2017年

京都府妙伝寺の「半跏思惟像」について、金属成分調査の結果、7世紀に朝鮮半島で作られた可能性が高いと発表。

妙伝寺が所蔵する半跏思惟像が7世紀の朝鮮半島製の可能性を示す調査結果が発表されました。
2017年1月13日、京都府にある妙伝寺の半跏思惟像について、 文化財保存研究機関が金属成分の分析調査を実施。 銅や鉛などの含有比率から、統一新羅期など朝鮮半島の7世紀製作の可能性が高いと結論付けました。 従来は日本国内で制作されたと考えられていたが、国際的な交流や職人移動の実態を示唆します。 この発表は日本の仏教美術の起源解明に新たな視点を提供しました。
2017年 京都府
2021年

中国河南省の双槐樹遺跡で、約5300年前に築かれたとみられる中国最古の宮殿跡が発掘された発表される。

河南省双槐樹遺跡で約5300年前の中国最古級の宮殿跡が発掘されたと発表されました。
2021年1月13日、中国河南省の考古学調査チームが双槐樹遺跡で発掘成果を発表。 遺構は長さ数十メートルにわたる大規模な建物基壇とみられ、石や粘土レンガで構築された痕跡を確認。 年代測定の結果、約5300年前の新石器時代後期に相当すると判断されました。 中国国内で現時点で最も古い宮殿様式とみられ、初期国家形成の研究に大きな意義。 発見は華北地域における早期文明の発達と社会構造の形成を裏付ける重要な証拠となります。
2021年 河南省