貞観18年12月5日
唐の仏僧の玄奘三蔵がインドなどを巡る16年の旅から帰国。
玄奘三蔵が16年にわたる巡礼を終え、インドから帰国した歴史的瞬間です。
玄奘三蔵は629年に長安を出発し、中央アジアを経てインドへ向かった高僧です。
16年に及ぶ旅の中で多数の仏教経典を収集し、仏典の知識を深めました。
帰国後、唐王朝の支援を受けて多くの経典を翻訳し、中国の仏教文化に大きな影響を与えました。
彼の著作『大唐西域記』は、当時の西域やインドの地理・文化を後世に伝える貴重な記録となりました。
玄奘の旅と翻訳事業は、シルクロードを通じた東西文化交流の象徴として広く称えられています。
645年
貞観
12月5日
唐
玄奘三蔵