新年宴会、1874年-1948年)

国・地域: 日本

天皇が皇族・親任官・外国使臣など招待して新年を祝う宴会を行った。

明治7年から昭和23年まで、天皇が皇族や外国使節を招いて新年を祝った宮廷行事です。
新年宴会は1874年に始まり、皇族・親任官・外国使臣らを招いて新年を祝賀する宮廷の公式行事でした。宮中祭祀の一環として行われ、華やかな宴席や舞楽が振る舞われました。戦後の1948年に廃止されるまで、天皇と国内外の要人が交流を深める場となっていました。近代日本の外交や文化交流の歴史を物語る重要な儀式でした。
新年宴会 日本 1874年 1948年

シンデレラの日

1956年(昭和31年)のこの日、アメリカ合衆国の女優グレース・ケリーとモナコ公国のレーニエ3世が婚約を発表した。

1956年1月5日にハリウッド女優グレース・ケリーとモナコ公レーニエ3世が婚約を発表し、「おとぎ話のような実話」として称えられます。
1956年1月5日、女優グレース・ケリーがモナコ公レーニエ3世との婚約を発表しました。映画のヒロインが実際にプリンセスとなる出来事は「シンデレラ・ストーリー」として世界中の注目を集めました。両者の婚約は国際的なニュースとなり、そのロマンスは後に映画や書籍でも取り上げられました。現在では「シンデレラの日」としてその奇跡的な恋の物語を祝う記念日となっています。
1956年 グレース・ケリー レーニエ3世

魚河岸初競り

国・地域: 日本

「魚河岸」は、魚介類を卸売りする魚市場のある河岸をいう。特に東京では、江戸時代の慶長年間に成立し、1923年(大正12年)の関東大震災で焼失するまで日本橋付近にあった魚市場を魚河岸といった。焼失後に移転し、2018年(平成30年)まで築地あった中央卸売市場(築地市場)の通称としても用いられた。「初競り」は、その年初めて行われる競りを意味し、「魚河岸初競り」では、その年の商売繁盛を願い、様々な魚介類が通常より高い価格で取引される。

年初の魚市場で行われる初めての競りを祝う伝統行事で、その年の商売繁盛を願います。
魚河岸初競りは、江戸時代から続く年始の漁市の慣習で、特に東京の築地市場や日本橋魚河岸で行われてきました。初競りでは縁起をかつぎ、マグロなどの高級魚が通常より高い値で取引されることもあります。市場関係者や買参人が集まり、威勢のよい掛け声とともに新年の活気を示します。近年は一般見学者向けのイベントやセリの見学ツアーも企画され、見学者にも人気です。
日本 魚河岸 江戸時代 慶長 1923年 関東大震災 日本橋 2018年

初水天宮

国・地域: 日本

初水天宮とは、1月5日に全国総本宮である福岡県久留米市の水天宮または分霊を祭った東京都中央区日本橋蛎殻町の水天宮のいずれかに参詣すること。社伝によると、安徳天皇の母である高倉平中宮(建礼門院・平徳子)に使えていた女官按察使局伊勢(あぜちのつぼねいせ)が、壇ノ浦の戦いの後、千歳川(現筑後川)の辺り鷺野ヶ原に遁れ、1190年(建久元年)に初めて水天宮を祀った。古来より水の神として、農業・漁業・船舶業者のみならず、子供の守護神、安産、子授の神としても人々の信仰が篤い。

水天宮の総本社や分霊を詣で、安産や子授けを祈願する新春の伝統行事です。
初水天宮は1月5日に福岡県久留米市や東京日本橋の水天宮を参詣する行事です。社伝によれば壇ノ浦の戦い後に創建され、水の神として農業・漁業・船舶業者から安産や子授けの神として篤く信仰されてきました。正月の賑わいの中で神事が行われ、参拝者は家族の健康や繁栄を祈願します。日本各地に分霊社があり、地域ごとに特色ある祭典やお守り授与が行われます。
日本 福岡県 久留米市 東京都 中央区 日本橋蛎殻町 安徳天皇 建礼門院 按察使局伊勢 壇ノ浦の戦い 筑後川 1190年