元禄8年12月9日
赤根屋半七と遊女の三勝が、大阪千日寺の墓地で心中して果てる。二人のはかない恋は、歌舞伎の演目「三勝半七艶容女舞衣」として劇化され、現在も上演されている。
大阪千日寺の墓地で赤根屋半七と遊女・三勝が心中し、その悲恋は歌舞伎化される。
1696年1月13日、大阪の千日寺墓地で材木商の次男・赤根屋半七と遊女の三勝が心中して果てる。
身分差や商家の家督問題などから許されぬ恋とされ、二人は愛憎入り混じる運命に翻弄された。
この物語は近松半二らによって浄瑠璃・歌舞伎『三勝半七艶容女舞衣』として上演される。
鮮やかな衣装や舞踊を取り入れた演目は江戸時代から人気を博し、現在も上演が続く。
はかない恋と悲劇性が庶民の心を捉えた代表的な心中ものの一つとされる。
1696年
元禄
12月9日
艶容女舞衣