01月10日の命日 - 科学者・研究者

1778年

カール・フォン・リンネ

(1707 - 1778)

博物学者

スウェーデンの博物学者。生物分類学の父と称される。

1707年にリンショーピング近郊に生まれる。\n大学で医学と植物学を学び、独自の分類体系を確立。\n『植物の種』や『動物の種』などの著作で二名法を提唱。\n世界各地の標本調査を基に、多くの新種を記載。\n1778年に没した後もリンネ式分類は現代生物学の基礎を支える。

1778年カール・フォン・リンネ博物学者 1707年

1794年

ゲオルク・フォルスター

(1754 - 1794)

博物学者、探検家、革命家

博物学者探検家革命家

ドイツの博物学者・探検家。世界を巡る旅と自然記述で知られる。

1754年、ドイツのニーダーザクセン州で生まれる。\n少年時代から父親と共に探検航海に参加。\n太平洋の島々やアメリカ大陸を探査し、多くの植物標本を収集。\n『南太平洋紀行』で詳細な自然・民族誌を発表。\n革命期には政治活動にも加わり、後に思想家としても評価される。\n1794年に没、その多才な業績は博物学・探検・思想に及ぶ。

1794年ゲオルク・フォルスター探検家革命家 1754年

1833年

アドリアン＝マリ・ルジャンドル

(1752 - 1833)

数学者

フランスの数学者。数論と解析学に多大な貢献を残した。

1752年にパリで生まれ、エコール・ポリテクニークで教鞭を執る。\n楕円関数論や数論に関する研究で名を馳せる。\n『ルジャンドルの多項式』や『ルジャンドル関数』を導入。\n測地学測量への応用研究や天文計算にも携わる。\n後世のガウスやリーマンに影響を与え、現代数学の基礎を築く。\n1833年に没し、その理論は数学の多分野で活用され続ける。

1833年アドリアン＝マリ・ルジャンドル数学者 1752年

1879年

ジェーコブ・ビゲロー

(1787 - 1879)

医師、植物学者

医師植物学者

アメリカの医師で植物学者。ハーバード大学の教授として活躍。

ジェーコブ・ビゲロー（1787-1879）はアメリカ合衆国の医師であり、植物学者としても知られるハーバード大学の教授でした。主著『American Medical Botany』では北米の薬用植物を詳細に記述し、その図版と解説は医療と植物学の架け橋となりました。また、ボストンの植物園創設や都市計画への提言など幅広い活動を通じて公共事業にも寄与しました。彼の業績は医学・植物学双方の発展に重要な役割を果たしています。

1879年ジェーコブ・ビゲロー 1787年

1919年

ウォーレス・クレメント・セイビン

(1868 - 1919)

物理学者、建築音響学者

物理学者建築音響学者

建築音響学の創始者として知られるアメリカの物理学者。

ウォーレス・クレメント・セイビン（1868-1919）はアメリカの物理学者で建築音響学の父と呼ばれています。ハーバード大学で音響実験を行い、残響時間に関するセイビンの方程式（セイビン方程式）を提唱。講堂やコンサートホールの音響設計を科学的に解析する基盤を築き、世界中の劇場音響設計に影響を与えました。彼の研究は音響学を工学分野として確立し、現在も音響設計の基準として広く用いられています。

1919年ウォーレス・クレメント・セイビン 1868年

1941年

イサイ・シュール

(1875 - 1941)

数学者

ロシア生まれの数学者。群論と表現論の研究で『シュールの補題』を提唱した。

1875年にロシア帝国（現ウクライナ）で生まれる。モスクワ大学で数学を学び、特に群論と表現論の研究で名を馳せた。『シュールの補題』やシュール多項式など、多くの概念を生み出す。教鞭を取りながら多数の論文を発表し、弟子を育成した。初期には微分幾何や複素解析にも取り組み、幅広い知見を示す。 1941年まで研究と教育に没頭し、数学界に大きな影響を残した。

1941年イサイ・シュール数学者 1875年

1942年

鉢蝋清香

(1902 - 1942)

育種技術者

日本の育種技術者。植物の品種改良に取り組み、新しい園芸品種を開発した。

1902年に生まれ、農学を学んだ後、育種技術の研究に従事。農業試験場で花卉や果樹の耐病性・収量向上を目指した品種改良を実施。実用性と美観を兼ね備えた園芸品種を多数育成し、業界に貢献。論文発表や講演を通じて技術を広め、後進の育成にも力を注いだ。植物育種の分野で先駆的な取り組みを行い、日本の園芸技術に大きな影響を与えた。 1942年に逝去するまで研究に情熱を注いだ。

1942年 1902年

1951年

仁科芳雄

(1890 - 1951)

物理学者

日本の物理学者。放射線や原子核の研究で日本の物理学界をリードした。

1890年に生まれ、東京帝国大学で物理学を学んだ。博士号取得後は海外の研究機関で研鑽を積み、放射線や原子核の研究に従事した。帰国後は東京大学助教授や理化学研究所主任研究員として後進の育成に努めた。宇宙線や素粒子物理学の研究で日本の物理学界を牽引し、多くの優れた研究者を輩出した。1951年1月10日に永眠した。

1951年仁科芳雄物理学者 1890年

1967年

ラダ・ビノード・パール

(1886 - 1967)

法学者、極東国際軍事裁判判事

法学者極東国際軍事裁判判事

インドの法学者。極東国際軍事裁判の判事を務めた。

1886年にインドで生まれ、法学を学び教授として後進を指導した。インド初の法学博士として知られ、国際法や憲法理論の研究を行った。極東国際軍事裁判の判事に任命され、日本の戦争責任を審理する立場を担った。裁判において独自の見解を示し、少数意見を提出したことで知られる。1967年1月10日に亡くなった。

1967年ラダ・ビノード・パール法学者極東国際軍事裁判判事 1886年

1976年

スティーヴン・ウルマン

(1914 - 1976)

言語学者

ハンガリー生まれの言語学者で、意味論研究の先駆者。

1914年ハンガリーに生まれる。ブダペスト大学で学んだ後、欧米の大学で教鞭を執る。特に語用論・意味論の分野で重要な研究成果を挙げ、学界に新しい視点を提供。主要著作に『意味の理論』などがあり、多言語比較の研究を推進。 1976年1月10日に死去し、彼の理論は現代言語学の基盤となっている。

スティーヴン・ウルマン言語学者 1914年

1997年

アレクサンダー・トッド

(1907 - 1997)

生化学者

イギリスの生化学者。1957年にノーベル化学賞を受賞。

アレクサンダー・ロバート・トッドはイギリスの生化学者で、1907年にアイルランドで生まれました。ケンブリッジ大学で学んだ後、核酸の化学構造の研究に従事しました。1957年にRNAやDNAの核酸成分の解明によりノーベル化学賞を受賞しました。その後も核酸代謝酵素や補酵素の研究を続け、生命化学の基盤を築きました。ケンブリッジ大学の化学部長を務め、多くの研究者を育成し、学術界に多大な影響を与えました。

1997年アレクサンダー・トッド生化学者 1907年

1999年

神谷宣郎

(1913 - 1999)

植物学者、細胞生理学者

植物学者細胞生理学者

日本の植物学者・細胞生理学者。植物の生理機能研究を専門とした。

神谷宣郎は1913年に生まれた日本の植物学者・細胞生理学者です。東京大学農学部で学び、植物細胞内の生理機能や代謝過程の解明に取り組みました。特に光合成や植物ホルモンの研究で成果を挙げ、学術論文を多数発表しました。日本植物生理学会の役員や大学教授として後進の育成にも尽力しました。1999年に逝去するまで、植物科学の発展に大きく貢献しました。

1999年神谷宣郎 1913年