01月11日の命日 - 科学者・研究者

1753年

ハンス・スローン

(1660 - 1753)

医師、チョコレートミルク飲料レシピ考案者

医師チョコレートミルク飲料レシピ考案者

アイルランド出身の医師・博物学者で、チョコレートミルク飲料のレシピを考案した。

ハンス・スローンは1660年にアイルランドで生まれました。医師として王侯貴族に仕えつつ、博物学者として世界各地の標本収集に取り組みました。ジャマイカ滞在中にココア飲料に牛乳を加えるレシピを考案し、チョコレートミルクの原型を生み出しました。膨大な標本コレクションを英国王室に遺贈し、後に大英博物館設立の基礎となりました。 1753年に没し、その功績は医学・博物学の両面で高く評価されています。

1753年ハンス・スローンチョコレートミルク飲料 1660年

1882年

テオドール・シュワン

(1810 - 1882)

生化学者

ドイツの生化学者・細胞学の先駆者。細胞説を提唱した。

1810年ニエドルハウゼン生まれ。 1839年に動物組織を構成する基本単位を細胞とする『細胞説』を発表。酵素研究や神経学への貢献もあり、生化学の礎を築いた。ボン大学教授として後進の育成に尽力。 1882年にボンで没。

1882年テオドール・シュワン生化学者 1810年

1886年

小野梓

(1852 - 1886)

法学者、東京専門学校（現、早稲田大学）創立者のひとり

法学者東京専門学校（現早稲田大学）創立者のひとり

日本の法学者で、早稲田大学の前身・東京専門学校を創立。近代日本教育の発展に寄与。

1852年江戸生まれ。法学を学び、明治維新後の法整備に携わる。 1882年に大隈重信らと東京専門学校を設立し、実学教育を推進。自由民権運動にも関与し、政治活動にも取り組んだ。 1886年に急逝し、その志は早稲田大学に受け継がれた。

1886年小野梓法学者早稲田大学 1852年

1944年

ジョン・W・クリスティー

(1865 - 1944)

技術者

アメリカの技術者。産業界での技術革新やインフラ整備に貢献した。

ジョン・W・クリスティー（1865-1944）はアメリカの技術者。鉄道や橋梁などインフラ構築に関わる設計・開発業務を行った。多くの特許を取得し、工学技術の発展に寄与した。専門誌への論文執筆や学会活動も活発に行い、後進育成にも努めた。その功績はアメリカの近代産業を支える一翼となった。

1944年ジョン・W・クリスティー技術者 1865年

1952年

藤井健次郎

(1866 - 1952)

植物学者

明治から昭和時代に活躍した日本の植物学者。植物の分類学研究に貢献した。

藤井健次郎（1866-1952）は日本の植物学者。大学で植物学を専攻し、多くの植物標本を収集・研究した。特に維管束植物の分類体系の整備に尽力し、学術論文を発表した。後進の指導にも熱心で、多くの研究者を育成した。日本植物学会の設立にも関わるなど、学会活動を通じて学術振興に寄与した。

1952年藤井健次郎植物学者 1866年

1960年

上中啓三

(1876 - 1960)

化学者、薬剤師

化学者薬剤師

日本の化学者・薬剤師として活躍した人物。

1876年生まれの上中啓三は、化学者として学術研究を行うとともに、薬剤師として医療現場にも携わった珍しい経歴を持ちます。化学と薬学の両面から人々の健康に貢献し、当時の日本における科学技術の発展に寄与しました。

1960年上中啓三 1876年

1980年

井桁貞敏

(1907 - 1980)

ロシア語学者

日本のロシア語学者、文献翻訳に貢献。

1907年生まれの井桁貞敏は、ロシア語の研究者として数多くの文献翻訳や言語研究を行いました。日本におけるロシア文学紹介の先駆者として、日本とロシアの文化交流に大きく貢献しました。

1980年井桁貞敏 1907年

1982年

堀越二郎

(1903 - 1982)

航空技術者

日本の航空技術者、零戦の設計を指揮。

1903年に生まれた堀越二郎は、三菱重工業で戦闘機の設計に携わり、特に零式艦上戦闘機（零戦）の主任設計者として知られます。航空機の軽量化と高性能を両立させた設計で、日本の航空技術を代表するエンジニアです。

1982年堀越二郎航空 1903年

1988年

イジドール・イザーク・ラービ

(1898 - 1988)

物理学者

イジドール・イザーク・ラービは、1898年生まれのアメリカの物理学者。磁気共鳴を利用した研究で1944年にノーベル物理学賞を受賞しました。

1898年にオーストリア＝ハンガリー帝国で生まれ、幼少期にアメリカへ移住した。コロンビア大学で分子ビーム磁気共鳴法を開発し、原子や分子の性質を精密に測定する手法を確立した。その功績が認められ、1944年にノーベル物理学賞を受賞した。研究成果は後の核磁気共鳴(NMR)やMRI技術の基礎となり、医療や材料科学に大きな影響を与えた。晩年は大学での教育や研究指導に尽力し、多くの物理学者を育成した。

1988年イジドール・イザーク・ラービ物理学者 1898年

1991年

カール・アンダーソン

(1905 - 1991)

物理学者

カール・アンダーソンは、1905年生まれのアメリカの物理学者。陽電子を発見し、1936年にノーベル物理学賞を受賞しました。

1905年に生まれ、カリフォルニア工科大学などで物理学を学んだ。宇宙線の研究中に陽電子（ポジトロン）を発見し、反粒子の存在を初めて実証した。この功績により1936年にノーベル物理学賞を受賞し、素粒子物理学の基礎を築いた。その後、ミュー粒子の研究にも携わり、様々な高エネルギー物理実験を遂行した。1991年に逝去するまで、物理学研究の最前線で活躍した。

1991年カール・アンダーソン 1905年

1996年

松井源吾

(1920 - 1996)

建築構造技術者

日本の建築構造技術者。耐震設計や高層建築の構造解析に貢献した。

1920年に生まれ、建築構造技術者としてキャリアを開始。戦後の復興期に多数の公共建築物の構造設計に携わり、耐震技術の発展に寄与した。特に鉄筋コンクリート構造や高層建築の構造解析で先進的手法を導入。日本建築学会など学術団体で活動し、後進の技術者育成にも尽力した。 1996年1月11日に逝去。享年75。

1996年松井源吾 1920年

2002年

坂崎利一

(1920 - 2002)

細菌学者

日本の細菌学者。感染症研究に貢献した科学者。

1920年生まれ。細菌学の研究に従事し、感染症のメカニズム解明に取り組んだ。大学や研究機関で教育と研究を両立。後進の育成にも力を注いだ。 2002年1月11日に逝去。

2002年坂崎利一 1920年