01月06日の誕生日 - 科学者・研究者

1745年

ジャック・モンゴルフィエ

(1745 - 1799)

飛行士、モンゴルフィエ兄弟の弟

飛行士モンゴルフィエ兄弟の弟

モンゴルフィエ兄弟の弟として熱気球飛行を先駆したフランスの飛行士。人類初の有人飛行を実現した。

ジャック・モンゴルフィエは1745年にフランスで生まれ、兄とともに紙工場を営む中で熱気球の原理を研究した。1782年に最初の無人熱気球を飛ばし、翌年には兄と共同で有人飛行を成功させた。彼らの実験は航空技術の幕開けとされ、ヨーロッパ各地で熱気球競技や観測が盛んになった。熱気球は当時、軍事偵察や気象観測にも応用が期待され、大きな話題となった。1799年に没するまで、飛行の可能性を広げる先駆者として活躍した。

1745年ジャック・モンゴルフィエモンゴルフィエ兄弟 1799年

天明4年11月26日

足代弘訓

(1785 - 1856)

国学者、歌人

国学者歌人

江戸時代後期の国学者・歌人。古典研究を通じて和歌や国学の普及に努めた。

足代弘訓は1785年に生まれ、国学の学びを深めた研究者である。和歌の撰集や注釈書を執筆し、古典文学への理解を広めることに貢献した。江戸や諸国の学者と交流し、学問のネットワークを形成した。詩歌制作にも積極的で、多数の和歌作品を残した。1856年に没し、その学問と詩作は後世にも影響を与え続けた。

1785年天明 11月26日足代弘訓国学者歌人 1856年

1822年

ハインリヒ・シュリーマン

(1822 - 1890)

考古学者

ドイツの自学の考古学者で、トロイア遺跡を発掘した先駆者。

1822年にドイツで生まれた自学の考古学者。商人から考古学に転身し、自己資金で小アジアを探検した。ホメーロスの『イリアス』に描かれたトロイア遺跡を1850年代に発掘し、古代史研究に大きな影響を与えた。その大胆な手法は批判を招くこともあったが、発見の価値は高く評価された。後年は報告書執筆や講演を通じて考古学の普及に努めた。

1822年ハインリヒ・シュリーマン考古学者 1890年

1828年

ヘルマン・グリム

(1828 - 1901)

文化史家

ドイツの文化史家で、美術史に関する多くの著作を残した学者。

1828年にドイツで生まれ、ヴィルヘルム・グリムの甥としても知られる。イタリア・ルネサンス期の美術や彫刻を中心に研究を進め、ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチの伝記を執筆した。文化史の視点から芸術作品を分析し、当時の美術史研究に新たな方向性を示した。また学会での講演や大学での教育にも力を注ぎ、多くの後進を育成した。1901年に没。

1828年ヘルマン・グリム 1901年

1842年

クラレンス・キング

(1842 - 1901)

地質学者

アメリカの地質学者で、初代アメリカ地質調査所長を務めた先駆者。

1842年にアメリカで生まれ、西部開拓期の地質調査を主導した。1879年には合衆国地質調査所（USGS）の初代長官に任命され、広範な地質図の作成と鉱床調査を実施。近代アメリカの地質学体系確立に貢献した。私生活では紀行文も執筆し、科学者としてだけでなく作家としても評価を受けた。1901年に没。

1842年クラレンス・キング地質学者 1901年

1858年

アルバート・マンセル

(1858 - 1918)

マンセル表色系の発案者

アメリカの画家・色彩学者で、マンセル表色系を考案した研究者。

1858年にアメリカで生まれ、絵画教育の過程で色彩理論の体系化に着手。1913年に色相・明度・彩度を三次元的に示すマンセル表色系を発表し、視覚芸術のみならず工業、印刷、科学分野でも広く採用された。色彩の定量的評価を可能にするこのモデルは、現代の色彩学における基礎となっている。1918年に没。

1858年アルバート・マンセルマンセル表色系 1918年

1865年

ニコライ・マル

(1865 - 1934)

言語学者、民族学者

言語学者民族学者

グルジア出身のロシア言語学者・民族学者で、ジャフェチック理論を提唱した学者。

1865年にグルジアで生まれ、ロシア帝国で言語と民族の研究に従事。1920年代にジャフェチック理論を発表し、人類の言語起源に関する独自の視点を示した。ソ連文化政策と結びつき一時は学界を席巻したが、その後批判が高まり学説は見直された。中央アジアやカフカス地方の民族誌調査も行い、多様な言語文化の記録に貢献。1934年に没。

1865年ニコライ・マル言語学者民族学者 1934年

1902年

今西錦司

(1902 - 1992)

生態学者、人類学者

生態学者人類学者

日本の生態学者・人類学者。野生ニホンザル研究の先駆者。

1902年に奈良県で生まれた今西錦司は、京都帝国大学で動物学を学んだ。 1948年から屋久島で野生ニホンザルの行動観察を開始し、文化的伝達や社会構造を解明。「種社会」の概念を提唱し、生物学と人類学を統合する独自の理論を構築。多くのフィールドワークを通じて、生態系と人間社会の相互関係に光を当てた研究者として知られる。 1992年に逝去し、彼の学説は現代の生態学・文化人類学に大きな影響を与えている。

1902年今西錦司 1992年

1906年

ジョージ・レドヤード・ステビンズ

(1906 - 2000)

植物学者、遺伝学者

植物学者遺伝学者

アメリカの植物学者・遺伝学者。植物進化の研究でモダンシンセシスに貢献。

1906年にカリフォルニアで生まれたステビンズは、バークレー校で植物学を学んだ。 1950年に『植物変異の遺伝学』を著し、遺伝学と進化学を統合してモダンシンセシスの成立に寄与。染色体構造や多様性の研究を通じて、植物進化のメカニズムを解明。欧米の学会で活躍し、数多くの論文と著書を発表。 2000年に逝去、その業績は進化生物学研究の基盤となっている。

ジョージ・レドヤード・ステビンズ植物学者遺伝学者 2000年

1920年

ジョン・メイナード＝スミス

(1920 - 2004)

生物学者

イギリスの進化生物学者。ゲーム理論を生物学に導入し、進化戦略の概念を提唱した先駆者。

ジョン・メイナード＝スミスは1920年にイギリスで生まれ、2004年に亡くなった生物学者。もともと機械工学を学んだ後に生物学に転じ、進化の数学的モデル化に取り組んだ。1970年代に進化的安定戦略（ESS）の概念を提唱し、動物行動学や生態学に大きな影響を与えた。『Evolution and the Theory of Games』などの著作を通じて、学際的な研究手法を確立した。ケンブリッジ大学やユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで教鞭を執り、多くの研究者を育成した。王立協会フェローとして認められ、20世紀を代表する科学者の一人とされる。

1920年ジョン・メイナード＝スミス生物学者

1927年

神谷不二

(1927 - 2009)

国際政治学者

1927年1月6日生まれの国際政治学者。世界の政治体制を研究した。

1927年1月6日に生まれる。国際政治学者として活動し、世界の政治体制や外交関係を研究した。大学や研究機関で教育や論文執筆に従事した。国内外の学会で発表を行った。 2009年に逝去した。

1927年神谷不二国際政治学者 2009年

1944年

ロルフ・ツィンカーナーゲル

医学者

スイスの医学者・免疫学者。ノーベル賞受賞者。

1944年にスイスで生まれ、チューリッヒ大学などで免疫学の研究を行う。細胞性免疫のメカニズム解明に貢献し、1996年にノーベル生理学・医学賞を受賞。ウイルス感染や免疫応答の研究で世界的に知られ、後進の育成にも力を注いでいる。現在も研究活動を続けている。

1944年ロルフ・ツィンカーナーゲル医学者