1955年

スクリーンの横縦比2.88:1のシネラマが東京の帝国劇場で初公演。

1955年1月5日、東京・帝国劇場で横縦比2.88:1のシネラマが日本初公演され、映画上映技術の新時代が幕を開けました。
シネラマは3台のカメラと3台のプロジェクターを用い、湾曲スクリーンに映写することで圧倒的な臨場感を生み出す大規模上映方式です。1955年1月5日、東京・帝国劇場で初めて日本の観客に披露され、その巨大スクリーンと立体的な映像体験は話題を呼びました。視野を覆う映写技術は従来の映画館を超える没入感を提供し、後のワイドスクリーン技術開発に大きな影響を与えました。文化としての映画鑑賞の幅を広げた画期的なイベントでした。
1955年 シネラマ 東京 帝国劇場
1972年

米大統領リチャード・ニクソンがスペースシャトル計画を進行させることを正式に決定。

1972年1月5日、ニクソン大統領がスペースシャトル計画の正式推進を決定した日。
リチャード・ニクソン米大統領はアポロ計画終了後の次世代宇宙船として、再使用型宇宙船の開発を承認しました。 スペースシャトル計画は打ち上げコスト低減と頻繁な宇宙飛行を目指すものでした。 NASAは設計・試験の段階から技術的課題に直面しましたが、持続可能な宇宙利用の礎となりました。 最終的にスペースシャトルは1981年に初飛行を成功させ、30年以上にわたり多目的宇宙輸送機として活躍しました。 この決定は宇宙開発の新たな時代を切り拓いた画期的な一歩とされています。
1972年 リチャード・ニクソン スペースシャトル
1980年

ヒューレット・パッカード社が同社初のパーソナルコンピュータを発表。

1980年1月5日、ヒューレット・パッカード社が初のパーソナルコンピュータを発表。 パソコン普及の転機となった製品です。
1980年にヒューレット・パッカード社が個人向けコンピュータ市場に本格参入するために開発された初のモデル。 発表された製品はビジネス向けながらも、個人でも利用できる設計が特徴でした。 それまで専門機器に限られていたコンピュータの大衆化を後押しした重要なマイルストーンです。 この発表を契機に、同社は技術力を活かして急速に市場シェアを拡大しました。 パーソナルコンピュータ市場の競争がさらに激化するきっかけとなった出来事です。
1980年 ヒューレット・パッカード パーソナルコンピュータ
2001年

Linux 2.4.0 リリース。

2001年1月5日、オープンソースOSカーネル「Linux 2.4.0」がリリース。 性能向上と新ハードウェア対応が強化されました。
Linux 2.4.0は2001年にコミュニティベースで開発されたオープンソースのOSカーネルです。 前バージョンと比べ、スケーラビリティやパフォーマンスが大幅に向上し、新たなハードウェアサポートが追加されました。 USB機器やIntel Pentium 4など最新CPUへの対応が強化され、企業や個人の多様な用途に利用が拡大しました。 このリリースは商用サーバー市場でもLinux導入を後押しし、オープンソースソフトウェアの普及に大きく寄与しました。 現在に至るまで世界中のサーバーや組み込み機器で利用され続ける基盤となったバージョンです。
2001年 Linux
2005年

準惑星エリスが発見される。

2005年1月5日、準惑星エリスが発見されました。 太陽系外縁天体の研究が進む契機となりました。
エリスはヘルメスに次ぐ太陽系外縁部の大型天体として発見されました。 発見により、太陽系の惑星の定義や数を見直す議論が活発化しました。 発見者はマイク・ブラウンらチームで、ハワイの観測施設を用いて撮影されました。 エリスは冥王星よりもやや大きいとされ、準惑星に分類される要因となりました。 この天体の研究は、惑星科学や太陽系形成理論の再構築に寄与しました。
2005年 準惑星 エリス