01月07日の誕生日 - 科学者・研究者

1539年

セバスティアン・デ・コヴァルビアス

辞書編纂者

16世紀スペインの辞書編纂者。カスティーリャ語の語彙を体系的にまとめた『スペイン語宝庫』の著者。言語学史に名を残す人物。

1539年にスペインで生まれ、カスティーリャ語辞典の編纂に生涯を捧げた。1611年に出版された『スペイン語宝庫（Tesoro de la lengua castellana o española）』は、初期近代スペイン語研究の代表作とされる。語源や用例、歴史的背景を豊富に取り入れ、後世の辞書編纂に大きな影響を与えた。辞書学だけでなくスペイン語学の発展にも寄与し、言語学者としても高く評価されている。詳細な生涯については資料が限られるが、その業績は言語学史において重要視されている。

1539年

1612年

フィリッポ・ブオナンニ

(1612 - 1725)

イエズス会士、科学者、収集家

イエズス会士科学者収集家

イタリア出身のイエズス会士で博物学者。貝類や鉱物の標本収集と研究で知られる。ローマの学院博物館の整備にも尽力した。

17世紀から18世紀にかけて活躍したイエズス会士で、科学研究と標本収集を行った。イタリア各地で採集活動を行い、貝類や鉱物のコレクションを蓄積。標本の観察を通じて自然史の体系化を試み、貝類に関する論文や図版を公刊。ローマのイエズス会学院付属博物館の整備に貢献し、後の博物学発展に影響を与えた。1725年に没するまで、多岐にわたる自然科学の振興に尽力した。

1612年イエズス会科学者 1725年

1745年

ヨハン・クリスティアン・ファブリクス

(1745 - 1808)

昆虫学者、経済学者

昆虫学者経済学者

18世紀ドイツの昆虫学者。リンネに学び数千種の昆虫を記載した分類学の先駆者。経済学研究にも取り組んだ。

1745年にドイツで生まれ、ウプサラ大学にてカール・リンネに師事。昆虫学において新種の発見・記載を数多く手掛け、分類体系の発展に寄与した。『Systema Entomologiae』など多くの著作で数千の種を命名し、現代昆虫分類学の基礎を築く。また経済学に関する論文を執筆し、農業生産や貿易に関する研究にも取り組んだ。1808年に没し、その功績は博物学と社会科学の両面で評価されている。

1745年ヨハン・クリスティアン・ファブリクス英語版昆虫学経済学者 1808年

1755年

スティーヴン・グルームブリッジ

(1755 - 1832)

天文学者

イギリスの天文学者。恒星カタログ『Groombridge 1838』を編纂し、星の固有運動研究に貢献した。

1755年にイギリスで生まれ、天文学と数学を独学で学ぶ。1778年に王立協会フェローに選出され、観測機器の改良にも携わる。恒星の位置観測を継続し、星表『Groombridge 1838』を完成させた。この星表は後の天文学研究、特に固有運動の研究に利用される。月食や日食の予測にも取り組み、1832年に没するまで観測と研究を続けた。

1755年スティーヴン・グルームブリッジ天文学者 1832年

1834年

ヨハン・フィリップ・ライス

(1834 - 1874)

物理学者、発明家

物理学者発明家

ドイツの実験物理学者・発明家。初期の電話機構想を実現した装置の開発者。

1834年1月7日、ドイツ・ヘッセン州ゲルンハウゼンに生まれる。教師として数学や物理を教えるかたわら、音声伝達装置の研究を開始。 1861年に電気的電話機の原型を発表し、金属膜の振動を利用した音声伝送を実現。当時の実験会では成功と批判が混在したが、その後の電話技術発展に影響を与えた。 1874年1月14日にハイデルベルクで逝去した。

1834年ヨハン・フィリップ・ライス物理学者発明家 1874年

1858年

エリエゼル・ベン・イェフダー

(1858 - 1922)

ヘブライ語学者

ヘブライ語復興運動の中心人物で、近代ヘブライ語を再生した言語学者。

リトアニアのヴィリニュス近郊で生まれた。幼少期からヘブライ語の復興に情熱を傾ける。 1881年にパリ留学中に復興運動の理念を確立し、辞書編纂を開始。 1890年にエルサレムへ移住し、ヘブライ語学校を設立。新聞発行や口語普及活動を通じて近代ヘブライ語の定着に尽力。 1922年、エルサレムで没し、現代イスラエルの公用語確立に貢献した。

1858年エリエゼル・ベン・イェフダーヘブライ語学者 1922年

1859年

マリー・ジョルジュ・フンベルト

数学者

19世紀後半から20世紀初頭に活躍した数学者。

1859年数学者没年不詳

1871年

エミーユ・ボレル

(1871 - 1956)

数学者、政治家

数学者政治家

フランスの数学者・政治家で、測度論や確率論の基礎を築いた。

1871年にフランスで生まれ、パリ大学で数学を学ぶ。可測集合（ボレル集合）やボレル測度の理論を確立。確率論への応用を提唱し、現代確率論発展に寄与。 1914年に上院議員に選出され、その後海軍大臣を歴任。学術と政治の両面で活躍し、学界の重鎮となる。 1956年にパリで没。

1871年エミーユ・ボレル 1956年

1902年

ジョージ・キングズリー・ジップ

(1902 - 1950)

言語学者、哲学者

言語学者哲学者

言語学者であり哲学者。Zipfの法則を提唱し、言語統計学に大きな影響を与えた。

1902年1月7日生まれのアメリカの言語学者・哲学者。学際的な視点から言語の統計的性質を研究し、Zipfの法則を提唱。単語の使用頻度と順位の間に逆比例の関係があることを示し、情報理論や経済学にも応用された。言語学のみならず、哲学的探求を通じて意味論や論理学にも貢献。定量的データ分析を重視した研究手法は、その後の自然言語処理やビッグデータ解析の基礎となった。 1950年に逝去するまで、学問の境界を越える多岐にわたる業績を残した。

ジョージ・キングズリー・ジップ言語学者哲学者 1950年

1910年

中山健男

(1910 - 1977)

憲法学者

憲法学の泰斗として知られる日本の法学者。戦後憲法研究に多大な影響を与えた。

1910年1月7日生まれの法学者。戦後日本の憲法学研究をリードし、憲法解釈や人権論の発展に貢献。数々の論文や著書で学界に影響を及ぼし、多くの法曹人を育成。学識に裏打ちされた講義は高い評価を得て、教育者としても名高い。 1977年に逝去するまで、憲法学の理論的発展に尽力した。現在の憲法学研究の基礎を築いた一人として知られる。

1910年中山健男憲法学者 1977年

1916年

バーナード・デイビス

(1916 - 1994)

微生物学者

アメリカの微生物学者。細菌学の分野で教育・研究に従事した。

バーナード・デイビス微生物学者 1994年

1935年

厉声教

(1935 - 2017)

中国上級外交官、国際法学者

中国上級外交官国際法学者

1935年生まれの中国上級外交官・国際法学者。国際舞台で中国の立場を発信した。

1935年に生まれ、中華人民共和国の外交官として要職を歴任。国際連合や多国間交渉の場で中国の立場を主張し、外交関係の強化に寄与。国際法学者としても研究活動を続け、中国の法的視点を世界に示した。多くの論文を執筆し、後進の教育にも力を注いだ。 2017年に逝去、その功績は外交・法学界で現在も尊敬されている。

1935年 2017年