ユキワリソウ (雪割草)

学名: Hepatica nobilis var. japonica
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 期待
  • 自信
  • 信頼

特徴

花色:

説明

艶のある葉は3つに分かれ先が少しとがっていて、トランプの「クラブ」に似ています。このため「三角草(ミスミソウ)」とも呼ばれます。雪の中から花を咲かせる力強さから「期待」という花言葉が生まれ、厳しい寒さに耐える姿から「自信」や「信頼」という意味が込められています。

豆知識

  • 新潟県では県の花に指定されており、雪国の象徴的な花として親しまれています
  • 園芸品種では数百種類もの花色や花型が作り出されています
  • 雪割草の名前は明治時代に付けられたもので、それ以前は「三角草」と呼ばれていました
  • 一つの株から異なる色の花が咲くことがあり、これを「咲き分け」と呼びます

利用方法

観賞用
  • 早春の庭園や鉢植えとして人気
  • 山野草園での栽培
  • 切り花としても利用される
薬用
  • 民間療法では肝臓病の治療に使用されていました
  • 現在では観賞用としての利用が主流です

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください

食用

食用には適しません

その他
  • 園芸愛好家のコレクション対象
  • 写真撮影の被写体として人気

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: 大量摂取により消化器系の不調を起こす可能性があります

デージー (雛菊)

学名: Bellis perennis
科名: キク科

花言葉

  • 無意識
  • 無邪気
  • 平和
  • 希望

特徴

花色:

説明

デージーの語源は太陽の目(day's eye)だといわれ、中心部の黄色い部分が温かい太陽のようにも見えます。春に赤、白、ピンクのかわいらしい小さな花を咲かせます。花言葉の「無邪気」は子供のような純真さを、「平和」は穏やかな花姿から、「希望」は春の訪れとともに咲くことから生まれました。

豆知識

  • シェイクスピアの作品にも登場する歴史ある花です
  • 「He loves me, he loves me not」の花占いで有名な花の一つです
  • 一年中咲くことから「時知らず」という別名もあります
  • 芝生に生える野草としても親しまれ、「芝生の宝石」と呼ばれることもあります

利用方法

観賞用
  • 春の花壇や寄せ植え
  • 芝生や庭の地被植物として
  • 切り花やフラワーアレンジメント
薬用
  • ヨーロッパでは古くから傷薬として使用されていました
  • 現在では主に観賞用として栽培されています

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください

食用
  • 若い葉
  • 花びら
その他
  • 子供の花飾り作りの材料
  • 押し花や工芸品の材料

毒性

症状: 特に毒性はありません

ヒトリシズカ (一人静)

学名: Chloranthus quadrifolius
科名: センリョウ科

花言葉

  • 愛にこたえて
  • 隠された美
  • 静謐

特徴

花色:

説明

茎の先端付近に4枚の葉が輪生状につき、中央から白いブラシ状の花序が1本伸びます。花期は4~5月で、白い花が咲きます。源義経の妾であった静御前に由来して名付けられ、静御前が義経に愛されたにも関わらず正妻にはなれなかった美しい女性であったことから「愛にこたえて」「隠された美」という花言葉が生まれました。

豆知識

  • 古くは「吉野静」と呼ばれ、源義経の愛妾静御前の名前に由来します
  • 同じ仲間に「フタリシズカ」という花もあり、2本の花序が立つことからこの名前が付けられています
  • 茶道では貴重な山野草として珍重され、茶花として使用されます
  • 環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されている地域もあります

利用方法

観賞用
  • 山野草園での栽培
  • 日陰の庭園の下草として
  • 茶花として茶道で使用
薬用
  • 民間療法では解熱や鎮痛に使用されていました
  • 現在では主に観賞用として栽培されています

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください

食用

食用には適しません

その他
  • 山野草愛好家のコレクション対象
  • 自然観察や写真撮影の対象

毒性

毒性レベル: unknown

有毒部位: 詳細不明

症状: 毒性に関する詳細な情報は不明のため、取り扱いには注意が必要です

スミレ (菫)

学名: Viola mandshurica
科名: スミレ科

花言葉

  • つつましい喜び
  • 田園の幸福

特徴

花色:

説明

黄色いスミレは春の代表的な花の一つで、田んぼの畦道や草地に咲きます。花言葉の「つつましい喜び」「田園の幸福」は、広い田んぼの畦道で咲く姿から、ちょっとした嬉しさや幸せな気持ちを感じさせることに由来します。紫のスミレと比べて黄色いスミレは珍しく、見つけると特別な喜びを感じる花です。

豆知識

  • ナポレオンはスミレを愛し、愛妻ジョゼフィーヌに贈ったことで有名です
  • 万葉集には「すみれ」を詠んだ歌が収録されており、古くから日本人に親しまれていました
  • スミレの種子には「エライオソーム」という蟻が好む物質が付いており、蟻によって種子が運ばれます
  • 黄色いスミレは他の色のスミレより珍しく、見つけるとラッキーとされています

利用方法

観賞用
  • 春の庭園や花壇
  • 野草園での栽培
  • 押し花の材料として
薬用
  • 民間療法では咳止めや解熱に使用されていました
  • 現在では主に観賞用として扱われています

注意: 薬用利用は専門家の指導の下で行ってください

食用
  • 若い葉
その他
  • 香水の原料として
  • 自然観察の対象として

毒性

症状: 特に毒性はありません