1914年

定員の5倍を乗せていた駿河湾汽船「愛鷹丸」が 西南の激しい風に倒され転覆沈没した。

1914年1月5日、駿河湾汽船「愛鷹丸」が定員の5倍の乗客を乗せたまま転覆・沈没した。
1914年1月5日、駿河湾汽船「愛鷹丸」は定員の5倍もの乗客を乗せて航行中、西南からの突風に煽られて転覆・沈没した。 過積載により船体の安定性が大きく損なわれ、甲板上の乗客は海中に投げ出されたという。 当時の沿岸警備や救助体制は未整備であったため、救命具や救援船の到着が遅れ、多数の犠牲者が出たと伝えられている。 この事故を契機に船舶の積載基準や沿岸警備体制の見直しが進められるようになった。 海難事故対策強化の必要性を広く認識させる事件として、運輸行政にも影響を与えた。
定員
1939年

福井県北西郷村(現、美浜町)村の沖合でブリ漁を行っていた伝馬船2隻が転覆。漁師55人が行方不明。

1939年1月5日、福井県北西郷村沖合で伝馬船2隻が転覆し、ブリ漁に従事していた漁師55人が行方不明となる遭難事故が発生しました。
この日、福井県北西郷村(現・美浜町)の漁師たちは冬季の荒れ海でブリ漁を行っていました。強風と高波の中、伝馬船2隻が転覆し、55人の漁師が海に投じられました。即時の救助活動が行われたものの、厳しい天候と冷たい海水の中で大半は発見されず、行方不明のままとなりました。この事故は北西郷村漁業に大きな打撃を与え、以後の漁業安全対策強化の契機となりました。
福井県 北西郷村 美浜町 ブリ 伝馬船
1940年

北海道大学山岳部部員が日高山系ペテガリ岳で雪崩に遭遇。8人が死亡。

1940年1月5日、北海道大学山岳部の部員が日高山系ペテガリ岳で雪崩に遭い、8人が死亡する遭難事故が発生しました。
北海道大学山岳部は冬山訓練の一環で日高山系に入山していましたが、ペテガリ岳付近で発生した雪崩により部員が巻き込まれました。雪崩は急斜面で発生し、8名が深雪の下に埋没。救助隊の捜索にも制限時間と厳しい気象条件が影響し、犠牲者の発見は遅れました。この悲劇は大学山岳部活動の安全対策見直しを促し、冬山技術や装備の改善につながりました。
1940年 北海道大学 ペテガリ岳 雪崩
1948年

名鉄瀬戸線脱線転覆事故が発生。39人が死亡、200人が負傷。

1948年1月5日、名鉄瀬戸線で列車が脱線転覆する大事故が発生し、39人が死亡、200人以上が負傷しました。
1948年1月5日早朝、名古屋市と瀬戸市を結ぶ名鉄瀬戸線の列車が急カーブ付近で脱線し、そのまま転覆しました。当時、車両や線路の老朽化、乗客の乗り過ぎなどが指摘され、安全管理に課題がありました。事故現場では救助活動が行われましたが、多くの犠牲者と重軽傷者を出しました。この事故は日本の戦後復興期における鉄道安全対策強化の契機となり、車両検査や速度制限の見直しが進められました。
1948年 名鉄瀬戸線脱線転覆事故
1963年

三八豪雪:秋田沖で猛烈に発達した低気圧により各地で被害。この日以降、日本海側が大雪となり連日鉄道が運休。

1963年1月5日、秋田沖で発達した低気圧により極度の大雪が日本海側を襲った日。
三八豪雪は1963年初頭に発生した豪雪災害で、特に1月5日からの寒波と低気圧の影響で記録的な積雪量を記録しました。 日本海側を中心に交通網が遮断され、鉄道や道路が相次いで運休・寸断されました。 住民の生活は深刻な打撃を受け、除雪作業や物資輸送に多くの時間と労力が費やされました。 秋田県や新潟県などで家屋倒壊や凍死者も報告され、復旧には数週間を要しました。 この災害は気象観測技術や防災対策の重要性を再認識させる契機ともなりました。
1963年 三八豪雪 低気圧
1969年

大型ばら積み貨物船「ぼりばあ丸」が千葉県野島崎沖で船体が二つに折れ、沈没。(ぼりばあ丸ショック)

1969年1月5日、ばら積み貨物船『ぼりばあ丸』が千葉・野島崎沖で船体が二つに折れて沈没した日。
『ぼりばあ丸』は大型のばら積み貨物船で、航海中に構造的な問題か海象条件により船体が折損しました。 船は前後に分断される形で急速に沈没し、周辺の船舶や沿岸住民に大きな衝撃を与えました。 この事故は『ぼりばあ丸ショック』として報道され、船舶安全規制や検査体制の強化が求められました。 当時の海運界に安全意識の見直しを促し、以後の船体設計や検査方法に影響を及ぼしました。 人命被害については記録が限られるものの、海難事故の危険性を改めて浮き彫りにしました。
1969年 ぼりばあ丸 千葉県 野島崎
1988年

六本木のディスコ「トゥーリア」で照明器具が落下し、3人が死亡、14人負傷。(六本木ディスコ照明落下事故)

1988年1月5日、六本木ディスコで大型照明が落下し、3人が死亡・14人が負傷。 安全管理の在り方が問われた事故です。
東京都港区六本木のディスコ「トゥーリア」で営業中に大型照明器具がステージ付近に落下しました。 この事故で3人が即死、14人が重軽傷を負い、現場は一時騒然となりました。 調査の結果、安全装置の不備や設置工事の不適切さが原因とされ、業界全体で安全基準の再検討が行われました。 事件を受けてクラブやイベント会場での設備点検が厳格化され、法的規制強化の端緒となりました。 市民の娯楽施設にも安全対策の重要性を改めて認識させた悲劇的な出来事です。
1988年 六本木 ディスコ トゥーリア 六本木ディスコ照明落下事故