01月03日の命日 - 作家・文学者 | calendar.web-standard.org

承応2年11月15日

松永貞徳

(1571 - 1654)

俳諧師

近世俳諧を大成し、Teimon流を興して後の芭蕉に影響を与えた俳諧師。

松永貞徳（1571年 - 1654年）は、江戸時代初期の俳諧師。俳諧を独立した文学ジャンルとして確立し、Teimon流を創始した。代表作に『缶茶集』や『句合解』があり、定型俳諧の形式を整えた。多くの門人を育成し、日本各地に俳諧文化を普及させた。蕉門の先駆者と称され、松尾芭蕉をはじめとする後世の俳人に大きな影響を与えた。

1654年承応 11月15日松永貞徳俳諧師 1571年

1882年

ウィリアム・ハリソン・エインズワース

(1882 - 1882)

歴史小説家

19世紀イギリスの歴史小説家で、ゴシック要素を取り入れた冒険小説を多く手がけた。

ウィリアム・ハリソン・エインズワースは、ヴィクトリア朝時代に活躍した人気作家で、多数の歴史小説を執筆しました。代表作には『ルックウッド』や『ロンドン塔』、『ジャック・シェパード』などがあり、イラストレーターのジョージ・クルックシャンクとの共演でも知られます。チャールズ・ディケンズと交流がありつつも独自の作風を貫き、手に汗握るストーリー展開で読者を魅了しました。 1882年に没するまで、イギリス文学界に大きな影響を与え続けました。

1882年ウィリアム・ハリソン・エインズワース英語版 1882年

1911年

アレクサンドロス・パパディアマンティス

(1851 - 1911)

小説家、詩人

小説家詩人

近代ギリシャ文学を代表する作家で、地方の暮らしを詩的に描いた小説で知られる。

1851年にギリシャのスキアトス島で生まれたパパディアマンティスは、故郷の風景や人々の生活を丹念に描き出しました。アテネで教師を務めながら執筆活動を行い、短編や小説を多数発表。代表作には『殺人者』や『湿地の商人』などがあり、ギリシャ語の口語体を文学に取り入れた先駆者とされています。彼の作品は近代ギリシャ文学に大きな足跡を残し、今日も愛読されています。

1911年アレクサンドロス・パパディアマンティス英語版 1851年

1923年

ヤロスラフ・ハシェク

(1883 - 1923)

小説家

チェコの小説家で、『愉快な兵士シュヴェイク』の作者として知られる風刺文学の巨匠。

ヤロスラフ・ハシェクは1883年にボヘミア地方で生まれた。新聞記者や編集者としても活動し、辛辣な風刺とユーモアを駆使した作品を発表。代表作『愉快な兵士シュヴェイク』は第一次世界大戦を背景に、軍隊の虚構と人間味を描き出す。未完ながら世界中で翻訳され、多くの読者に愛読されている。 1923年、肺炎により40歳の若さで没したが、その独自の文体は後世に影響を与え続ける。

1923年ヤロスラフ・ハシェク小説家 1883年

1974年

園池公致

(1886 - 1974)

小説家

明治から昭和期に活躍した日本の小説家。

園池公致は1886年に生まれ、1910年代から作家活動を開始した。都市生活や人間心理をテーマにした小説を執筆し、近代日本文学に独自の視点をもたらした。文壇の一角として評価され、多くの読者を魅了した。1974年1月3日にその生涯を閉じた。

1974年園池公致 1886年

1980年

ジョイ・アダムソン

(1910 - 1980)

作家、芸術家

作家芸術家

オーストリア生まれの作家・画家。野生動物保護活動で知られ、『野生のエルザ』の作者。

1910年にオーストリアで生まれる。ケニアに移住し、野生動物保護に身を捧げる。ライオンのエルザを育てた実話を『Born Free（野生のエルザ）』で描写しベストセラーに。画家としても活動し、自然体の動物画を数多く残す。その生涯を通じて野生動物保護の重要性を訴え続け、1980年に逝去。

ジョイ・アダムソン 1910年

1981年

辻久一

(1914 - 1981)

映画評論家、脚本家

映画評論家脚本家

辻久一は日本の映画評論家・脚本家。戦後の映画文化発展に貢献しました。

1914年に生まれた辻久一は、映画批評と脚本執筆の両方で活躍した評論家です。東京大学在学中から映画に造詣を深め、戦後は雑誌や新聞で精力的に評論を発表しました。評論活動では作品の社会性や芸術性を鋭く分析し、映画制作へのフィードバックも行いました。また自身でも映画やテレビドラマの脚本を手がけ、多彩なジャンルで執筆を続けました。1981年に逝去するまで、後進の批評家や脚本家にも影響を与え続けました。

1914年

1982年

北村寿夫

(1895 - 1982)

脚本家、児童文学作家

脚本家児童文学作家

北村寿夫は脚本家・児童文学作家として活躍した人物。子ども向け作品や映像脚本で知られています。

1895年に生まれた北村寿夫は、脚本家として映画やテレビドラマの台本を多く手がけました。児童文学作家としても児童向けの物語を執筆し、子どもの豊かな想像力を育む作品を生み出しました。その作風は温かみと冒険心にあふれ、多くの読者に愛されました。映像と文章の両面でストーリーテリング能力を発揮し、エンターテインメントの幅を広げました。1982年にその生涯を閉じるまで、創作活動を通じて多くの人々に影響を与え続けました。

1982年北村寿夫脚本家児童文学作家 1895年

1988年

ローゼ・アウスレンダー

(1901 - 1988)

詩人

ローゼ・アウスレンダーはドイツ語圏の詩人。移民や帰属をテーマに詩作を行いました。

1901年にオーストリア＝ハンガリー帝国領チェルニウツ（現ウクライナ）で生まれたローゼ・アウスレンダーは、ドイツ語で詩作を行った詩人です。第一次世界大戦後からナチス政権時の亡命を経て、戦後にはアメリカへ移住しました。詩作では失意や孤独、故郷への思いが色濃く描かれ、繊細で叙情的な作風が特徴です。後期には言語と記憶を主題とした実験的な詩集を発表し、高く評価されました。1988年に没するまで、詩の可能性を追求し続けました。

1988年ローゼ・アウスレンダー詩人 1901年

1989年

才賀明

(1932 - 1989)

脚本家

才賀明は日本の脚本家。テレビドラマや映画で活躍しました。

1932年に生まれた才賀明は、昭和から平成期にかけて活動した脚本家です。テレビドラマの脚本を中心に執筆し、時代劇や現代劇など幅広いジャンルを手がけました。緻密な人物描写とテンポの良い会話が持ち味で、視聴者を惹きつけるシナリオを数多く生み出しました。また映画作品の脚本にも参加し、映像作品の質的向上に寄与しました。1989年に逝去するまで、後進の脚本家育成にも尽力しました。

1989年才賀明 1932年

1994年

フランク・ベルナップ・ロング

(1903 - 1994)

小説家

フランク・ベルナップ・ロングはアメリカの小説家。ホラー・SF作品で知られています。

1903年に生まれたフランク・ベルナップ・ロング（Frank Belknap Long）は、アメリカを代表するホラー・SF作家の一人です。H.P.ラヴクラフトらと親交を深め、クトゥルフ神話にも寄与しました。1930年代から短編や小説を多数発表し、異世界の怪奇と幻想を描く作品が高く評価されました。彼の作品は後のホラー文学にも大きな影響を与え、長寿の執筆活動で知られています。1994年にその生涯を閉じました。

1994年フランク・ベルナップ・ロング 1903年

2000年

山口勇子

(1916 - 2000)

作家

戦後の日本文学を代表する作家の一人で、小説や随筆で人間の内面を描いた。

1916年に生まれ、早稲田大学文学部で学ぶ。 1948年に作家デビューし、戦後社会の光と影を題材にした作品を発表。主な著作に短編集やエッセイ集があり、その繊細な筆致が高く評価される。文学賞の候補にもたびたび選出され、文壇で確固たる地位を築いた。 2000年に84歳で逝去し、現在も多くの読者に愛される。

山口勇子 1916年