人日の節句

五節句のひとつ。古来中国では、この日に7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七種粥となった。日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着した。

五節句の第一にあたる人日(じんじつ)の節句で、7種類の草を用いた羹や粥を食べる習慣がある。
中国の古来から伝わる習俗で、元々は1月7日に七種の野菜を入れた羹(あつもの)を食べ邪気払いを行っていました。 日本では平安時代に宮中行事として取り入れられ、江戸時代以降に庶民の間にも広まりました。 七草粥はその派生として親しまれ、無病息災を祈る正月の重要な節句となりました。 春の七草には薬草としての効能があるとされ、冬の寒さで弱った体を労わる役割も果たしました。 現代では家族で七草粥を囲み、新年の健康と長寿を願う行事として定着しています。
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夕霧忌

国・地域: 日本

京の花街島原と大坂の新町で人気を博した夕霧太夫は、延宝6年1月7日(1678年2月27日)没。絶世の美貌と詩歌管弦など品格ある芸で、寛永三名妓に数えられる。近松門左衛門の『夕霧阿波の鳴渡』をはじめ、夕霧と豪商藤屋の伊左衛門の情話は多くの浄瑠璃、歌舞伎で扱われ、「夕霧忌」は俳句の季語にもなっている。墓所は大阪市天王寺区の淨國寺、京都の清涼寺。

遊女夕霧太夫の命日を偲ぶ俳句の季語にもなった記念日。
寛文元禄6年(1678年)1月7日に没した夕霧太夫は、京島原と大坂新町で絶世の美貌と芸才を誇りました。 近松門左衛門による『夕霧阿波の鳴渡』など多数の浄瑠璃・歌舞伎作品に取り上げられています。 彼女と豪商藤屋の伊左衛門の悲恋物語は多くの人々に愛され、今も伝説として語り継がれます。 「夕霧忌」は俳句の季語としても用いられ、冬の情趣を詠む題材となっています。 大阪市淨國寺や京都清凉寺の墓所には毎年多くの参詣者が訪れます。
日本 夕霧太夫 2月27日 近松門左衛門 清涼寺

虐殺政権からの解放の日

国・地域: カンボジア

1979年のこの日、カンプチア救国民族統一戦線がプノンペンに侵攻し、ポル・ポト政権(民主カンプチア)が崩壊した。

ポル・ポト政権崩壊を祝うカンボジアの祝日。
1979年1月7日、カンプチア救国民族統一戦線がプノンペンへの進攻を成功させ、民主カンプチア政権(ポル・ポト政権)を打倒しました。 長年に及ぶ虐殺と苦難の時代の終焉を告げ、カンボジア人にとって歴史的な解放の日とされています。 現在では国民の記憶を継承し平和を誓うため、各地で式典やイベントが開催されます。 追悼と和解の精神を表す日として、政府主催の記念行事や教育プログラムも行われています。 カンボジアの国家的祝日として、国民の統合と再建への歩みを象徴しています。
カンボジア 1979年 カンプチア救国民族統一戦線 プノンペン ポル・ポト 民主カンプチア