1955年

スクリーンの横縦比2.88:1のシネラマが東京の帝国劇場で初公演。

1955年1月5日、東京・帝国劇場で横縦比2.88:1のシネラマが日本初公演され、映画上映技術の新時代が幕を開けました。
シネラマは3台のカメラと3台のプロジェクターを用い、湾曲スクリーンに映写することで圧倒的な臨場感を生み出す大規模上映方式です。1955年1月5日、東京・帝国劇場で初めて日本の観客に披露され、その巨大スクリーンと立体的な映像体験は話題を呼びました。視野を覆う映写技術は従来の映画館を超える没入感を提供し、後のワイドスクリーン技術開発に大きな影響を与えました。文化としての映画鑑賞の幅を広げた画期的なイベントでした。
1955年 シネラマ 東京 帝国劇場