マンサク (万作・満作)

学名: Hamamelis japonica
科名: マンサク科

花言葉

  • ひらめき
  • 神秘
  • 幸福の再来
  • 呪文
  • 魔力
  • 豊作

特徴

花色: 黄色

説明

マンサクは2月頃から、はっとするような黄色い花を咲かせ、いち早く春の訪れを教えてくれる日本原産の落葉低木です。花びらは4枚で長さ約2cmほどの線形をしており、良い香りが遠くまで漂います。まず先に花が開花してから葉が芽吹くのが特徴です。茶色い萼片との美しいコントラストを作ります。

豆知識

  • 「まず咲く」から「マンサク」になったという説がある
  • 花びらがカールしてパッとはじけたように見えることから「ひらめき」の花言葉がついた
  • 英名のWitch Hazelは魔女が使う杖の材料とされたことに由来
  • ハマメリスの名前はギリシャ語の「リンゴに似た」が語源

利用方法

観賞用
  • 早春の庭木として
  • 公園や街路樹として
  • 切り花として
薬用
  • 葉を干したものに止血作用
  • あせも、かぶれ、湿疹の治療

注意: 薬用使用は専門家の指導のもとで行うこと

食用

食用には適さない

その他
  • 占いの道具として
  • 材木として利用

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

ローズマリー

学名: Salvia rosmarinus
科名: シソ科

花言葉

  • 記憶
  • 思い出
  • 誠意
  • あなたは私をよみがえらせる
  • あなたに会うと幸せ
  • 追憶
  • 貞節
  • 変わらぬ愛

特徴

花色: 青・紫・白

説明

ローズマリーは地中海沿岸地方原産の常緑低木で、針状の葉と青や紫の小さな美しい花をつけます。強い芳香を持ち、古くから料理のスパイスや薬用ハーブとして重宝されてきました。記憶力を高める効果があるとされ、「記憶のハーブ」とも呼ばれます。抗酸化作用が非常に強く、若返りのハーブとしても知られています。

豆知識

  • 学名のロスマリヌスはラテン語で「海の露」を意味する
  • 古代エジプトでは死者をミイラにする際に使用された
  • シェイクスピアの「ハムレット」でオフィーリアが「記憶のために」と言って手渡すハーブ
  • ハンガリー王妃エリザベートが若返りのために使ったハンガリーウォーターの主成分

利用方法

観賞用
  • ハーブガーデンの定番植物
  • 生け垣として
  • トピアリーとして
  • グラウンドカバーとして
  • リースやブーケの材料
薬用
  • 記憶力・集中力の向上
  • 血行促進
  • 抗酸化作用によるアンチエイジング
  • リフレッシュ・リラックス効果
  • 消化促進

注意: 妊娠中・授乳中の使用は控える。大量摂取は避ける

食用
  • 葉(生・乾燥)
その他
  • アロマテラピー
  • ポプリ
  • 入浴剤
  • 香料
  • 防虫剤

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 大量摂取時の全草

症状: 大量摂取により胃腸障害や神経系への影響が起こる可能性があります。通常の料理使用量では安全です。

スイセン (水仙)

学名: Narcissus tazetta
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 尊敬
  • 神秘

特徴

花色:

説明

白いスイセンは地中海沿岸原産のヒガンバナ科の多年草で、3月から4月にかけて清楚で美しい白い花を咲かせます。強い芳香があり、古くから観賞用として愛されてきました。球根植物で、毎年美しい花を咲かせることから、永続性や再生の象徴とされています。

豆知識

  • 漢字の「水仙」は中国語で「水の仙人」を意味する
  • ギリシャ神話で美少年ナルキッソスが自分の姿に恋をして花になったとされる
  • 日本には平安時代後期に中国から伝来した
  • 球根は毎年同じ場所で花を咲かせる性質がある

利用方法

観賞用
  • 春の花壇
  • 水栽培での観賞
  • 切り花
  • 鉢植え
  • ナチュラルガーデン
薬用
  • 伝統的に鎮痛・解熱に使用されたが現在は推奨されない

注意: 有毒なため薬用使用は危険

食用

食用には適さない(有毒)

その他
  • 香水の原料
  • 観賞用球根として

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 球根(特に危険), 葉, 茎, 花

症状: 嘔吐、下痢、腹痛、めまい、発汗、頭痛などの症状が現れます。球根は特に危険で、ニラと間違えて食べる事故が毎年発生しています。

ラッパスイセン (喇叭水仙)

学名: Narcissus pseudonarcissus
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 尊敬
  • 心遣い
  • あなたを待つ
  • 自尊

特徴

花色: 黄色・白

説明

ラッパスイセンは一般的なスイセンに比べて副花冠が長く、ラッパ状になることが特徴の春の花です。副花冠の長さが花弁と同じか、それ以上のものがラッパスイセンと定義されます。3月から4月にかけて黄色や白色の美しい花を咲かせ、ウェールズの国花として親しまれています。

豆知識

  • ウェールズでは毎年3月1日の聖デイビッドの日にラッパスイセンを身につけてお祝いする
  • 英語圏では「Daffodil」の名前で親しまれている
  • ワーズワースの詩「水仙」で詠われた花として有名
  • 球根は植えっぱなしでも毎年花を咲かせる強健な性質を持つ

利用方法

観賞用
  • 春の花壇の主役
  • ナチュラライジング(自然化栽培)
  • 切り花
  • 鉢植え
  • 公園や街路の植栽
薬用
  • 現在は薬用使用されない(有毒のため)

注意: 全ての部位に毒性があるため取り扱い注意

食用

食用不可(有毒)

その他
  • 国花としてのシンボル利用
  • 観光資源として

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 球根(最も危険), 葉, 茎, 花

症状: 嘔吐、下痢、腹痛、めまいなどの中毒症状が現れます。球根は特に毒性が強く、誤食による中毒事故が報告されています。