01月04日

出来事 - 科学・技術

1903年

電流戦争：トーマス・エジソンの会社がサーカスの象トプシーを電気ショックにより処刑。

1903年1月4日、電流戦争の一環でトーマス・エジソン社が象トプシーを電気ショックで処刑しました。
電流戦争とは、交流（AC）と直流（DC）の優位性を巡る競争です。 エジソン率いる直流側は交流の危険性を強調するため、象のトプシー処刑を実施。 1903年1月4日、サーカスの象トプシーを高電圧交流で感電死させました。 この残虐なパフォーマンスは世論を二分し、宣伝戦の一幕として語り継がれます。 最終的に送電には交流が主流となりましたが、影響は大きく議論を呼びました。
1903年 電流戦争 トーマス・エジソン トプシー
1958年

前年に打ち上げられたソ連の人工衛星スプートニク1号が大気圏に再突入し消滅。

1958年1月4日、史上初の人工衛星スプートニク1号が大気圏に再突入し燃え尽きました。
スプートニク1号は1957年10月4日に打ち上げられ、世界初の人工衛星として人類の宇宙開発を切り開きました。軌道上では約3か月間にわたり地球を周回しながら科学データを地上に送信しました。その後、人工衛星としての機能を終了したスプートニク1号は、1958年1月4日に大気圏に再突入し、燃え尽きる形で消滅しました。これは宇宙機の寿命と制御に関する初期の教訓となり、後の衛星開発に貴重な知見を提供しました。この出来事は人工衛星の軌道寿命や大気圏再突入の研究に重要なデータをもたらしました。
1958年 前年 スプートニク1号
1959年

ソ連の月探査機「ルナ1号」が月近傍を通過した後、史上初の人工惑星となる。

1959年1月4日、ソ連の「ルナ1号」が月近傍を通過して史上初の人工惑星となりました。
ルナ1号は1959年1月2日に打ち上げられ、地球から月へ向かう最初の探査機として注目されました。1月4日には月近傍を無事に通過し、その後も太陽の周りを公転し続けたことで「人工惑星」と称されました。探査機は磁場や放射線帯の観測を行い、宇宙空間の科学データを初めて地球へ送信しました。これらの成果は月探査の基礎を築くとともに、後のルナ計画の発展に大きく寄与しました。ルナ1号の成功はソ連とアメリカの宇宙開発競争をさらに加速させました。
1959年 ルナ1号 人工惑星
2004年

NASAの火星探査機「スピリット」が火星表面に着陸。

火星探査車スピリットが火星の表面に着陸し、地質探査を開始。
NASAのMars Exploration Rover計画の一環として、スピリットは2003年6月10日に打ち上げられた。 2004年1月4日、火星ガールバレーに着陸し、想定以上の耐久性を発揮して活動を続けた。 搭載されたカメラや分光計を用いて地質サンプルを分析し、火星の水の痕跡を探査した。 着陸後も度重なる故障を克服し、当初の想定寿命を大幅に超えて7年以上稼働した。 スピリットの成果は後継機オポチュニティや将来の火星探査計画に大きな影響を与えた。
2004年 NASA 火星探査機 スピリット