01月03日の命日 | calendar.web-standard.org

236年

アンテルス

ローマ教皇

第19代ローマ教皇として、初期キリスト教会の殉教者記録の編纂に尽力した人物。

アンテルス（在位235年11月21日 - 236年1月3日）は、第19代ローマ教皇。カルタゴ出身と伝えられ、教会の殉教者名簿を編纂して記憶の保存に努めた。短い在位期間ながら地方教会との連絡強化と文書管理を推進し、初期教会の組織的整備に貢献した。彼の功績は殉教者崇敬の基盤を築いた点にある。

236年アンテルスローマ教皇

万寿4年12月4日

藤原道長

(966 - 1028)

平安時代の公卿、太政大臣

平安時代の公卿太政大臣

藤原北家の摂政・関白として平安時代の摂関政治を極め、朝廷を実質的に掌握した貴族。

藤原道長（966年 - 1028年）は、平安時代中期の公卿・太政大臣。995年に摂政に就任し、1017年に関白に昇進して権勢を極めた。娘を複数の天皇に嫁がせることで藤氏長者としての地位を確立し、廷臣政治を掌握した。国風文化の隆盛期を支え、『源氏物語』など宮廷文学の発展にも寄与した。和歌に秀で、その詠歌は後世まで伝承された。

1028年万寿 12月4日藤原道長平安時代公卿太政大臣 966年

万寿4年12月4日

藤原行成

(972 - 1028)

平安時代の公家、三蹟の1人

平安時代の公家三蹟の1人

三蹟の一人として優美な「かな」書を完成させた平安時代の書家。

藤原行成（972年 - 1027年）は、平安時代中期を代表する書家で、『三蹟』の一人に数えられる。その書風は雅やかで古典的な美しさを備え、勅撰和歌集や公文書の筆写にも広く用いられた。官位は参議にまで昇進し、後進への書学教育にも尽力。代表作には『倭漢朗詠集』などがあり、芸術性と実務性を併せ持つ書風は後世の手本となった。

藤原行成公家三蹟 972年

1241年

ヘルマン2世

(1222 - 1241)

テューリンゲン方伯

テューリンゲン方伯として領土統治と軍事遠征に従事した中世ドイツの貴族。

ヘルマン2世（1222年 - 1241年）は、テューリンゲン方伯（在位1227年 - 1241年）。父ヘルマン1世の後を継ぎ、領内の法整備や封臣統制に努めた。領土防衛のため複数の軍事遠征を指揮し、地方貴族との対立調整を行った。1241年の戦闘で負傷し、その年に没した。短い治世ながら方伯領の安定化と騎士団強化に貢献した。

1241年ヘルマン2世テューリンゲン方伯 1222年

1322年

フィリップ5世

(1293 - 1322)

フランス王

カペー朝フランス王として在位し、財政改革や相続法整備を推進した王。

フィリップ5世（1293年 - 1322年）は、カペー朝第4代フランス王（在位1316年 - 1322年）。兄ルイ10世の死去により即位し、パリ高等法院を整備して王権を強化した。財政再建を図る一方でサリカ法の確立により王位継承規則を明文化。フランドル地方の反乱鎮圧や教区制度改革にも着手した。1322年に病没し、王家に大きな転換をもたらした。

1322年フィリップ5世フランス王 1293年

1437年

キャサリン・オブ・ヴァロワ

(1401 - 1437)

イングランド王ヘンリー5世の妃

英仏百年戦争期にヘンリー5世王妃となり、チューダー朝の礎を築いた王妃。

キャサリン・オブ・ヴァロワ（1401年 - 1437年）は、フランス王シャルル6世の娘として生まれた。1420年のトロワ条約でイングランド王ヘンリー5世と結婚し、百年戦争の政治的均衡に影響を与えた。1422年の夫亡き後は息子ヘンリー6世の摂政を務めた。のちにオーエン・チューダーと再婚し、チューダー朝創始に繋がる一族を生んだ。晩年は度重なる出産と病に苦しみ、1437年に没した。

1437年キャサリン・オブ・ヴァロワイングランドヘンリー5世 1401年

1571年

ヨアヒム2世

(1505 - 1571)

ブランデンブルク選帝侯

宗教改革を導入してプロテスタント化を進めた16世紀の選帝侯。

ヨアヒム2世ヘクター（1505年 - 1571年）は、ブランデンブルク選帝侯（在位1535年 - 1571年）。1539年にルター派公認令を発布し、領国内で公式にプロテスタントを導入した。神聖ローマ皇帝カール5世との複雑な関係を維持しつつ行政改革と財政再建に努めた。宮廷には芸術家や学者を招き文化振興を図ったが、宗教対立と後継問題に悩まされることもあった。晩年まで領国の安定を保った。

1571年ヨアヒム2世ブランデンブルク選帝侯 1505年

1641年

エレミア・ホロックス

(1618 - 1641)

天文学者

金星の太陽面通過を史上初めて予測・観測したイングランドの天文学者。

エレミア・ホロックス（1618年 - 1641年）は、イングランドの天文学者。ケンブリッジ大学で学び、天体運動の研究に従事した。1639年に金星の太陽面通過を予測して観測に成功したことで知られる。月の動きや彗星の軌道研究にも取り組み、望遠鏡の改良にも貢献した。短い生涯ながら詳細な観測記録を残し、後の天文学発展に影響を与えた。

1641年エレミア・ホロックス天文学者 1618年

承応2年11月15日

松永貞徳

(1571 - 1654)

俳諧師

近世俳諧を大成し、Teimon流を興して後の芭蕉に影響を与えた俳諧師。

松永貞徳（1571年 - 1654年）は、江戸時代初期の俳諧師。俳諧を独立した文学ジャンルとして確立し、Teimon流を創始した。代表作に『缶茶集』や『句合解』があり、定型俳諧の形式を整えた。多くの門人を育成し、日本各地に俳諧文化を普及させた。蕉門の先駆者と称され、松尾芭蕉をはじめとする後世の俳人に大きな影響を与えた。

1654年承応 11月15日松永貞徳俳諧師 1571年

1692年

ルーラント・ローホマン

(1627 - 1692)

画家、彫刻家

画家彫刻家

17世紀に活躍した画家・彫刻家の一人で、絵画と立体作品の両面で制作した芸術家。

1692年ルーラント・ローホマン英語版 1627年

1699年

マッティア・プレーティ

(1613 - 1699)

画家

イタリア・カラブリア出身のバロック期の画家。聖ヨハネ共同大聖堂の天井画で知られる。

1613年にカルバーリで生まれたマッティア・プレーティは、『騎士カラブレーゼ』の異名を持つ画家。ローマで修業し、1653年からはマルタ島で騎士団に迎えられ、多数の宗教画や装飾画を制作。代表作の聖ヨハネ共同大聖堂の天井画は当時最高峰のバロック装飾と評される。その大胆な構図と劇的な光と影の表現は後続の画家に大きな影響を与えた。 1699年にマルタで没し、その作品は現在もヨーロッパ各地で鑑賞できる。

1699年マッティア・プレーティ 1613年

1705年

ルカ・ジョルダーノ

(1634 - 1705)

画家

ナポリを拠点に活躍したイタリアのバロック画家。『ルカ・ファ・プレスト（ルカは速く描く）』の異名を持つ。

1634年にナポリ生まれのルカ・ジョルダーノは、その驚異的な筆の速さから『ルカ・ファ・プレスト』と称された。若くしてローマやフィレンツェで学び、光と色彩に富んだ祭壇画や装飾画を制作。 1674年にはスペイン王室に招かれ、マドリードの王宮にも装飾画を残す。生涯で数千点を超える作品を手掛け、その華麗で優美な作風はバロック絵画の集大成とされる。 1705年にナポリで没し、後世の画家にも多大な影響を及ぼした。

1705年ルカ・ジョルダーノ 1634年