01月08日の命日 - 芸術家・音楽家

1337年

ジョット・ディ・ボンドーネ

(1267 - 1337)

画家、彫刻家、建築家

画家彫刻家建築家

ルネサンス初期のイタリアを代表する画家・彫刻家・建築家。写実的な表現と遠近法の先駆者として知られる。

ジョット・ディ・ボンドーネは1267年頃にヴィチェンツァ近郊で生まれたとされる。伝統的なビザンティン様式から脱却し、人間らしい表情や空間把握を追求した画風で、スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画などが代表作に挙げられる。絵画だけでなく彫刻や建築にも才能を発揮し、イタリア・ゴシック様式の発展に大きな影響を与えた。弟子や後世の画家にも強い影響を及ぼし、ルネサンス美術の基礎を築いた。1337年に没後も、その革新的な技法は永く評価され続けている。

1337年ジョット・ディ・ボンドーネ画家彫刻家建築家 1267年

1567年

ヤコブス・ファート

(1529 - 1567)

作曲家

ルネサンス期のフランドル派作曲家。宗教音楽を中心に活動した。

ヤコブス・ファートは1529年頃に生まれ、16世紀中頃に活躍した作曲家である。主に教会音楽を作曲し、ミサ曲やモテットなど多数の宗教作品を残した。フランドル楽派の伝統を受け継ぎながらも独自の対位法技法を発展させ、後世の作曲家に影響を与えた。在位先や具体的な職歴は不明だが、彼の作品はヨーロッパ各地の聖歌隊で演奏された記録がある。1567年に没した後も、その音楽的遺産は研究対象となり続けている。

1567年ヤコブス・ファート作曲家 1529年

1713年

アルカンジェロ・コレッリ

(1653 - 1713)

作曲家

バロック期のイタリアの作曲家・ヴァイオリニストで、コンチェルト・グロッソの発展に貢献。

1653年にイタリアのフェラーラ近郊で生まれる。若くしてローマに移り、聖チェチーリア音楽院で学ぶ。ヴァイオリニストとしても傑出し、多くのソロ曲や協奏曲を作曲。特に『トリオ・ソナタ』や『コンチェルト・グロッソ』は後世の作曲家に影響。その優雅で洗練された様式はバロック音楽の一翼を担った。 1713年に没し、近代協奏曲の基礎を築いた偉大な先駆者として知られる。

1713年アルカンジェロ・コレッリ 1653年

1770年

ジョン・マイケル・ライスブラック

(1694 - 1770)

フランドルの彫刻家

フランドル出身でイギリスで活躍したバロック期の彫刻家。肖像碑や記念碑で名を馳せた。

1694年にフランドル地域で生まれる。 1710年代にイングランドに渡り、彫刻家として活動。貴族や教会からの肖像像や記念碑を手掛け、その精緻な写実性で評価。大理石やブロンズを用いた作品はバロックの優美さを示す。ロンドンを中心に注文を受け、多くの名士の記念碑を制作。 1770年に没し、イギリス彫刻史に足跡を残した。

1770年ジョン・マイケル・ライスブラック英語版 1694年

1775年

ジョン・バスカヴィル

(1706 - 1775)

印刷業者・書体デザイナー

18世紀のイギリスの印刷業者・書体デザイナー。『バスカヴィル体』を制作した。

1706年にイギリスのウォリックシャーで生まれる。自ら印刷所を設立し、高品質の紙とインクを開発。滑らかな線と明快な字形を特徴とするバスカヴィル体をデザイン。当時としては革新的な細身の書体は、後のタイポグラフィ史に影響。印刷技術の向上とともに美しい書籍を刊行し、評価を博す。 1775年に没したが、その書体は現在も多く用いられている。

1775年ジョン・バスカヴィル印刷書体デザイナー 1706年

1792年

フィリップ・ソーヴァン

(1697 - 1792)

画家

1792年フィリップ・ソーヴァンフランス語版 1697年

1831年

フランティシェック・ヴィンツェンツ・クラマーシュ

(1759 - 1831)

作曲家

チェコ出身の作曲家。国民楽派の先駆けとして知られる。

1759年にボヘミアで生まれる。プラハ大学で学び、古典派音楽の影響を受ける。交響曲やオペラ、教会音楽など多岐にわたる作品を作曲。チェコの民謡や民族音楽の要素を取り入れ、国民楽派の基礎を築く。後進の育成にも力を注ぎ、音楽教育に貢献。 1831年に没し、チェコ音楽の発展に大きな足跡を残した。

1831年フランティシェック・ヴィンツェンツ・クラマーシュ 1759年

1864年

ヴィクトル・ドゥルラン

(1780 - 1864)

作曲家

1780年生まれの作曲家。19世紀に活動し、多くの作品を残した。

1780年に生まれ、主に19世紀を通じて作曲活動を展開した。宗教音楽や声楽作品を数多く手掛けた。ロマン派の影響を受けた作風とされる。詳細な資料は少ないが、当時の音楽文化を伝える貴重な史料となっている。 1864年1月8日に没し、その業績は研究者の間で再評価されている。

1864年ヴィクトル・ドゥルラン 1780年

1891年

フレドリック・パシウス

(1809 - 1891)

作曲家

1809年生まれの作曲家。フィンランドの国歌を作曲した。

1809年にドイツで生まれ、後にフィンランドに移住した。北欧ロマン派を代表する作曲家として活躍。『我らこの国（Maamme）』の作曲で広く知られ、フィンランド国歌となった。その他にも歌劇や合唱曲を手掛け、音楽教育にも貢献した。フィンランド音楽の基礎を築いた重要な人物とされる。 1891年1月8日にヘルシンキで逝去。

1891年フレドリック・パシウス英語版 1809年

1916年

レンブラント・ブガッティ

(1884 - 1916)

彫刻家

1884年生まれのイタリア出身の彫刻家。動物彫刻を得意とした。

1884年にフランスで生まれ、イタリアの名門ブガッティ家に育つ。動物を題材にした写実的な青銅彫刻で知られる。象やライオン、チーターなどの作品が高い評価を受けた。若くして才能を開花させ、ベルエポック期の芸術界で注目を集めた。精神的な苦悩から健康を害し、1916年1月8日に若くして逝去した。その繊細な表現は後の彫刻家にも影響を与えている。

1916年レンブラント・ブガッティ 1884年

1938年

クリスティアン・ロールフス

(1849 - 1938)

画家

ドイツの表現主義画家。鮮烈な色彩とダイナミックな筆致で知られました。

クリスティアン・ロールフスは1849年にドイツで生まれ、当初は写実的な作品を制作しました。やがて印象派やポスト印象派の影響を受け、表現主義的な画風へと転換しました。大胆な色使いと力強い筆捌きを特徴とし、自然や人間の感情を鮮烈に表現しました。作品は国内外の展覧会で高く評価され、表現主義運動における重要な人物とされます。 1938年に逝去するまで精力的に創作活動を続け、その革新的な芸術観は後進に大きな影響を与えました。

1938年クリスティアン・ロールフス 1849年

1948年

クルト・シュヴィッタース

(1887 - 1948)

芸術家、画家

芸術家画家

ドイツのダダイスム芸術家。コラージュ作品『メルツバウ』で知られています。

クルト・シュヴィッタースは1887年にドイツで生まれ、第一次世界大戦後にダダイスム運動に参画しました。日常の廃材や新聞片を用いたコラージュ技法『メルツ』を提唱し、芸術の再定義に挑戦しました。代表作『メルツバウ』は廃材を組み合わせた立体作品で、既存の美術概念を覆す試みとして注目されました。後のコラージュやアッサンブラージュ作品に大きな影響を与え、現代美術の先駆者とされます。 1948年に逝去しましたが、その革新的な芸術思想は今も高く評価されています。

1948年クルト・シュヴィッタース芸術家画家 1887年