01月13日の誕生日 - 科学者・研究者

1849年

エルヴィン・フォン・ベルツ

(1849 - 1913)

医師

ドイツ出身の医師で、明治時代に日本の近代医学の発展に大きく貢献した。

エルヴィン・フォン・ベルツ（1849年 - 1913年）はプロイセン（後のドイツ）出身の医師。明治政府に招かれて来日し、東京大学医科大学（現・医学部）で西洋医学を教授した。特に皮膚科学の研究で知られ、日本における近代医療の基礎を築いた。日本医学会初代会長として学術振興に尽力し、国内外の医学交流を促進した。皇室御用達の医師としても活動し、その功績から多くの栄典を受けた。

1849年エルヴィン・フォン・ベルツ医師 1913年

1864年

ヴィルヘルム・ヴィーン

(1864 - 1928)

物理学者

ドイツの物理学者。黒体放射の法則（ウィーンの法則）を提唱し、1911年にノーベル物理学賞を受賞。

ヴィルヘルム・ヴィーン（1864年 - 1928年）はドイツの物理学者。黒体放射のスペクトル分布を表すウィーンの法則を提唱し、放射物理学の発展に大きく寄与した。1900年に法則を発表し、量子論の基礎研究にも影響を与えた。1911年にノーベル物理学賞を受賞し、ベルリン大学やハンブルク大学で多くの研究者を育成した。

1864年ヴィルヘルム・ヴィーン物理学者 1928年

1902年

カール・メンガー

(1902 - 1985)

数学者

オーストリア生まれの数学者。位相幾何学や次元理論、フラクタル研究で知られる。

1902年にウィーンで生まれたオーストリア出身の数学者。ハイパーグラフや位相次元理論に多大な貢献を果たし、“メンガー・スポンジ”と呼ばれるフラクタルの概念を提唱。アメリカへ移住後、イリノイ大学で教鞭を執り、多くの論文と教科書を執筆。数学の基礎理論を発展させるとともに、経済学者カール・メンガーの息子としても知られる。 1985年に没し、その研究は現代のトポロジーや幾何学分野に大きな影響を与え続けている。

1902年カール・メンガー数学者 1985年

1906年

周有光

(1906 - 2017)

経済学者、言語学者

経済学者言語学者

中国の経済学者・言語学者。現代中国語拼音（ピンイン）体系の父と呼ばれる。

1906年に浙江省で生まれ、上海で経済学を学ぶ。国民政府の銀行部門に勤務し、経済政策の研究に従事。 1950年代に中国語ローマ字転写法の研究に着手し、1955年に現代中国語拼音体系の原型を提唱。 1958年に公式採用された“ピンイン”は、中国語学習と国際交流を飛躍的に容易にした。 2017年に111歳で没し、“拼音の父”として世界中で敬われた。

周有光 2017年

1918年

ヴァルター・ヤコビ

(1918 - 2009)

ロケット科学者

ドイツ出身のロケット科学者。NASAのマーシャル宇宙飛行センターで技術開発に貢献した。

1918年にドイツで生まれ、第二次世界大戦後にアメリカへ移住。ドイツロケット開発団での経験を活かし、NASAマーシャル宇宙飛行センターの技術スタッフとして勤務。液体燃料ロケットの推進システムなど、数々の宇宙開発プロジェクトに携わる。アポロ計画初期の支援にも貢献し、アメリカの有人宇宙飛行実現を技術面から支えた。 2009年に91歳で逝去。ロケット工学の発展に大きな足跡を残した。

ヴァルター・ヤコビ 2009年

1927年

シドニー・ブレナー

(1927 - 2019)

生物学者

ノーベル生理学・医学賞を受賞した南アフリカ出身の生物学者。線虫C. elegansを用いた遺伝子制御の研究で知られる。

1927年南アフリカで生まれ、ケンブリッジ大学などで研究を行った。線虫C. elegansをモデル生物に用いて発生や細胞死の遺伝的メカニズムを解明。その功績により2002年にノーベル生理学・医学賞を受賞。生涯を通じて多くの若手研究者を指導し、現代分子生物学の基礎を築いた。 2019年に92歳で逝去。

1927年シドニー・ブレナー生物学者 2019年

1934年

ロビン・ミルナー

(1934 - 2010)

計算機科学者

イギリスの計算機科学者。ML言語の設計や形式手法の開発で知られ、チューリング賞を受賞した。

1934年にイングランドで生まれ、ケンブリッジ大学などで研究に従事。 MLプログラミング言語やLCF定理証明器、π計算などの基礎理論を構築。 1991年にACMチューリング賞を受賞し、形式手法と型理論の発展に大きく貢献した。 2010年に逝去。

ロビン・ミルナー計算機科学者 2010年

1935年

加藤正二

天文学者

日本の天文学者。

加藤正二天文学者

1938年

和田春樹

歴史学者

日本の歴史学者。

和田春樹歴史学者

1959年

半田利弘

天文学者

日本の天文学者。小惑星や流星の観測・分析を専門とする。

1959年生まれ。大学卒業後、天文学の研究に従事。主に小惑星や流星の観測・分析を専門とする。多数の研究論文を国内外の学術誌に発表。天文イベントや観望会で講師を務め、普及活動にも力を注ぐ。学会活動を通じて若手研究者の育成にも貢献している。

1959年半田利弘

1978年

ネイト・シルバー

統計学者

アメリカの統計学者・ジャーナリスト。選挙予測の的中率で知られ、FiveThirtyEightを創設した。

ネイト・シルバーは1978年1月13日生まれのアメリカの統計学者・ジャーナリスト。コロンビア大学で統計学と政治学を学び、2008年米大統領選挙での予測モデルにより一躍注目を浴びた。ブログ「FiveThirtyEight」を立ち上げ、政治予測だけでなくスポーツや経済、エンタメ分野など幅広くデータ分析を展開。データ駆動型のアプローチで世論調査やマーケットの動向を解説し、分析結果の可視化にも定評がある。著書『The Signal and the Noise』などで専門的手法を一般向けにわかりやすく紹介し、データサイエンスの普及に貢献。現代の統計ジャーナリズムのパイオニアとして、メディアや企業からの信頼を集める存在である。

ネイト・シルバー統計学者