01月04日の命日 - 科学者・研究者

1603年

オスティリオ・リッチ

(1540 - 1603)

数学者

16世紀イタリアの数学者。

1540年イタリアで生まれ、数学の研究と教育に従事した。数論や幾何学に関する著作を残し、当時の学術界に貢献した。天文学や測量の分野でも業績を挙げ、後の研究者に影響を与えた。 1603年1月4日に没した。

1603年オスティリオ・リッチイタリア語版 1540年

1752年

ガブリエル・クラメール

(1704 - 1752)

数学者

スイスの数学者。連立方程式の解法「クラメールの公式」で知られる。

1704年にスイスで生まれる。代数および幾何学の研究に従事し、連立一次方程式の解法として知られるクラメールの公式を発表した。微分積分学や確率論の研究にも業績を残し、後世の数学発展に寄与した。 1752年1月4日に没した。

1752年ガブリエル・クラメール 1704年

1761年

スティーヴン・ヘールズ

(1677 - 1761)

生理学者、化学者、植物学者、牧師

生理学者化学者植物学者牧師

イギリスの生理学者・化学者・植物学者・牧師。

1677年にイングランドで生まれる。植物の水分輸送や血圧測定に関する先駆的研究を行い、近代生理学の父と称される。ガスの研究や化学分析法の開発にも貢献し、複数の学術団体で活躍した。同時に牧師として教会活動に尽力した。 1761年1月4日に没した。

1761年スティーヴン・ヘールズ 1677年

1892年

志田林三郎

(1856 - 1892)

電気工学者、電気学会創設者

電気工学者電気学会創設者

日本の電気工学者。日本電気学会の創設者。

志田林三郎（1856–1892）は、日本の電気工学者。日本初の専門学会である電気学会（現・電子情報通信学会）の創設に尽力した。電気技術の普及と教育に貢献し、後の電力網整備の基盤を築いた。東京帝国大学（現・東京大学）などで教鞭をとり、多くの技術者を育成した。短い生涯ながら日本の近代化に重要な役割を果たした。

1892年志田林三郎電気学会 1856年

1903年

アレクサンドル・アクサコフ

(1832 - 1903)

作家、超常現象研究家

作家超常現象研究家

19世紀ロシアの作家であり、心霊現象の研究家。超常現象への学術的アプローチを先駆した人物。

1832年モスクワに生まれる。法学を学びながらも文学作品を執筆し、作家として名を馳せる。 1870年代に超常現象研究に傾倒し、ロシア心霊協会を設立。心霊主義やテレパシーなどの現象を学術的に検証し、著作を通じて普及に尽力。合理主義と精神世界の橋渡しを試み、多くの議論を呼び起こす。 1903年1月4日に永眠した。

1903年アレクサンドル・アクサコフ英語版 1832年

1912年

クラレンス・エドワード・ダットン

(1841 - 1912)

地質学者、軍人

地質学者軍人

南北戦争で活躍した軍人で、後に米国地質調査所の地質学者として著名。グランドキャニオン研究で知られる。

1841年ニューヨークに生まれる。ウエストポイント卒業後、南北戦争で少佐として従軍。戦後は米国地質調査所（USGS）に参加し、地質学に専念。グランドキャニオン地域の研究報告書で層序学理論を確立。プレートテクトニクス以前の地殻変動研究にも貢献。 1912年1月4日に逝去。

クラレンス・エドワード・ダットン 1841年

1925年

平瀬作五郎

(1856 - 1925)

植物学者

日本の植物学者。東洋植物の分類研究を通じて近代植物学の発展に貢献した。

長野県出身の植物学者で、主に日本産植物の分類学を研究。東京大学理学部で教鞭を取り、多くの博士号取得者を育成。『日本植物図譜』などの業績で知られ、寄生植物や薬用植物の研究にも取り組んだ。国内外の学会で活動し、日本植物学会の設立にも関与。晩年まで後進の指導と研究に情熱を注いだ。

1925年平瀬作五郎植物学者 1856年

1931年

沢村真

(1865 - 1931)

官僚、農学者

官僚農学者

日本の官僚・農学者。農政分野の研究と行政に携わった。

1931年沢村真 1865年

1944年

ジーン・タトロック

(1914 - 1944)

ライター、精神科医

ライター精神科医

アメリカの精神科医・作家。スタンフォード大学で医学を学び、臨床医として活躍。J・ロバート・オッペンハイマーとの関係でも知られる。

ジーン・タトロックは1914年にカリフォルニア州で生まれ、スタンフォード大学で医学を専攻した精神科医である。大学在学中から執筆活動を始め、雑誌にエッセイを寄稿した。卒業後はサンフランシスコの病院で臨床医として患者の治療に従事した。政治的にも活動的で、アメリカ共産党に関与していたことでも知られる。1944年、オッペンハイマーとの私的な関係の最中に自殺し、その生涯を閉じた。生前の研究と文学的な業績は、精神医学と文化史の交差点における重要な一端を担っている。

1944年ジーン・タトロック英語版 1914年

1956年

西村真琴

(1883 - 1956)

ロボット学者

日本の工学者・ロボット学の先駆者。東京帝国大学で教授を務め、世界初の国産ロボット「学天則」を開発。

西村真琴は1883年に新潟県で生まれ、東京帝国大学工科大学を卒業後、京都帝国大学助教授、のちに同教授となった。1928年に世界初の国産ロボット「学天則」を制作し、日本におけるロボット研究の基礎を築いた。研究は機械工学と自動制御の融合を目指し、後の産業ロボット発展に大きく寄与した。多くの弟子を育成し、学術団体の設立にも携わった。1956年1月4日に逝去するまで、教育者としても技術者としても高い評価を受けた。彼の功績は現在のロボット工学の礎とされている。

1956年西村真琴ロボット 1883年

1958年

成瀬無極

(1885 - 1958)

ドイツ文学者、翻訳家、京都帝国大学名誉教授

ドイツ文学者翻訳家京都帝国大学名誉教授

ドイツ文学研究者、京都帝国大学名誉教授。数々の翻訳でドイツ文学の普及に貢献。

成瀬無極は1885年に東京府で生まれ、東京大学文学部独逸文学科を卒業後、京都帝国大学で教鞭を執った。ゲーテやシラーなどの作品を日本語に翻訳し、その卓越した文学的センスで原典の魅力を伝えた。学術書や評論も手がけ、ドイツ文学研究の礎を築いた。戦後は教授職を退いた後も精力的に執筆・講演活動を継続し、多くの門弟を育成した。1958年1月4日に逝去し、没後も功績を称える会が開かれるなど評価は高い。

1958年成瀬無極京都帝国大学 1885年

1961年

エルヴィン・シュレーディンガー

(1887 - 1961)

物理学者

オーストリアの理論物理学者。波動力学の創始者でノーベル賞受賞者。

エルヴィン・シュレーディンガーは1887年にウィーンで生まれ、波動方程式を提唱して量子力学の発展に大きく貢献した。1933年にノーベル物理学賞を受賞し、『シュレーディンガーの猫』思考実験で量子論のパラドックスを広く知らしめた。生物物理学や一般相対性理論の研究にも取り組み、晩年はインドのドゥルバに設立した研究所で生命現象の物理学的解明を試みた。教育者としても優れ、多くの優秀な研究者を育成した。1961年1月4日に逝去し、その業績は現在も物理学の基礎を支えている。

1961年エルヴィン・シュレーディンガー物理学者 1887年