毎年1月2日、皇居において、天皇・皇后が国民から祝賀を受ける行事。天皇・皇后が他の皇族と共に、随時宮殿のベランダに現れ、直接国民から祝賀を受ける。皇居での新年一般参賀は、1948年(昭和23年)1月1日から始まった。当時は、正午から午後4時までの間、参賀者が正門から入門し、正門内鉄橋付近に設けられた記帳所で記帳の上、坂下門から退出していた。1951年(昭和26年)には、庁舎中央玄関上のバルコニーにおいて、昭和天皇・香淳皇后が参賀者の前に初めて現れた。1月2日から実施されるようになったのは、1953年(昭和28)年からで、1969年(昭和44年)から現在の宮殿で行われるようなった。

皇居の宮殿ベランダで天皇・皇后が国民の祝賀を直接受ける伝統的な新年行事です。毎年1月2日に実施され、多くの参賀者が新春の祝賀を行います。
新年一般参賀は1948年に始まり、当初は1月1日のみ開催されていました。1951年に昭和天皇・香淳皇后がバルコニーに初めて登場し、参賀者を間近に迎えました。1953年からは1月2日にも開催され、以降、現在まで両日にわたって行われています。1969年以降は現行の宮殿前ベランダでの実施が定着し、天皇・皇后は随時ベランダに現れて祝賀を受けます。参加者は正門から入場し、参賀記帳所で名簿に記帳後、坂下門から退出します。新春の皇室行事として日本全国から多くの人々が訪れ、祝福の空気に包まれます。近年ではテレビ中継やオンラインでの配信も行われ、国内外から注目を集めています。
1948年 1951年 昭和天皇 香淳皇后 1953年 1969年