01月10日の誕生日 - 科学者・研究者

1573年

シモン・マリウス

(1573 - 1624)

天文学者

17世紀のドイツ人天文学者で、木星の衛星を命名したことで知られる。

シモン・マリウスは1573年にドイツで生まれた天文学者。 1614年に『Mundus Jovialis』を出版し、木星の主要な衛星にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの名称を提案した。望遠鏡観測を通じて惑星や衛星の詳細を明らかにし、当時の天文学界に大きな影響を与えた。ガリレオ・ガリレイとの命名権を巡る論争でも注目を集めた。 1624年の死去までヨーロッパで広く研究活動を続けた。

1573年シモン・マリウス天文学者 1624年

1729年

ラザロ・スパランツァーニ

(1729 - 1799)

博物学者

18世紀イタリアの博物学者で、生物学実験の先駆者。

ラザロ・スパランツァーニは1729年にイタリアで生まれた博物学者。消化酵素や生殖の研究を通じて実験的方法を確立し、生物学の基礎を築いた。微生物の自発生成説を否定する自家培養実験を行い、微生物学にも貢献した。顕微鏡を活用した観察を進め、胚発生や生体機能の理解を深めた。 1799年に没するまで数多くの学術論文を発表した。

1729年ラザロ・スパランツァーニ博物学者 1799年

1745年

イサーク・ティチング

(1745 - 1812)

外科医、学者、在日オランダ商館長

外科医学者在日オランダ商館長

18世紀末から19世紀初頭にかけて、在日オランダ商館長として日本を訪れた外科医・学者。

イサーク・ティチングは1745年にオランダで生まれた外科医・学者。オランダ東インド会社の商館長として長崎出島に赴任し、日本文化をヨーロッパに紹介した。解剖学や外科手術の技術を日本に伝え、蘭学の発展に大きく寄与した。日本の古典や風俗を研究し、その成果を帰国後に欧州で出版した。 1812年に没するまで東西文化交流の橋渡し役を務めた。

1745年イサーク・ティチング 1812年

1853年

ジョン・マーチン・シェバーリ

(1853 - 1924)

天文学者

アメリカの天文学者で、19世紀末から20世紀初頭にかけて星図作成や観測技術の発展に貢献した人物。

ジョン・マーチン・シェバーリは1853年にアメリカで生まれた。大学で天文学を学び、各地の天文台で観測に携わった。恒星の位置測定や星図作成に心血を注ぎ、観測データの整理を行った。天文技術の進歩に寄与し、後進の研究者を指導した。 1924年に没し、その研究は現代天文学の基礎となった。

1853年ジョン・マーチン・シェバーリ 1924年

1873年

二木謙三

(1873 - 1966)

医師、細菌学者

医師細菌学者

日本の医師・細菌学者で、近代医学の発展に貢献した科学者。

二木謙三は1873年に東京で生まれ、東京大学医学部を卒業した。細菌学の研究に取り組み、伝染病の予防や診断法の確立に尽力した。ペストやコレラなどの病原体研究を進め、日本の公衆衛生向上に寄与した。大学教授として後進の医師・研究者の育成にも携わった。 1966年に没し、その業績は現代医学の基盤を築いた。

1873年二木謙三 1966年

1878年

吉田良三

(1878 - 1944)

会計学者、東京商科大学名誉教授

会計学者東京商科大学名誉教授

日本の会計学者。一橋大学（旧東京商科大学）の名誉教授として近代会計学の発展に寄与した。

吉田良三は1878年生まれの会計学者。東京商科大学（現一橋大学）で教鞭を執り、日本の会計教育・研究の基盤を築いた。簿記論や財務諸表分析の分野で多くの業績を上げ、後進の指導に尽力した。1930年代には学会活動を通じて国際的な交流にも携わり、会計学界の発展に貢献した。1944年に没後もその学問的遺産は評価され続けている。

1878年吉田良三東京商科大学一橋大学 1944年

1891年

小野清一郎

(1891 - 1986)

法学者

日本の法学者。民法を中心に研究し、法曹界の育成に尽力した。

小野清一郎は1891年生まれの法学者で、東京帝国大学（現東京大学）法学部教授として民法学を専門に教鞭をとった。判例研究と学説整理に優れ、多くの著書や論文を発表。戦後の法整備期には立法審議にも参与し、現行民法体系の構築に寄与した。1986年に逝去。

1891年小野清一郎 1986年

1894年

石田茂作

(1894 - 1977)

考古学者

日本の考古学者。古代遺跡の発掘調査を通じて日本の先史文化を解明した。

石田茂作は1894年生まれの考古学者で、縄文・弥生文化の遺跡調査を指導し、多数の発掘プロジェクトを主導した。大学教授として後進の育成にも注力し、『日本の先史時代』などの著作で学界に貢献。発掘資料の蓄積を通じて日本古代史研究の基礎を築いた。1977年に没し、その業績は継承され続けている。

1894年石田茂作考古学者 1977年

1903年

磯村英一

(1903 - 1997)

都市社会学の研究者

磯村英一は日本の都市社会学者で、都市化や地域コミュニティの研究をリードしました。学術活動を通じて日本の都市問題解決に寄与しました。

磯村英一は1903年に生まれ、都市社会学分野で研究を開始しました。実証的調査を重視し、都市空間の変容と社会構造の分析を行いました。大学教授として多くの学生を指導し、社会学教育の発展に寄与しました。著書『都市とコミュニティ』などで理論とフィールドワークを融合した研究を展開。日本の都市計画や地域政策へも提言を行い、その業績は高く評価されました。 1997年に逝去しましたが、研究成果は現代社会学に影響を与え続けています。

磯村英一都市社会学研究者 1997年

1916年

スネ・ベリストローム

(1916 - 2004)

生化学者

スネ・ベリストロームはスウェーデンの生化学者で、プロスタグランジン研究でノーベル賞を受賞しました。脂質メディエーターの発見で医学に貢献しました。

1916年にスウェーデンで生まれたスネ・ベリストロームは、生化学分野をリードしました。 1960年代にプロスタグランジンなどのエイコサノイド研究を進め、生命現象の理解に寄与しました。 1979年にはバージニア・ポールリングとともにノーベル生理学・医学賞を受賞しました。生化学部門の学術組織で要職を務め、後進の育成にも尽力しました。 2004年に逝去しましたが、その研究成果は今日の医薬品開発にも影響を与え続けています。

1916年スネ・ベリストローム生化学者 2004年

1926年

北村正利

(1926 - 2012)

天文学者

日本の天文学者。銀河系や彗星の研究で知られる。

1926年に神奈川県で生まれる。東京大学理学部を卒業後、国立天文台で活動。彗星や小惑星の軌道解析に貢献し、多数の論文を発表。銀河系の運動研究を推進し、後進の育成にも尽力。教育者としても講義や著書で天文学の普及に寄与。 2012年に逝去し、業績は現在も高く評価されている。

1926年北村正利天文学者 2012年

1926年

森亘

(1926 - 2012)

病理学者

日本の病理学者。臓器病理学の研究で知られる。

1926年に神奈川県で生まれる。東京大学医学部を卒業後、病理学の研究に専念。免疫組織化学の手法を用いた病理解剖で業績を挙げる。がん病理学の知見を深め、診断精度の向上に貢献。日本病理学会で要職を務め、学会発展に尽力。 2012年に逝去し、その研究は今なお評価されている。

森亘病理学者 2012年