかがり火が幻想的な雰囲気を演出します。
参加者は厳しい寒さに耐えながら神社へ向かい、身体を清めて祈願します。
地域の伝統文化として、地元住民や観光客に親しまれています。
盛岡八幡宮
日本
岩手県
盛岡市
むこ投げすみ塗り
国・地域:
日本
新潟県十日町市で行なわれる伝統行事。「むこ投げ」は、松之山温泉にある薬師堂の高さ5メートル程ある境内から、前年に結婚した初婿を雪の斜面へ投げ落とす。「すみ塗り」は「賽の神」という神事(別名どんど焼き)で、灰と雪を混ぜ、お互いの顔に「おめでとう」と言いながら塗りあう、無病息災・家業繁栄を願う行事。
新潟県十日町市松之山温泉で初婿を雪に投げ、無病息災を願うユニークな伝統行事です。
むこ投げすみ塗りは毎年1月15日に行われ、前年に結婚した初婿を雪の斜面から投げ落とす「むこ投げ」が名物です。
その後行われる「すみ塗り」では、灰と雪を混ぜたものを互いの顔に塗りあい、無病息災と家業繁栄を祈ります。
この行事は薬師堂のある山腹で行われ、約5mの高さから投げられる勇壮な光景が見どころです。
賽の神(どんど焼き)としての要素を持ち、地域住民が一体となって盛り上げます。
冬の厳しい条件下で行われるため、参加者・見物客ともに寒さ対策が必須です。
新しい家族を迎える祝いと厄払いを兼ねた、ユニークな地域文化として注目されています。
日本
新潟県
十日町市
松之山温泉
どんど焼き
青海の竹のからかい
国・地域:
日本
新潟県糸魚川市大字青海の東町と西町に江戸時代から続く五穀豊穣や除災招福・家内安全を願う行事。隈取りをした若い衆などが、東町と西町に分かれて2本の竹を力強く引き合う。その後は、浜で「さいの神焼き」を行う。
新潟県糸魚川市青海地区で行われる、五穀豊穣と除災招福を願う竹引き合戦です。
江戸時代から続く竹のからかいは、東町と西町に分かれた若者たちが2本の竹を力いっぱい引き合う祭りです。
五穀豊穣や家内安全を祈願し、勝敗は年の豊凶を占うとも言われています。
竹引きの後には浜辺で「さいの神焼き」を行い、厄払いと新年の幸福を願います。
参加者は隈取りをして勇壮な姿で臨み、観衆の声援が祭りを一層盛り上げます。
地域の結束と伝統を象徴する行事として、多くの観光客も訪れます。
冬の日本海の風景と相まって、独特の風情を体感できます。
日本
新潟県
糸魚川市
野沢温泉「道祖神まつり」
国・地域:
日本
長野県野沢温泉村で江戸時代から行なわれている火祭り。この日までに築いた「社殿」をめぐり、厄年以外の村の男たちが火付け役、厄年の男たちが火消し役となって攻防戦を展開する。
長野県野沢温泉村で行われる、火祭りと社殿の攻防戦が見どころの伝統行事です。
道祖神まつりは村の社殿を築き、厄年の男たちが火消し、他の男たちが火付け役となり火花を散らす火祭りです。
江戸時代から続くこの行事は、無病息災や家内安全を願う儀礼として行われます。
夜の暗闇に映える炎と掛け声が、観客を熱気に包みます。
火祭りが終わると、田畑の豊作や村の繁栄を祈念して祝宴が催されます。
村全体が一体となって継承する勇壮な伝統行事です。
冬季観光の目玉としても人気を集めています。
日本
長野県
野沢温泉村
七百餘所神社「村上の神楽」
国・地域:
日本
千葉県八千代市の七百余所神社の神楽殿で、神楽が奉納される。村上の神楽は、出雲系の神楽の流れで、神話をもとに、農耕村落の五穀豊穣と平安を祈念する。
千葉県八千代市の七百餘所神社で奉納される、出雲系の伝統神楽です。
村上の神楽は出雲神話に基づく演目が披露され、農耕村の五穀豊穣と平安を祈る神事です。
神楽殿で舞われるのは、刀や鈴を用いた華やかな装束と舞踊で観客を魅了します。
毎年1月15日に行われ、地域住民や参拝者が集います。
古式ゆかしい神楽の音楽と舞は、伝統芸能としても高く評価されています。
舞手は厳しい稽古を重ね、神話の世界を再現します。
地元の保存会が中心となり、大切に継承されています。
七百餘所神社
日本
千葉県
八千代市
砥鹿神社奥宮「粥占祭」
国・地域:
日本
愛知県豊川市の砥鹿神社奥宮で行われる占いの神事。粥を神水で炊き、その中へ27種類の農作物・海産物の名前を彫った竹の管を入れてかき混ぜ、中につまった粥の量からその作物の出来不出来を占う。
愛知県豊川市の砥鹿神社奥宮で行われる、粥を用いた農作物占いの神事です。
粥占祭は神水で炊いた粥に27種類の作物・海産物を象った竹管を入れてかき混ぜ、粥のつき具合で豊凶を占う行事です。
愛知県豊川市の砥鹿神社奥宮で毎年1月15日に開催されます。
古くから五穀豊穣を祈る農耕儀礼として地域信仰に根付いています。
占いの結果は翌年の作柄や漁獲量の予想として重視され、一同が注目します。
静かな山中の神社で行われる神聖な雰囲気が魅力です。
見学者も竹管を手に取って体験できる機会があります。
砥鹿神社
日本
愛知県
豊川市
成人の日、1948年-1999年)
国・地域:
日本
国民の祝日の一つ。祝日法の改正(ハッピーマンデー)により、2000年からは1月の第2月曜日(8日 - 14日)となり、現在の法律ではこの日が成人の日に該当しなくなった。
1948年から1999年まで1月15日に定められていた日本の国民の祝日です。
成人の日は20歳に達した若者の門出を祝う日として1948年に制定されました。
当初は毎年1月15日に固定されていましたが、2000年のハッピーマンデー制度で第2月曜日に移動しました。
式典では自治体主催の成人式が各地で行われ、新成人が晴れ着姿で参加します。
この日を境に大人の責任と自覚を持つことが期待されました。
旧来の1月15日は現在にも「成人の日らしさ」を感じる日として語り継がれています。
ハッピーマンデー化以降も、1月15日の成人式を開催する自治体が存在します。
成人の日
日本
1948年
1999年
国民の祝日
ハッピーマンデー
月曜日
警視庁創立の日
国・地域:
日本
1874年1月15日に東京警視庁(現在の警視庁)が創設されたことに由来。
1874年1月15日に東京警視庁が創設されたことを記念する日です。
警視庁創立の日は、明治7年(1874年)1月15日に設立された東京警視庁を祝う記念日です。
当時の警察制度刷新の一環として、近代的な警察組織が誕生しました。
記念日として内部行事や式典が行われ、警察の歴史と使命を振り返ります。
警視庁開庁当初の苦労や功績を学ぶ機会として、多くの職員が参加します。
一般向けの見学会や講演会が開かれることもあります。
市民の安全を守る警察活動への理解を深める日です。
日本
1874年
東京警視庁
警視庁
いちごの日
国・地域:
日本
全国いちご消費拡大協議会が「いいいちご」の語呂合わせで記念日として定めている。
「いいいちご」の語呂合わせで1月15日に定められた、いちごの記念日です。
いちごの日は全国いちご消費拡大協議会が制定し、1月15日に設定されました。
「い(1)いちご(15)」の語呂合わせから生まれた、ユニークな記念日です。
各地でいちごフェアや試食イベントが開催され、旬の味わいを楽しめます。
いちごジャムやスイーツのレシピ紹介も行われ、家庭でも盛り上がります。
国内産いちごのPRと消費拡大を目的としています。
SNSでは「#いちごの日」で投稿が活発化し、盛り上がりを見せています。
日本
いちご
半襟の日
国・地域:
日本
京都半衿風呂式和装卸協同組合が制定。襟を正す正月であり、この日がかつて「成人の日」であったことから、和装に縁のあるこの日を記念日とした。
半襟の日は、着物の襟元を飾る半襟をテーマにした記念日です。日本の伝統文化や和装の魅力を再発見する機会となります。
京都半衿風呂式和装卸協同組合が制定した記念日です。着物の襟元を彩る半襟の美しさや機能性に注目し、和装文化を広める目的があります。この日がかつて成人の日だったことから、新たなスタートや身だしなみを整える意味も込められています。着物ファンや和装初心者が集うイベントや講習会が全国各地で開催されます。半襟の選び方やお手入れ方法を学ぶことで、より深く和装文化を楽しむことができます。
日本
上元
国・地域:
中華人民共和国
中国の道教の行事「三元」のひとつ。旧暦1月15日が上元で、福を与える「賜福」になる。上元の日の朝に小豆粥を食べて、その年の疫を避けるという習わしがあった。
中国の道教行事「三元」の一つである上元を祝う日です。小豆粥を食べる風習が伝わります。
上元は旧暦1月15日にあたり、三元の最上位に位置する聖なる日とされています。道教では天官にして福を司る神が人々に賜福を授けると信じられていました。この日の朝に小豆粥をいただくことで、邪気を払い無病息災を祈願します。宮廷や民間では供物やお祈りが行われ、家族や地域で祝宴が催されました。上元の祭礼は中国のみならず台湾や一部の東南アジア地域でも継承されています。
上元
中華人民共和国