1818年

金星が木星面を通過する。惑星同士の通過・掩蔽は、これを最後に2065年11月22日までの247年間の長い空白期間に突入する。

1818年、金星が木星の前を通過する稀有な惑星間掩蔽が観測された。 次回は2065年まで247年間ないとされた。
1818年1月3日、金星が木星の前面を横切る惑星間掩蔽(おんぺい)が発生しました。 両惑星の公転軌道が偶然重なったこの現象は観測史上でも極めて稀でした。 当時の望遠鏡観測により、金星の暗いシルエットが木星ディスク上を動く様子が記録されました。 得られた観測データは惑星の軌道要素や大気環境の研究に利用され、天体力学の発展に寄与。 同じ掩蔽は2065年11月22日まで起こらないと予測され、長い空白期が続くとされました。
1818年 金星 木星 通過 掩蔽 2065年 11月22日
1888年

当時世界最大の望遠鏡であるリック天文台の屈折望遠鏡で最初の観測が行われる。

1888年、リック天文台の当時世界最大屈折望遠鏡で初の観測。 天文学研究に革新をもたらした。
1888年1月3日、カリフォルニア州サンタクララのリック天文台で直径91センチの屈折望遠鏡が初観測を実施。 この望遠鏡はジェームズ・リック枢機卿の遺贈基金により建設され、世界最大の規模を誇りました。 高精度のレンズと頑丈な架台により、月面クレーターや惑星の衛星などの詳細観測が可能となりました。 得られた観測結果は星雲や銀河の構造研究に寄与し、20世紀初頭の天文学発展を後押ししました。 リック天文台はその後も最先端の観測機器を導入し、世界的な研究拠点としての地位を確立しました。
1888年 リック天文台 屈折望遠鏡 最初の観測
1958年

エベレスト初登頂のエドモンド・ヒラリーが南極点に到達。

エドモンド・ヒラリーがエベレストに続き南極点に到達した。
1958年1月3日、ニュージーランド出身の探検家エドモンド・ヒラリー卿は米英共同の南極探検隊とともに南極点に到達しました。ヒラリーは1953年にエベレスト初登頂を果たした後、地球上の極地探検にも挑戦しました。彼の到達は過酷な氷雪環境での技術とチームワークの勝利として称賛されました。科学的調査や地理測量にも参加し、南極研究の基礎を築く成果を上げました。この功績は極地探検史における重要なマイルストーンとなりました。
エドモンド・ヒラリー 南極点
1999年

アメリカの火星探査機「マーズ・ポーラー・ランダー」が打ち上げ。

NASAの火星探査機「マーズ・ポーラー・ランダー」が火星探査を目的に打ち上げられた。
1999年1月3日、NASAはマーズ・ポーラー・ランダーをケープカナベラルからデルタIIロケットで打ち上げた。 探査機は火星の極域着陸と大気・地表環境の観測を目的としていた。 しかし9月に着陸直前で通信が途絶し、探査機は失われたとみなされた。 原因は着陸プロセスでのエアバッグ誤作動やソフトウェアの問題と推定されている。 この失敗は後続のミッション設計に活かされ、火星探査技術の改良につながった。
1999年 火星探査機 マーズ・ポーラー・ランダー
2019年

中国の月面探査機・嫦娥4号が月の裏側に着陸。

中国の月探査機『嫦娥4号』が世界初の月の裏側への着陸に成功した。
2019年1月3日、中国国家航天局の月探査機・嫦娥4号が月の裏側にあるアイトケン盆地に着陸した。 人類初の裏側着陸により、月地質や放射線環境の新たなデータが得られた。 着陸機とローバーの連携により、地表サンプルや低周波電波観測が行われた。 また、生物実験としてシカダニア(コオロギ科)の卵が搭載され、初の月面生命実験が試みられた。 このミッションは中国の宇宙開発能力の飛躍的進展を示すものとなった。
2019年 月面探査機 嫦娥4号