小寒2011年・2012年)
国・地域:
日本
二十四節気の一つ。太陽の黄経が285度の時で、寒さが最も厳しくなる前の時期。
二十四節気の一つで、太陽の黄経が285度に達する時期です。寒さが本格化する前の節目として、昔から暮らしや農作業の目安とされてきました。
小寒は二十四節気の23番目に当たり、毎年1月6日頃に訪れます。昔から寒の入りとも呼ばれ、これから寒さが一段と厳しくなる季節の到来を告げます。農家では田畑の手入れや行事を行い、冬の作業計画の目安とされてきました。民間では寒中見舞いや湯治の習慣が生まれ、寒さを乗り切る知恵が伝承されました。また暦注では吉凶を占う材料とされ、多くの行事や儀式が結び付けられています。現代でも天気予報や伝統行事の一環として注目され、季節の移り変わりを感じる指標となっています。
小寒
日本
2011年
2012年
二十四節気
六日年越し
国・地域:
日本
正月七日を「七日正月」といい、その前日を年越しとして祝う。
正月七日の前日を新年の始まりとし、1月6日を「年越し」として祝う風習です。神社仏閣では特別な修正会が行われます。
「六日年越し」は江戸時代以前から伝わる正月行事の一つです。七日正月の前日にあたり、旧暦での年始をもう一度祝う意味合いが込められています。地域によっては餅つきや門松の片付けを行い、無病息災を祈願します。神社仏閣では修正会や特別祈祷が行われ、人々が集まって新年の平安を願います。家庭では雑煮や祝い膳など正月料理を振る舞い、一年の豊作や健康を祈る習わしがあります。近年では地域おこしのイベントとして大きく取り上げられることもあります。
日本
東京消防庁出初式
国・地域:
日本
東京消防庁が新年の消防訓練や式典を行う伝統行事です。都内各地で一斉放水や纏振りが披露されます。
東京消防庁出初式は、江戸時代に始まった火事鎮めの行事が起源とされています。毎年1月6日に東京消防庁の各消防署と消防団が集結し、観閲式や一斉放水を実施します。署員や団員による纏(まとい)振りやはしご乗りなどの演技は見応えがあります。式典では消防功労者の表彰や新年の訓示が行われ、無火災・無事故を祈願します。一般観覧者も放水演技を間近で見学でき、家族連れにも人気です。冬の空気を切る放水の迫力は新年の風物詩となっています。
東京消防庁
出初式
日本
色の日
国・地域:
日本
色に関係する職業の人の記念日。「い(1)ろ(6)」の語呂合せから。
色彩に関わる職業の人々を称える記念日です。「い(1)ろ(6)」の語呂合わせで1月6日に制定されました。
「色の日」は日本色彩学会が制定した記念日で、色覚・色彩文化の普及を目的としています。1月6日の語呂合わせが由来で、デザイナーや画家、インテリアコーディネーターなど色に関わる職業の人々が色への意識を高める日です。講演会やワークショップ、展示会などのイベントが全国各地で開催されます。色彩検定の受験者を対象としたキャンペーンも行われ、教育機関や企業で積極的に普及活動が行われます。SNS上では好きな色や配色例を投稿するムーブメントが広がり、一般にも色の魅力を伝えています。
色
日本
色
職業
記念日
公現節/公現祭/主顕節/顕現節(キリスト教)
本来は1月6日の固定祝日だが、地域や宗派によっては1月の第一日曜日に祝うところもある。
イエス・キリストの公現を祝うキリスト教の祝祭日で、東方の三博士の来訪を記念します。伝統的には1月6日に固定されています。
公現節(エピファニー)は、キリスト教においてイエス・キリストが初めて世に示された出来事を祝う祭日です。東方の三博士が星に導かれて幼子イエスを礼拝したことを記念し、西方教会と東方教会で起源や祝祭方法が異なります。西方教会では12月25日のクリスマスから12日目に祝われ、「主顕節」とも呼ばれます。東方正教会では1月6日を聖なる洗礼の祝日として位置づけ、水の祝福などの儀式を行います。地域や宗派によっては1月の第1日曜日に移動祝日となる場合もあります。ミサや礼拝では三博士の行列を再現するイベントが行われ、信徒たちが星を象った飾りを持ち寄ります。
公現節
キリスト教
良寛忌
国・地域:
日本
曹洞宗の僧侶で、歌人、漢詩人、書家である良寛は、天保2年1月6日(1831年2月18日)示寂。越後国出雲崎(現在の新潟県三島郡出雲崎町)の出身で、22歳のとき岡山県の曹洞宗円通寺の国仙和尚に従い得度。仏道修行に励み、35歳の頃越後に戻った。その後は空庵を転々とし、島崎村(新潟県長岡市島崎)の木村家草庵にて74歳で遷化。墓所は長岡市の隆泉寺。
曹洞宗の僧侶で詩人・書家の良寛和尚の示寂を偲ぶ日です。毎年1月6日に法要や追悼会が行われます。
良寛忌は、越後国出雲崎の生まれで広く慕われた良寛和尚の1831年(天保2年)1月6日の示寂を追悼する法要です。越後や長岡市の隆泉寺などゆかりの寺院で、詩歌朗読や書の展示、坐禅会などが催されます。良寛の素朴で慈愛に満ちた人柄や詩作、書風を偲び、多くの人が参列します。地域によっては地元の子どもたちによる唱和や伝統芸能の奉納が行われ、交流の場ともなっています。近年は全国から参拝者が訪れ、良寛の足跡をたどる観光コースも整備されています。献花や写経を通じて、良寛の精神に触れる機会が提供されています。
良寛
日本
曹洞宗
天保
1831年
2月18日
新潟県
三島郡
出雲崎町
円通寺
長岡市