01月10日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1480年

マルガレーテ（マルグリット）

(1480 - 1530)

神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の娘

神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の長女として生まれ、サヴォイア公フィリベール2世と結婚した。

マルガレーテ（マルグリット）は1480年に神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世の娘として誕生。 1511年にサヴォイア公フィリベール2世と結婚し、サヴォイア公妃として宮廷文化の振興に貢献した。夫の死後もサヴォイア公国の政務に関与し、摂政として実務を取り仕切った。音楽や文学を愛し、宮廷に芸術家を招くことでルネサンス文化を広めた。 1530年に50歳で没し、生涯を通じて国際的な政治婚姻の象徴的存在であった。

1480年マルガレーテ（マルグリット）神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世 1530年

1573年

シモン・マリウス

(1573 - 1624)

天文学者

17世紀のドイツ人天文学者で、木星の衛星を命名したことで知られる。

シモン・マリウスは1573年にドイツで生まれた天文学者。 1614年に『Mundus Jovialis』を出版し、木星の主要な衛星にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの名称を提案した。望遠鏡観測を通じて惑星や衛星の詳細を明らかにし、当時の天文学界に大きな影響を与えた。ガリレオ・ガリレイとの命名権を巡る論争でも注目を集めた。 1624年の死去までヨーロッパで広く研究活動を続けた。

1573年シモン・マリウス天文学者 1624年

1729年

ラザロ・スパランツァーニ

(1729 - 1799)

博物学者

18世紀イタリアの博物学者で、生物学実験の先駆者。

ラザロ・スパランツァーニは1729年にイタリアで生まれた博物学者。消化酵素や生殖の研究を通じて実験的方法を確立し、生物学の基礎を築いた。微生物の自発生成説を否定する自家培養実験を行い、微生物学にも貢献した。顕微鏡を活用した観察を進め、胚発生や生体機能の理解を深めた。 1799年に没するまで数多くの学術論文を発表した。

1729年ラザロ・スパランツァーニ博物学者 1799年

1745年

イサーク・ティチング

(1745 - 1812)

外科医、学者、在日オランダ商館長

外科医学者在日オランダ商館長

18世紀末から19世紀初頭にかけて、在日オランダ商館長として日本を訪れた外科医・学者。

イサーク・ティチングは1745年にオランダで生まれた外科医・学者。オランダ東インド会社の商館長として長崎出島に赴任し、日本文化をヨーロッパに紹介した。解剖学や外科手術の技術を日本に伝え、蘭学の発展に大きく寄与した。日本の古典や風俗を研究し、その成果を帰国後に欧州で出版した。 1812年に没するまで東西文化交流の橋渡し役を務めた。

1745年イサーク・ティチング 1812年

1747年

アブラアン・ルイ・ブレゲ

時計職人

フランスを代表する時計職人で、トゥールビヨン機構を発明した。

アブラアン・ルイ・ブレゲは1747年にスイスで生まれ、フランスで活躍した時計職人。 1775年に自身の時計工房を設立し、高精度時計の製作を開始した。 1801年にはトゥールビヨン機構を開発し、時計技術の精度を飛躍的に向上させた。マリー・アントワネットをはじめとする王侯貴族に愛用された逸品を多く手掛けた。海洋クロノメーターやブレゲひげゼンマイなど、現代時計の基礎となる発明も多い。

1747年アブラアン・ルイ・ブレゲ時計

1769年

ミシェル・ネイ

(1769 - 1815)

ナポレオン戦争期のフランス軍元帥

ナポレオン戦争期のフランス軍元帥で、“勇敢なるネイ”の異名を持つ。

ミシェル・ネイは1769年にフランスで生まれ、ナポレオンの下で元帥に昇進した。イタリア遠征やアウステルリッツの戦いで顕著な戦功を挙げ、“勇敢なるネイ”と称賛された。ロシア遠征やワーテルローの戦いにも参加し、フランス軍の要となる指揮を執った。王政復古期には反逆罪で裁かれ、1815年に処刑された。その勇猛さはナポレオンに最も信頼された将軍の一人として語り継がれる。

1769年ミシェル・ネイナポレオン戦争フランス軍元帥 1815年

1770年

シャルル・アンドレ・メルダ

(1770 - 1812)

軍人

ナポレオン戦争期のフランス軍軍人として活躍した。

シャルル・アンドレ・メルダは1770年にフランスで生まれ、ナポレオン戦争期に軍人として昇進した。革命戦争や帝政期の各地で部隊を指揮し、数々の戦功を挙げた。アウステルリッツやイエナの戦いなど、重要な戦場にも赴き活躍した。ワーテルローの戦いにも参加し、最後まで士官として忠誠を誓った。 1812年に没するまでフランス軍に尽力した。

1770年シャルル・アンドレ・メルダ軍人 1812年

1797年

アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ

(1797 - 1848)

作家

ドイツの作家・詩人で、自然描写と心理洞察に優れた作品を残した。

アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフは1797年にプロイセン貴族の家に生まれた。 1820年代から詩や散文の執筆を開始し、文壇で注目を集めた。代表作『湖畔の小屋』や『ユーデンブーフ』などで自然と人間心理の繊細な描写を示した。宗教的・哲学的テーマを内包し、ドイツ文学史に重要な位置を占める。 1848年に没し、その深い洞察力と文体はいまも読み継がれている。

1797年アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ 1848年

1810年

ジェレマイア・ブラック

(1810 - 1883)

第23代アメリカ合衆国国務長官

アメリカの弁護士・政治家で、第23代国務長官を務めた。

ジェレマイア・ブラックは1810年にペンシルベニア州で生まれた。州最高裁判事を経て1857年から司法長官（Attorney General）を務め、1860年に第23代国務長官に就任。南北戦争前夜の複雑な外交課題に直面し、慎重な交渉を続けた。退官後も法学者として活躍し、多数の法務論文を執筆した。 1883年に逝去し、米国法務界に多大な業績を残した。

1810年ジェレマイア・ブラックアメリカ合衆国国務長官 1883年

文政2年11月25日

安藤信正

(1820 - 1871)

老中、陸奥国磐城平藩第5代藩主

老中陸奥国磐城平藩第5代藩主

江戸幕府老中および磐城平藩第5代藩主を務めた幕臣。

安藤信正は1820年に藩主家に生まれ、幕臣として登用された。老中として幕政を担い、対外政策や国内改革に深く関与した。ペリー来航後の鎖国政策見直しや外交交渉にあたり、幕末の国難に対応した。明治維新後は版籍奉還に応じ、廃藩置県の成立を見届けた。 1871年に没し、幕末から明治への移行期に重要な役割を果たした。

1820年文政 11月25日安藤信正老中磐城平藩 1871年

文政13年11月27日

牧野貞直

(1831 - 1887)

第8代笠間藩主

江戸時代後期の大名、笠間藩第8代藩主として領内の藩政改革に取り組んだ人物。

牧野貞直は1831年、笠間藩主家に生まれた。第8代藩主として藩政を指導し、財政再建や治水事業に尽力した。天保の改革を受けて領内の開発を推進し、近代化の礎を築いた。明治維新後は廃藩置県に直面しながらも新たな役職に適応した。 1887年に没し、その残した藩政改革は地域社会に大きな影響を与えた。

1831年文政 11月27日牧野貞直笠間藩主 1887年

天保5年12月12日

福澤諭吉

(1835 - 1901)

思想家

明治時代の思想家、啓蒙活動と教育事業を通じて近代日本の基礎を築いた人物。

福澤諭吉は1835年に大坂で生まれ、蘭学を学ぶ。長崎や江戸で西洋文化に触れ、自著『西洋事情』や『学問のすゝめ』を著した。蘭学塾を発展させ、慶應義塾（現慶應義塾大学）の創設に尽力した。自由主義と独立自尊の精神を掲げ、多くの門弟を育成した。 1901年に没し、その思想は日本の近代化に大きな影響を与え続けている。

1835年天保 12月12日福澤諭吉思想家 1901年