1619年

ニコラス・ヒリアード

(1547 - 1619)

金銀細工師・ミニアチュール作家

金銀細工師・ミニアチュール作家
エリザベス朝時代のイングランドで活躍した金銀細工師であり、精緻な肖像ミニアチュール作家として知られた人物です。
1547年頃に生まれ、主にエリザベス1世とジェームズ1世の宮廷に仕えました。彼は金銀細工の技術を背景に、小さな肖像画に新たな可能性を切り拓きました。繊細な筆遣いと鮮やかな彩色が特徴で、多くの貴族や王族の肖像を手がけました。代表作には『エリザベス1世の肖像』などがあり、イギリス美術史に大きな影響を与えました。後年には自身の制作技法をまとめた書簡も残され、後世の画家にも影響を及ぼしました。
1619年 ニコラス・ヒリアード ミニアチュール 1547年
1722年

アントワーヌ・コワペル

(1661 - 1722)

画家

画家
フランス王室に仕えたバロック期の画家で、聖書や神話を題材にした大作を手がけました。
1661年にパリで生まれ、父親のノエル・コワペルに師事しました。1699年にアカデミー・ロワイヤル・ド・ペインチュールの会員に選ばれ、フランス王室の公式画家として活躍しました。ヴェルサイユ宮殿の装飾画や宮廷舞踏会の天井画など、多彩な作品を残しています。柔らかな色調と優雅な構図が特徴で、後進の画家にも大きな影響を与えました。1722年にパリで没しました。
1722年 アントワーヌ・コワペル 1661年
1830年

トーマス・ローレンス

(1769 - 1830)

画家

画家
イギリスの肖像画家。王族や貴族の肖像を多く手がけ、優雅な表現で知られる。
トーマス・ローレンス(1769-1830年)は、イギリスを代表する肖像画家です。 若くして宮廷画家の地位を獲得し、ジョージ4世やナポレオンの肖像を手がけました。 精緻で洗練された筆致と、被写体の人柄を写し取る技法で高く評価されました。 王立絵画彫刻アカデミーの会長も務め、後進の育成にも尽力しました。 その華麗な作品は現在も世界中の美術館で高く評価されています。
1830年 トーマス・ローレンス 画家 1769年
1868年

ウィリアム・ブラッドベリー

(1816 - 1868)

作曲家

作曲家
アメリカの作曲家で、宗教音楽や合唱作品を多数作曲した。
ウィリアム・ブラッドベリー(1816-1868年)は、アメリカの作曲家です。 特に宗教音楽や教会用合唱曲を多数手がけ、清楚で調和の取れた旋律が特徴です。 『ブラッドベリー聖歌集』などの編纂を行い、19世紀のアメリカ教会音楽に大きな影響を与えました。 作曲活動の傍ら、音楽教育にも力を入れ、講習会や出版を通じて後進を育成。 1868年に没後も多くの作品が演奏され続け、その名前は広く知られています。
1868年 ウィリアム・ブラッドベリー 1816年
1886年

リチャード・ダッド

(1817 - 1886)

画家

画家
イギリスの画家で、幻想的な風景画と独特の世界観を生み出した。
リチャード・ダッド(1817-1886年)は、イギリスの画家です。 ヴィクトリア朝期に幻想的かつ緻密な風景画を制作し、特に『妖精狩りの名人』などの作品で知られます。 しかし精神を病み父親を殺害して収監され、その後精神病院で制作を続けました。 アスラム時代の作品には独特の夢幻的世界が広がり、後世の幻想絵画に大きな影響を与えました。 1886年に精神病院で亡くなるまで、孤独の中で創作を続けた孤高の芸術家でした。
1886年 リチャード・ダッド 1817年
1890年

ハンス・マティソン=ハンセン

(1807 - 1890)

オルガニスト、作曲家、画家

オルガニスト 作曲家 画家
デンマークのオルガニスト・作曲家・画家として活躍した多才な芸術家。
ハンス・マティソン=ハンセン(1807-1890年)は、デンマークの芸術家です。 若くしてオルガニストとして活動を開始し、教会音楽の演奏・作曲で知られました。 同時に風景画や肖像画を制作し、多彩な才能を発揮。 音楽と美術を融合させた表現を追求し、デンマークの芸術界に貢献しました。 長寿を全うし、1890年にその生涯を閉じました。
ハンス・マティソン=ハンセン オルガニスト 1807年
1921年

中原悌二郎

(1888 - 1921)

彫刻家

彫刻家
近代日本を代表する彫刻家、フランス留学で技を磨く。
1888年生まれ。東京美術学校(現東京芸大)彫刻科を卒業後、フランスに留学しロダンに師事。 帰国後は欧州的表現を融合した彫刻を制作し、『冨士山』など自然主義的作品で注目を浴びた。 教職にも就き、多くの後進を育てた。 日展や帝国美術院展に出品し、彫刻界に新風をもたらした。 1921年に急逝、壮年期の死が美術界に衝撃を与えた。
1921年 中原悌二郎 彫刻家 1888年
1957年

ヨジェ・プレチニック

(1872 - 1957)

建築家

建築家
スロベニア出身の建築家。古典とモダニズムを融合させた独自の建築様式で知られる。
1872年にオーストリア=ハンガリー帝国領(現スロベニア)に生まれる。 ウィーン工科大学でオットー・ワーグナーに師事し、ウィーン分離派運動に影響を受ける。 プラハやリュブリャナで市庁舎や国会議事堂、橋など多くの公共建築を手がける。 古典美とモダニズムを融合したデザインで、都市空間の美学に革新をもたらした。 1957年1月7日に死去し、作品群は現在も観光名所として親しまれている。
1957年 ヨジェ・プレチニック 建築家 1872年
1964年

コリン・マクフィー

(1900 - 1964)

作曲家

作曲家
カナダ出身の作曲家。バリ島のガムラン音楽を西洋クラシックに取り入れた先駆者。
コリン・マクフィー(1900-1964)はカナダ出身の作曲家で、特にバリ島の伝統音楽に強い関心を寄せたことで知られる。 1920年代にパリで学んだ後、1930年代にバリ島を訪れ、ガムラン音楽を研究・記録した。 作曲作品『Tabuh-Tabuhan』などにガムランのリズムや響きを融合させ、西洋クラシックの新たな表現を模索した。 作品は前衛的と評価され、戦後の世界各地で演奏され続けている。 エスノミュージック研究の先駆者として、民族音楽の学際的なアプローチに大きな影響を与えた。
1964年 コリン・マクフィー 作曲家 1900年
1967年

カール・シューリヒト

(1880 - 1967)

指揮者

指揮者
ドイツ出身の指揮者。ロマン派作品の演奏で高い評価を受けた。
カール・シューリヒト(1880-1967)はドイツの指揮者。 ライプツィヒ音楽院で学び、20世紀前半から中期にかけてヨーロッパ各地のオーケストラを指揮。 特にブラームスやマーラー、ワーグナーなどロマン派のレパートリーを得意とした。 明確で均整のとれた演奏スタイルは同時代の聴衆から高く評価され、数多くの録音を残した。 戦後は教育活動にも力を注ぎ、多くの若手指揮者を育成した。
1967年 カール・シューリヒト 指揮者 1880年
1968年

伊藤小坡

(1877 - 1968)

日本画家

日本画家
明治・大正・昭和期の日本画家。美人画で知られる。
伊藤小坡(1877-1968)は東京美術学校(現東京芸大)出身の日本画家。 横山大観の影響を受けつつ、繊細な筆致で美人画を得意とした。 主に大正から昭和期にかけて活動し、日本画壇で高い評価を受けた。 代表作には『美人図』や『花下美人』などがあり、華やかな色彩と優雅な構図が特徴。 後進の指導にも携わり、多くの門人を育てた。
1968年 伊藤小坡 日本画家 1877年
1980年

ラリー・ウィリアムズ

(1935 - 1980)

R&B歌手

R&B歌手
アメリカのR&B歌手。1950年代から60年代にかけて活躍し、後のロックンロールに影響を与えた。
ラリー・ウィリアムズ(1935-1980)は、アメリカのR&B歌手、ソングライターです。 1950年代後半から1960年代にかけて活動し、多くのヒット曲を残しました。 「ボニー・モロニー」や「ディジー・ミス・リジー」などの楽曲は後のロックンロールアーティストにも影響を与えました。 ヴォーカルの力強さと独特のグルーヴ感で多くのファンを魅了しました。 後世のミュージシャンにもリスペクトされる存在です。
ラリー・ウィリアムズ R&B 歌手 1935年