1904年

大阪朝日新聞に「天声人語」が登場。

1904年1月5日、大阪朝日新聞に「天声人語」が初掲載された。
1904年1月5日、大阪朝日新聞(現・朝日新聞)にて「天声人語」が初めて掲載された。 タイトルは論語の一節「天声人を以て語らしむ」に由来し、短いトピックス形式で時事問題を論じるスタイルが特徴である。 創刊当初から読みやすい文体と鋭い視点が読者の支持を受け、全国の新聞に影響を与えた。 戦中・戦後の検閲や表現規制の時代を経ても継続的に発行される数少ないコラムとして定着した。 現在も朝刊一面に掲載され、学生や一般読者の学習・討論の題材として広く活用されている。
1904年 大阪朝日新聞 天声人語
1925年

ネリー・ロスがワイオミング州知事に就任。初の女性州知事。

1925年1月5日、ネリー・ロスがワイオミング州知事に就任し、アメリカ初の女性州知事となりました。
アメリカ西部・ワイオミング州出身のネリー・テイラー・ロスは、州下院議員や女性参政権運動で活動した後、1924年の選挙で勝利。1925年1月5日に知事に就任し、初の女性州知事の地位を手にしました。ロスは教育改革や道路整備など多岐にわたる政策を推進し、女性の政治参加拡大に道を開きました。彼女の成功は全米の女性政治家に大きな勇気を与え、以降の女性の公職進出を後押ししました。
1925年 ネリー・ロス ワイオミング州
1956年

モナコ大公レーニエ3世と女優グレース・ケリーとの婚約が発表される。

モナコ大公レーニエ3世とハリウッド女優グレース・ケリーが婚約を発表した日。 王室と映画界を結んだ異色のロイヤルロマンスとして世界の注目を集めた。
1956年1月5日、モナコ大公レーニエ3世はオスカー女優グレース・ケリーとの婚約を正式に発表しました。 ケリーは前年の映画『逃亡者』などで高い評価を得ていた人気女優でした。 この婚約は王室の威厳とハリウッドの華やかさが融合した出来事として大きな話題に。 4月19日にはモナコ大聖堂で盛大な結婚式が行われ、多くの著名人が参列しました。 二人は幸福な王族夫妻として長年にわたり注目を集め、そのロマンスは伝説となっています。
1956年 モナコ レーニエ3世 グレース・ケリー
1964年

ローマ教皇パウロ6世とコンスタンディヌーポリ全地総主教アシナゴラス1世が会談。東西教会が分裂以来1000年ぶりに和解へ。

1964年1月5日、ローマ教皇パウロ6世と東方正教会総主教アシナゴラス1世が歴史的会談を行った日。
この会談は1054年の大シスマ以来、初めてのローマ教皇とコンスタンディヌーポリ総主教の直接対話でした。 分裂した東西教会の和解を目指す一歩として世界中の注目を集めました。 両者は教会間の相互理解と協力を強調し、共同宣言において異端の非難停止を確認しました。 宗教的な対話を通じて信徒間の距離を縮める意義が高く評価され、エキュメニカル運動の進展に寄与しました。 この歴史的瞬間は宗教史における和解の象徴として語り継がれています。
1964年 ローマ教皇 パウロ6世 コンスタンディヌーポリ全地総主教 アシナゴラス1世 分裂
1974年

職を失った東京山谷の労務者が台東区役所に押しかけて団交を行い、生活保護手当を獲得。

1974年1月5日、東京・山谷の労務者が台東区役所に団交を行い生活保護手当を獲得した日。
職を失い深刻な貧困状態にあった山谷の労務者たちは、生活保護を求めて台東区役所に向かいました。 押しかけ団交は当時としては異例の抗議行動で、メディアにも大きく報じられました。 区役所側は彼らの訴えを受け入れ、即日で生活保護手当の支給を決定しました。 この出来事は日雇い労働者の権利意識の高まりを象徴し、社会福祉制度の見直しを促しました。 以後、山谷地域では労働者運動や福祉活動が活発化していきます。
山谷 生活保護
1982年

韓国で独立以来34年ぶりに夜間外出禁止令が解除。

1982年1月5日、韓国政府は独立以来34年ぶりに夜間外出禁止令を解除。 市民の自由な生活が大きく広がりました。
韓国政府は1948年の独立時に非常事態宣言に伴う夜間外出禁止令を発出していました。 1982年1月5日、この長い規制が解除され、市民は夜間でも自由に外出できるようになりました。 解除は軍事政権下での治安緩和を示す重要な政策転換と位置付けられました。 社会活動や経済活動が夜間帯にも活発化し、都市のナイトライフが発展する契機となりました。 市民の人権回復や民主化運動への追い風ともなった歴史的な出来事です。
1982年 韓国 夜間外出禁止令
2007年

和歌山電鐵貴志駅の駅長に三毛猫の「たま」が就任。

2007年1月5日、三毛猫「たま」が和歌山電鐵貴志駅駅長に就任。 地域振興のユニークな試みとして話題に。
和歌山電鐵は利用者減少対策として駅長制度を導入し、貴志駅駅長に猫の「たま」を任命しました。 たまは三毛猫で、その愛らしい容姿と駅員バッジ姿が全国的な話題を呼びました。 就任後は駅を訪れるファンが増え、観光客誘致や地域活性化に大きく貢献しました。 「たま駅長」はメディアにもたびたび取り上げられ、地方自治体のユニークなPR施策として注目されました。 猫駅長の成功を受け、他の自治体でも動物を活用した観光振興のモデルケースとなりました。
和歌山電鐵貴志駅 三毛猫 たま